前回まで、油について色々書いてきましたが、じゃあどんな油を利用したら良いの?
そう思われた方も多いと思いますから、今回はどんな油が安全なのか?という事をテーマにしたいと思います。
ただし、これらの油は熱に弱い上に酸化しやすい不安定な油なので加熱調理には向いていません。
(保存にも注意が必要で、光の入らない遮光性のビンなどに入れて冷蔵庫等で保存をオススメします。)
利用法としては、ドレッシング等に使うか、あるいは直接飲むなどの方法で摂取した方が良いです。
お刺身のマグロなどにエゴマ油を少しかけて食べるとトロの様な味になるので非常に美味しいという話もありますので、色んなものにかけて試してみるのも良いかも知れませんね。
(トロの油はオメガ3系なので非常に似たものになるというのも納得です。(^^))
しかし、オメガ3系の油は加熱調理には向いていませんので通常料理に使うには違うものが必要です。
では、加熱調理にはどんなものが良いか?と言うと、
一番はオメガ9を多く含んだオリーブオイル、
出来ればトランス脂肪酸を含まない低温圧搾のエキストラバージンオイルが良いです。
(それ以外にはトランス脂肪酸が含まれている可能性があります。)
※最近では、スーパーで売られている輸入の安いエキストラヴァージンオイルはほぼすべてが混ぜ物が入ってるニセモノという事がわかって、しかも放置されているので、国産か輸入でもネットで本当に信頼できるものを探さないと安心して変えないので注意が必要です。)
→「オリーブオイルの「エキストラバージン」は「偽物」ばかり スーパー陳列の8~9割は国際規格に合っていない」
ココを参考にして買うと良いかもしれません。
→「OLIVE JAPAN 2014 国際エキストラバージンオリーブオイルコンテスト各賞受賞者発表」
オリーブオイルは地中海沿岸などでは5千年以上使われ続けてきた歴史のある油ですし、人体に対する安全が十分に確認されているので安心して使って良い油です。
でもオリーブオイルは高い!って方には次に良いのはキャノーラ油(なたね油)です。
ただし、キャノーラ油とあっても精製の過程でトランス脂肪酸が混ざっているものもありますので成分表示をしっかり見て安全なものを買う必要があります。(圧搾法で作られた物が良いです。)
オメガ9系の油は善玉コレステロールを下げずに悪玉コレステロールだけを下げる働きがあり、心臓病や胃潰瘍、十二指腸潰瘍を予防したり、肝臓やすい臓、腸などの機能を高 めて便秘解消にも役立つといわれています。