こんにちは!
GP法のTenです。
今日は、「トラウマは遺伝する」というテーマで、話をしていきたいと思います。
僕が普段整体の施術で使ってる、GP法では、メンタルの調整もするんですが、
その中で最近は先祖から受け継いだトラウマとかブロックとかのリリースっていうのも最近しているんですが、
先祖のトラウマなんて話をすると、すごく怪しい感じがしますよね?
なんか、スピリチュアルな話なの?なんて思うかもしれませんが、
実は、このトラウマが遺伝するって話は世界中で結構真面目に研究されていて、
どうやらホントにあるみたいだっていうのが、科学的にもわかってきてるみたいなんですね。
なので今日は、そんな、トラウマが遺伝するっていう研究を紹介してみたいと思います
調べてみると結構こういう研究ってされているみたいで、
例えば、日本の理化学研究所では、
ショウジョウバエを使った研究があるんですが、
そういうのかって言うと、
ショウジョウバエの親だけに熱ショックストレスを与えると、
その子供にも、その影響が遺伝するっていうんですね。
そして、親だけに熱ショックストレスを与えて、その子供に与えなかった場合は、孫にはその影響は出ないけど、
2世代に渡って同じストレスを与えると、その子供だけでなく孫にまでその影響が遺伝するっていうことがわかったっていう研究なんですね。
これが多分こういう研究のスタートなのかな?
この研究の2011年に出てる当時のプレスリリースを見ると、
「ストレスが影響する非メンデル遺伝学のメカニズムを世界で初めて発見」
なんて書かれてるので、もしかしたらこの辺りからこのストレスとかトラウマの遺伝の研究が始まったのかもですね。
マウスを使った実験もあって、イギリスのニューロサイエンスに掲載された論文では、
マウスの足に電気ショックを与えることで、特定の匂い、ここでは桜の花のような匂いを恐れるように訓練したマウスを作って、
その子孫がその匂いにどんな反応をするのかっていう実験をしたんですね、
すると、このマウスの子供は、その匂いに強い反応を示すのに、
他の匂いには反応しなかったっていうんですね。
そして、その子供のマウスの匂いに反応する部分の遺伝子を調べると、DNA配列には変化がなかったけど、遺伝子にはエピジェネティクス的な痕跡があったっていうんですね。
さらに、このストレスの遺伝は、
つまり、母親にトラウマを作って、その子供で実験した場合も、
父親にトラウマを作って、その精子をつかって人工授精させて産ませた子供のマウスで実験しても、同じように反応したっていうんですね。
そして、エピジェネティックが遺伝するってことは、子供だけじゃなく、さらに先の子孫にまでその影響が出る可能性があるっていうんですね。
同様の研究はアメリカのミシガン大学でもされていて、
マウスにペパーミントの匂いを嗅がせて、電気ショックを与えることで、ペパーミントの匂いを怖がるようにしたマウスを作って、
その子供にペパーミントの匂いを嗅がせると、やっぱり同じように恐怖の反応をするんですね。
ここで、恐怖の反応を条件づけたマウスの卵子を取り出して、
条件づけしていない他のマウスを代理母にして子供を産ませても、
やっぱり子供はペパーミントの匂いで恐怖反応を示したんですね。
そしてこの子供のマウスの脳を調べると、匂いを嗅がせると、扁桃体が活性化しているのが確認されたんです。
扁桃体っていうと、
感情を処理する部分でもあるんですが、
特に、ストレス反応だったり、恐怖の反応だったり、
感情的な記憶の形成に深く関わっていて、
さらには、闘争逃走反応にも関わってる部分で、
危険や危機を感じた時に真っ先に発火する場所ですよね。
これは、危険だ!って感じた時に発火するんじゃなくって、
危険かもしれない!って時に真っ先に、勝手に発火しちゃう部分ですよね。
だから、その反応って意識ではコントロールできない部分での反応です。
だからこういうトラウマが遺伝しちゃうっていうと、結構やばい気がしますよね。
でもこういう実験って、人間では出来ないですよね、だから、人間でも同様のことはあるだろうって思われていても、実際に実験出来ないから証明できなかったんですが、
人間でも、子供の頃に虐待の経験がある男の人の精子を集めて、その中のメッセンジャーRNAを調べると、
虐待を受けていた男性には特定のメッセンジャーRNAの濃度がそうではない人の100倍も低い事がわかって、
これをもとに、マウスで同じように、
マウスにストレスを与え続けて、虐待を受けた人と同じメッセンジャーRNAの濃度が低い精子を持つマウスを作って、
その精子を使ってマウスの子供を作ると、
やっぱり同じようにマイクロRNAの低いマウスが生まれたんですね。
人間では直接的にこういう実験はできないけど、多分人間でもこのマウスと同じように、後天的に虐待を受けた影響が、子供にも遺伝子レベルで伝わるだろうってことがわかるんですね。
そして、今度は人間を対象にした研究があって、
それはどんなのかって言うと、
第2次世界大戦のときに、ホロコーストの生き残りの人、
ようは、ナチスドイツの強制収容所に入れられてたり、拷問された経験のある人とその子孫に対して研究をしたんです。
すると、ホロコーストの生き残りの人たちは、コルチゾール、
副腎皮質ホルモンで、
抗ストレス作用を持っているホルモンですが、
このコルチゾールの分泌レベルが普通の人よりも低くて、さらに、そのなかでPTSDになった人は、さらにコルチゾールのレベルが低かったんですが、
その子供も、親と同じように、コルチゾールのレベルが低いことがわかったっていうんですね。
これも、親の受けたストレスが遺伝しているってことですよね。
って言うことで、親やそのまた親、またそのまた親っていう先祖の受けたストレスやトラウマを受け継いで、
今の自分に影響しちゃってるし、
自分のストレスやトラウマを解消してないと、
それが自分の子供や孫にまで受け継がせちゃうっていうのが、
スピリチュアルとかじゃなくて、
ホントにあるよねっていうのが、
わかってきてるんですね。
なので、こういう家系的なトラウマをとっていくっていうのも、
必要だってことですよね。
GP法では、この家系的なトラウマを解消する方法っていうのもあって、
実はこれ、まだやり方は公開してなくって、養成講座の参加者向けにこれから公開する準備をしているところですが、
うちに来てるお客さんとか、家族とかにやっててかなり良いので、
興味のある人は是非学んでくださいね。
詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。
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