することをやめるって事について先日書きましたが、

これって実は分かってみると単純な話なんですが、ちょっと難しいんですよね。

もしかしたら僕がアホなので最初なかなか理解できなかったのかもしれませんが・・・、(^_^;)

僕がその昔これを最初に知ったのは、アレクサンダーテクニックでした。

興味のある方は今では沢山本も出てますし、プラクティショナーの先生もかなり増えてきたので勉強してみると良いと思いますが、

インヒビション(抑制)って概念を結構重視するんです。

当時は近くに先生もおらずもっぱら本を読んで工夫するだけでしたが、なかなか意味がわかんなかったんですよね~。

最初はなんのこっちゃ?って感じでした。

ですが、自分の中で色々と工夫して、

そうそう、そんな時にフェルデンクライスを学びに行ったりもしてましたが、そんな中である時、ふと、

あ!そうか!そういうことか!

って気がついたんですね~。

で、一旦分かっちゃうと、

なんでこんな簡単なことが分かんないの?

みたいになっちゃう。

面白いもんですね。(^_^;)

一つ重要だと思う要素が、ちょっと難しいですが、

「自分でしていることにすら気がつくことが出来てないと言うことに気がついていない」

ってことかな?

意外に人の感覚っていい加減で、やってると思ってることと、実際にやってることの間にはかなり大きな開きがありますが、普通の人はそんな事知りません。

やってるってことにすら気がついてないのに、それをやめろと言われてもなんのこっちゃ?って話ですもんね。

だから、それをまず知るってところから入ると分かりやすいのかな~?って思って最近は工夫してますが、それでもなかなか難しいもんなんですよね~。

僕も含めて多くの人は、「自分の体のことは自分がよく分かってる」なんていう間違った考えに支配されてたりして、それも結構強固に支配されてるので、それに気づかせようという行為って、最初は拒否反応を示す、あるいは無視する、あるいは見えないふりをするって事が非常に多いんです。

人は誰でも、自分が見たいように見て、動きたい様に動いて、理解したいように理解するもんですから。

武術なんかを教えててもよくあります。

まあ、きっと僕もそうなんだろうな~とは思いつつ、結局自分がやりたいようにしかやらないんだなと、半ばあきらめにも似た気持ちでやってることも多かったりします。

ブルースリーじゃありませんが、(^_^;)

まずは考えることじゃ無く、感じることから始めないといけないんですね。

身体感覚を感じるということから始めて、だんだん微細なところまで感じる訓練をしていくと、だんだん分かってくるんだと思います。

カラダが硬すぎると、この感じるって事そのものにノイズが入りまくって難しいんですけどね~。

で、この感じる事を通して気づきを得て、今まで生きてきた中で沢山カラダに着込んできた緊張という鎧を一枚ずつ脱いでいくって感じなのかな?

そうしてだんだんと、赤ちゃんの頃のようなムダのない楽な姿勢や動きを取り戻していくことが出来たら良いなと思います。