最近、ある所で以前クラニオを受けてましたって人がうちに流れてくることが多いんですが・・・、
そこの話を聞けば聞くほどちょっとどうなのかな~って思う今日この頃。
色んな意味でダメダメなんだよね。
まあね、僕だってまだまだ未熟だから偉そうなことは言えないのかも知れないけど、
とても相手のことを考えてやってるとは思えないって感じがしちゃうんですよね。
確かにクラニオの中には普通の人からしたらあまり理解しにくいような理屈もあるし、そういうことを自分が理解して深めていくってことは大事なことなんでしょうが、それを理解する必要のない人に、しかも誤解を与えるような説明したりとかって必要なことなのかな~。
自己満足の押しつけって良くないし、それによって受けた人に変な勘違いや迷いが生じちゃったらかえってそれがトラウマになって良くならないって事だってあるんだよね。
何を目的にしてるのかってのがないとね~。
それに、クラニオだって結構難しいものなんですよ。
以前は一般に教えられてるようなものは危険の無いものが多くて、別に適当にやってもそれなりの効果も出て失敗しても何も起きないって程度のものが多かったですが、
最近は色々と細かな情報が入って来たおかげで中には使い方をあやまったら結構危険なテクニックだってありますし。
そういうことをわかって使ってんのかなぁと・・・。
まあ、オステを独学でマスターしました~みたいなアホなことをいってるおかしな人もいるみたいですがそもそもそんなん無理ですし、クラニオだって一緒でちょろっと習っただけでってのは厳しいと思うんです。
Tenだってまだまだ未熟、いくら勉強したってしたりないくらいですよ。
でもね、そんなTenですら年間150万以上はセミナーに費やして常に勉強してるんですよ。(つってもオステやクラニオだけじゃないけどね。)
それでも全然足りない。
やればやるほど先が見えて来ていつまでたっても到達できない、
そんな奥深い世界なんですよね。
それを独学で、とかちょろっと簡単なセミナーを受けただけでってのはちょっとどうかと・・・。
まあ、Tenだって最初はそんな感じで、初めてオステやクラニオを知った時はびっくり仰天で大喜びして得意になってやってた時期もあったんですけどね。
(幸いなことに開業前だったので友達や知人や家族が相手でしたが・・。(^_^;))
でもすぐにセミナー等で出会うすごい先生方を見てそんな簡単なもんじゃないって思い知らされたもんです。
入口としてはそういうものであっても良いと思いますし、そういう所が無いと入っていけないと思いますが、でもね~。
ちなみに元々オステオパシーの中のテクニックの一つであったクラニオの技術が一般に教えられるようになった切っ掛けって僕の知る限りでは、
子供などにはクラニオを受けることが非常に助けになるということが分かってるのにそれが出来る人があまりにも少ないって理由から、家庭のお母さんや学校の養護教諭の先生とかにも出来るようにと簡単で危険のないテクニックをまとめて教えだしたのがスタートらしく、
それでもかなりのものは良くなるし、それで対応出来ないものをオステオパスに送ってさらに深い施術を受けてもらってという感じだったみたいですね。
そこからドンドンと広まって、色々と集合離散を繰り返して様々なクラニオの会派のようなものが出来ていったって感じみたいです。
5gタッチってよく言われますが、このような弱い圧に限定して教えるのってどうやらこのような危険の少ないテクニックを一般に教えるために教え方として工夫されたものってのがあるみたいです。
Tenも基本的にほとんど弱い圧でやりますが、必要に応じて色んな圧を使うってのが本来みたいです。(ちょっとこういう書き方すると誤解を生みそうでもありますが・・(^_^;))