こんにちは!
GP法のTenです。
最近、昔買った色んな本の整理をしてるんですが、
面白そうな本が出てくると、ついつい見ちゃってなかなか進まないんですね。
でも、そういう本の中で、ああ、そういえばこんなのあったなってのがいっぱい出てきたんですが、
そんな本の中から、治療家の人だったら面白いだろうなっていうのとか、役に立つだろうなっていうのをこれから色々と紹介してみたいと思います。
今回は、この本
「斯界(しかい)権威十五大家 霊療術聖典」
っていう本から紹介しようと思います。
この本、メチャメチャ面白くて、
最近調べてないのでわからないですが、以前は国会図書館のデジタルコレクションでも見れたので、
買わなくても読めたんですが、
やっぱり実物の本で欲しいなって思って随分前に買ったものなんですね。
これ、何が面白いかっていうと、当時の色んな霊術家、15人がどんな事をやってるかってのが結構詳細に書かれてるんですよ。
最近だと、なんとかサミットとか言って、ネットで、色んな先生を呼んできて、
その人達が、ミニセミナーをやって、
もっと詳しく知りたい方は、本セミナーはこちらです
みたいなのが流行ってますが、
昭和のはじめに、今の結構最先端のやり方に近いことを本でやってるんですね。
当時の霊術界ってすごかったんだろうなっていうのが、そんなところからもわかりますが、
ちょっと霊術に興味がある人なら名前を知ってるような人がいっぱい載ってて、
例えば、
霊学講座で有名な松本道別とか、
ちなみに霊学講座ってこんな本があって、
これ、僕がかつて、大学生の頃にある人からもらったものですが、
これも面白いので、また機会があれば紹介したいと思いますが、
あとは、太霊道の田中守平とか、
洗心流霊気療法の松原皎月とか、
臼井霊気から別れた富田流手あて療法の富田魁二(かいじ)とか、
あとは、野口整体の野口晴哉は、まだ野口整体を名乗る前どころか、その前の療術師会のさらにその前、
野口法って言って活動してた時代のことが書かれてるんですね。
野口晴哉って、整体って言われてますが、元々は霊術とか精神療法の人だったんですが、その時代のことが書かれてるって意味でもすごい貴重ですよね。
今日は、
野口整体で、邪気払いとか、邪気の吐出とかって言われてる方法があるんですが、
そのルーツになるであろう方法がこの本に載ってて、
それは、野口晴哉の師匠でもあった、松本道別のところで紹介されている、
邪気呼出法っていう方法を紹介してみたいと思います
今日はもしかしたら、野口整体の邪気の吐出法、邪気払いの元ネタってもしかしてこれなのかな?
っていう、人体放射能療法の、
邪気呼出法を紹介しますね。
ちなみに、野口整体の邪気払いの方法については過去にやってるので、興味のある人はそちらも合わせて見てくださいね。
さて、邪気呼出法ですが、
これは正式には、深息法、深い息の方法って書いて、深息法っていう方法の中の一つで、
深息法は3つのステップになってて、
まず、第1ステップが、調身法っていって、カラダを整える方法ですね。
そして、第2ステップが、邪気呼出法で、
第3ステップが、生気吸入法です。
そして、これは、出来れば日の出に合わせてやるのが良くて、
日の出の時間じゃない場合は、朝の8時までにすると良いって言ってますね。
やり方ですが、
まずは、準備として、第1ステップの、調身法ですね。
これは、西向きに、太陽を背に向けて正座をして、
足の親指は軽く重ねて、ヒザを少し開いて、
左右の5本の指を組み合わせて、またの上に置きます。
そして、肩を少し動かして、一番安定したところに落ち着ける、
ここまでが、調身法です。
正座がツラい人はアグラでも良いって書かれてますね。
そして、第2ステップの邪気呼出法、
これは、この正座のままで、
まずは、口をすぼめて、細く長く息を吐きながら、
吐くのに連れて、みぞおちをくぼめながら、
カラダを前に倒して、
息を吐ききるまで吐いちゃいます。
吐き終わったら、今度は鼻から少しずつ息を吸いながら戻ります。
戻ったら、また、口をすぼめて、同じように少しずつ息を吐きながら、
前にカラダを倒していきます。
これを5回繰り返すのが、邪気の呼出法です。
邪気払いを知ってる人はこれを見ると、かなり似てるなって思うと思います。
まあ、そもそも野口晴哉は松本道別の弟子ですからね。
この松本道別の方法から引っ張ってきたっていうのが分かると思います。
野口整体だと、回数じゃなくて、あくびが出るまでって言うことが多いので、
みぞおちの緊張感の強い人だと、いつまでたってもあくびでないので、いつまでやんのって思う人もいると思いますが、
これは、5回で1セットなので、気長に気楽に出来て良い気がしますね。
まあ、初心者や時間がある人はもっとやってねって書いてあるので、あくまで目安だと思いますが、
まずは5回から初めて見るのも良いと思います。
そして、3ステップ目は生気吸入法ですが、
これは、ちょっと長くなったので、次回解説したいと思いますので、
楽しみにしててくださいね。
詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。
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