こんにちは!
GP法のTenです。

今日は、「共感脳と論理脳は両立できない」というテーマで、話をしていきたいと思います。

整体とかをしている人、まあ、整体だけじゃなくて、どんな仕事でもそうなんですが、

特に客商売をしてる人って、すごくフレンドリーで誰ともすぐに仲良くなって、誰からも好かれる、そんな人もいれば、

きっちりしてて、技術もすごくあって、すごく論理的にものを考える人もいますよね。

これって、実は、脳の活性化している部分が違うってことが分かっていて、

脳には、人の気持を推し量ったりとか、共感したりとかっていう、社会的な思考をする時に活性化する部分、共感脳と、

物事を筋道立てて考えたり、ロジック的な物の考え方をする時に活性化する、論理脳があるんです。

そして、この2つの脳の場所って、どっちかが活性化すると、どっちかが抑制されるっていう、シーソーみたいな関係になってるっていうんですね。

だから、論理的な思考をしてる時には、相手の気持を考えることって出来ないし、

相手の気持を考えてる時には、論理的に筋道立てて考えることって出来ないんです。

今日は、そんな、論理脳と共感脳についての話をしてみたいと思います

脳は、良く、大雑把に三層構造をしていて、
脳幹部と、大脳辺縁系と、大脳新皮質ってありますが、

この大脳新皮質、脳の外側の、思考とかをする時の脳の部分ですね、

ここには、前の方に、前頭前野っていうのがあります。

この前頭前野は、外側前頭前野と、内側前頭前野っていうのに分かれるんですが、

主に外側前頭前野っていうところは、分析的な思考をする時に活性化する場所で、
内側前頭前野っていうところは、共感とか、人間関係とか、そういう社会的な思考をする時に活性化する場所なんですね。

この脳の2つの部分がどんな時に活性化するのかっていうのを調べるために、
アメリカのケース・ウェスタン・リザーブ大学ってとこで、学生を集めてこんな実験をしたんです。

学生に、
相手の気持を考えるような文章とか映像とかを見させて、その時の脳の血流量を測定したのと、

物理学とかの問題を解くような文章とか映像をみさせて、その時の脳の血流量を調べて、

脳のどの部分が活性化して、どの部分が抑制されているかっていうのを調べたんですね。

そうすると、面白いことが分かって、

物理学の問題を解くような映像をみた時には、外側前頭前野が活性化したんですが、
その時に、逆に、内側前頭前野の働きは低下して、

逆に、相手の気持を考えるような映像を見せた時には、内側前頭前野が活性化したんですが、
その時には、やっぱり逆に、外側前頭前野の働きが低下したんですね。

そして、この実験で、
外側前頭前野が活性化すると、内側前頭前野は抑制されて、
逆に、内側前頭前野が活性化すると、外側前頭前野は抑制されるっていう関係があるってことが分かったんですね。

だから、人に寄り添ったりとか、相手の気持を推し量ったりとか、そういう人に共感するような、社会的な思考をしていると、

脳の分析的な思考をする部分の働きが抑制されちゃって、論理的に物を考えることができなくなっちゃうし、

逆に、論理的に物を考えてる時には、相手の気持を推し量ったりとか、そういう共感することってできなくなっちゃうんですね。

だから、普段はものすごく理性的で、物事をピシッと筋道立てて考えるような人が、
なにかの拍子に、詐欺にあって大金を騙し取られちゃうとか、

お年寄りが、変な詐欺に引っかかっちゃうのって、この共感脳を刺激されて、活性化しちゃうと、
論理脳の働きが低下して、計算できなくなっちゃうからなんですね。

なんであんなのに引っかかっちゃうんだろう?なんて、人の時には思ってるのに、自分がなんでそんなのに引っかかっちゃうのなんて話はよく聞きますが、

そういうことだったんですね。

これ、ちょっと怖いので悪用はしないでほしいんですが、

ホントに、脳の仕組みとしてそうなってるってことなんですね。

だから、整体師とかでも、ものすごく技術もあって、すごく理論的で、話を聞くとメチャメチャ納得するんだけど、共感力が弱くて、
だからそこそこ流行ってるけど、お客さんは男ばっかりみたいな整体師もいれば、

ものすごく共感力があって、相手の気持にすごく寄り添ってくれて、
一緒にいるだけで安心感が得られて、
なんだか、施術の技術じゃなくて、その共感力でいろんな症状も良くなっちゃう、そして、口コミもすぐ起きてすごく繁盛してるよねみたいな人もいれば

って感じかな?

そして、大抵の人は、論理脳と共感脳のどっちかを使うのが得意で、

得意だから得意な方ばっかり使ってると、さらにそっちの能力が発達してみたいになるんですね。

でも、ほんとにすごい人って、この両方を上手く使ってるんですよね。

同時に共感脳と論理脳を使えないってことは、

その切替が早いってことだと思うんですが、

そういうふうに、脳の働きって、同時に共感脳と論理脳を使うことは出来ないんだよって事をしって、

必要な時には、意識的に切り替える、っていうか、両方を一変にしようとしないってことをするようにしたら、段々と、そういう脳の使い方って出来てくると思うんですよね。

僕は元々理系だし、整体を始める前は技術屋さんだったので、どちらかというと、筋道立てて考えたり、仕組みを作ったりするのが得意で、

むしろ共感脳って長いこと使ってこなかったので、
そのことにコンプレックスを感じてたこともあるんですが、
こういう脳の仕組みだからしょうがないんだって事をしって、
さらに、例えばカウンセリングの勉強してみたりとか、
NLPをやったりとかって感じで意識的に鍛えるってことをしてきたんですね。

こういうのって訓練だと思うので、そういうのがあるんだよって知って、普段から頭の片隅に入れておくだけでも、段々と出来てくると思うので、

これは、整体をする人だけじゃなくて、客商売をしてる人だったらどんな人でも、こういうのを意識するってことをすると良いんじゃないかなと思います。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。