前回、前々回と、「潜在意識は否定語を理解しない」ということを少し書きましたが今回はその続きです。
「○○しなさい!」
っていうのは表層の意識も潜在意識も一致して、嫌なら嫌って言えるんですが、
「○○するな!」
っていうのは、表層意識ではやらない!って思ってても、潜在意識ではやれ!って受け取っちゃう。
そして、潜在意識と表層意識が喧嘩したら潜在意識が勝っちゃうんです。
もう少し細かく書くと、
表層意識は大脳新皮質の働きですが、
その下には大脳辺縁系という哺乳類の脳(感情の脳)があり、
その下には脳幹という爬虫類の脳(情動と本能の脳)があるんですが、
この辺縁系と脳幹は本能的な働きをしていて表層意識に非常に大きく影響をあたえるわけで、この部分は否定語は理解出来ないということです。
だから、ついついダメだダメだっていうことに限ってやり続けちゃう。
どんなに意識レベルで頑張っても、潜在意識レベルでやる!って決めちゃってるから逆らえないんですね。
だから、
「こんなに頑張ってやめようと思ってるのに辞めれない!」
「なんて自分はダメなやつなんだ!」
な~んて思っちゃう人が出ちゃったり。
そんなことも起きちゃう。
しかも、それを更に頑張ってやろうとしちゃうから、その潜在意識レベルの「○○しなさい!」という命令は更に強化され続けちゃう。
やめようと思えば思うほど、無意識レベルでやっちゃう。
これって難しいんですよね~。
「○○しちゃダメ!」
っていうのは実は否定の命令になっちゃってるんですね。
否定の命令っていうのは実は・・・、
潜在意識は否定を理解しないから命令してるのと一緒なんです。
「○○しなさい!」
っていう命令をしているのと一緒なんですね。
自分に対しても人に対しても。
ちょっと頭の片隅にでもこのようなことを入れておくと、自分に対しても人に対してもちょっと言葉を掛ける時に役に立つことがあるかも知れませんよ!