テンセグリティって聞いたことありますか?

実は僕は、不勉強で最近まで知らなかったんですが、これってなにげに流行ってるみたいですね。

あの古武術研究家で最近無駄に有名になってる甲野善紀さんも日記に去年辺りからさかんに書いてましたね。

(たまたま検索して上位にあったので読みましたが、最初の頃はかなり意味を勘違いされてたみたいで・・・(^_^;)、まぁ、どうでも良い話ですが。)

という事で、割り箸と輪ゴムで簡単なテンセグリティの模型を作っちゃいました。

6776f2a3.jpgテンセグリティーっていうのは、そもそも張力(tension)と統合(integrate)をあわせた造語らしいです。

つまり、張力がかかることによって、構造体に力の釣り合いが生じ、それによって安定するというような物の事をいうらしいです。

この写真を見ると、三本の割り箸が輪ゴムでつながれていますが、割り箸同士は接触していないわけです。

でも、この割り箸が安定して同じ場所にあるという事は、それぞれをつなげている輪ゴムがそれぞれ均等に張力を張り合って安定した状態を保っているという事ですね。

実は、人間の身体も同じようにテンセグリティ構造によって成り立っていると言う様に考えると、いろんな事が理解しやすくなります。

今までも何度も同じようなことを書いてますが、人間の身体というのは、骨が積み重なって出来た構造物ではなく、骨格という硬い骨組みを、軟組織である筋肉や結合組織が縦横無尽に引っ張り合うことによって成り立っているという事なんですね。

この写真では一番単純な3本の割り箸を輪ゴムでつないだだけの物ですが、この1本の輪ゴムを引っ張って見ると、全ての割り箸はそれぞれ相互に違う方向に動き出します。

この様に、人間の身体も、ほんの一部の結合組織の機能障害によって、身体全てに影響を及ぼしてしまうという事です。

分かってる人にとっては当たり前の事ですが、これを説明するのは今まで難しかったんです。

だけど、この様なモデルを使って説明するとわかりやすいのかな?と思って、作ってみました。

テンセグリティーその二
テンセグリティーその三