こんにちは!
GP法のTenです。
今回は、
京都の京丹後市というところは、長寿の人が多くて、
人口あたりの100歳以上の人口比率が全国平均の2.8倍だったり、
大腸がんの罹患率も低いということで注目されている地域なんですが、
この京丹後市では、2017年から
京都府立医科大学によって研究がされている、
「京丹後長寿コホート研究」
この研究からわかってきた、長寿の秘密、
そんな話をしていきたいと思います。
人口当たりの100歳以上の人口比率が全国平均の2.8倍であり、我が国最高の長寿地域一つ
男性の長寿の世界記録を記録して116才で亡くなった木村次郎右衛門さんもココで生まれ育った。
そして、大腸がんの罹患率も、低い。
その秘密を探るために、
京都府立医科大学
「京丹後長寿コホート研究」
2017年度から2032年までを目処に、65歳以上の高齢者を対象に、研究を開始
いろんな研究がされている
その中で、腸内フローラに関する研究がある。
京都市内に在住している51人と腸内フローラを比較
その結果、京丹後の方には、ファーミキューテス門という細菌のグループが有意に多く、その構成のトップ4を占めたのは、すべて酪酸菌のひとつクロストリジウム菌
京丹後市でも同一家庭の祖父母世代から、そのお孫さんまでの3世代の腸内フローラを調べたところ、世代が若くなるにつれて細菌の多様性が低下し、状態が悪くなっていました。
酪酸が、受容体を介して代謝に影響を及ぼしたり、免疫、神経系など身体全体に働きかけることがわかってきた
さらに、糖尿病、肥満、免疫と関係があるのではないかと注目されている
これまでも、長寿な人には、酪酸菌とビフィズス菌が非常に多いということがわかっていた。
大腸の粘膜上皮細胞が必要とするエネルギーの約60~80%は酪酸でまかなわれており、大腸が正常に機能するには酪酸は重要
大腸の粘膜上皮には、水分・ミネラルの吸収や、バリア機能を担う粘液の分泌といった機能があります。大腸が正常に機能するには、酪酸は重要
酪酸菌がつくる酪酸によって、ビフィズス菌なども働きやすくなる。
また、違う研究、スイスとオーストラリアの共同研究チームが行った研究では
酪酸がインフルエンザの症状を軽減する可能性があるという研究もある。
さらに、
米国とイタリアの共同研究チームが行った研究では、コレはマウスでの研究ですが、
アレルギーを予防・軽減する可能性もあることがわかった
また、自己免疫疾患の患者さんの腸内環境を解析すると、
健康な人に比べて酪酸菌が少ないという研究もある。
中国と米国の共同研究チームによる2型糖尿病患者を対象とした研究では、腸内細菌が作り出す酪酸が血糖値の上昇の抑制に役立つ可能性が示唆
また、
脳内の炎症が軽減される報告とか、
酪酸菌を摂取する群と、プラセボ群を比較すると、過敏性腸症候群に効果が高かったとか、
酪酸菌を増やすには、
一番簡単なのは、ミヤリサンなどの酪酸菌のサプリを飲むこと。
ただ、常在菌ではなく通過菌になるので、ある程度の期間、飲んで、
仲間の酪酸菌を増やす助けにするというのが一つ。
もう一つは、しっかり水溶性の繊維の多い食事を取るということ。
海藻類や根菜類、キノコ類。
僕がいつも言ってるのと一緒ですね。
こういうものを、タンパク質をしっかり取るのに加えて、しっかり取るようにすると、
腸内環境も整って、
いろんな良いことがあるというのが、腸内最近の視点から見ても分かりますね。
詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。
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