こんにちは!
GP法のTenです。

今日は、「腸を活性化して免疫アップする乳酸菌」というテーマで、話をしていきたいと思います。

人の免疫細胞って、7割位が腸にいるって言われてますよね。

腸ってカラダの中にある外界っていうか、

マカロニみたいなのを想像してもらうと良いですけど、
これが体の外で、そのままひと繋がりで、体の外の環境と直結して、体の中の腸管ってできてるので、
外から栄養とかを吸収することが出来るんですが、
ついでに色んな病原体も運び込まれちゃうんですよね。

だから、腸の中の免疫細胞とかの色んな細胞が働いて、そういう悪いものをやっつける仕組みがあるんですが、

実はこの免疫細胞と協力しあって働いているのが、乳酸菌とか酪酸菌っていう、いわゆる善玉菌です。

つまり、カラダの免疫の7割は腸にあって、

そして、その免疫をしっかり働かせるためには、腸内環境が整っていることが必要ってことです。

そして、腸内環境を整えるために出来ることっていうことで、

プロバイオティクスとか、
プレバイオテイクスとかが大事ですよなんて話がありますが、

それに加えて、バイオジェニックスっていうのも大事ですよっていうことが最近言われてきています。

今回はこの、バイオジェニックスと、それにすごく有効だと言うことで最近研究が進んでいる乳酸菌、EF2001についての話をしてみたいと思います

今日はバイオジェニックスの話です。

腸内環境を整えるために必要なものとして、

プロバイオティクスとプレバイオテイクスが有名で、
このyoutubeでも何度かこの話をしたことがありますが、

プロバイオティクスっていうのは、
腸内環境を改善することが出来る生きた微生物のことで、
ヨーグルトとか、漬物とかの発酵食品とか、
あとは、乳酸菌のサプリとかですよね。

すでに腸の中に住んでる、乳酸菌とかの善玉菌の応援のために、外から入れる乳酸菌とかの菌のことです。

外から入れた乳酸菌とかって、助けにはなるんですが、ある程度働いたら便と一緒に排出されちゃって、
そのまま腸内に留まることってほとんどないって言われてますよね。

そして、プレバイオテイクスっていうのは、
すでに腸の中に住んでる乳酸菌とかの餌になる、オリゴ糖とか繊維とか、そういうのをとることで、
腸内細菌の増殖とか活性化を助けるためにとるものです。

この2つ、プロバイオティクスとプレバイオテイクスを一緒にやることが、
腸内環境を整えて、免疫を上げるのに有効だよってことは以前から言われていて知っている人も多いと思います。

最近では、これに加えて、バイオジェニックスって言うことが言われるようになってきていて、

バイオジェニックスって何かって言うと、
乳酸菌生産物質とかっていうのを聞いたことがある人もいるかも知れませんが、
乳酸菌が作り出す物質、乳酸菌が分泌した物だったり、死んだ乳酸菌の成分だったりが、
腸の免疫を刺激することで、
腸の機能を活性化して、腸内環境にも良い影響を与える、そういう物です。

乳酸菌生産物質自体は結構昔からあって、
その昔、船井幸雄さんが推薦してるのを知って一時期僕も大学生時代くらいに飲んでたことありますが、
そういうのが、研究が進んできて注目されてきたってことです。

まあ実際にはプロバイオティクスっていうのが結構広い意味で使われていて、
生きた菌でも、死んだ菌でも、あるいは、生きた菌を飲んでも胃酸とかで死んだ菌になったりとか、
そういうのを全部ひっくるめてなんとなくプロバイオティクスって言ってたけど、

実は色々研究を進めていくと、
生きた菌でも、死んだ菌でも、効果にそんな代わりはなくて、
だったら、死んだ菌を取ったほうが、量もいっぱい取れるし保存も効くしってことで、
死んだ菌が良いよねってこともあって、
それと、乳酸菌そのものではなくて、乳酸菌の分泌物とかも含めて、
バイオジェニックスって言うことで分けて考えるようになってきたっていうほうが正しいのかな?って気はするんですすけどね。

ココでもうちょっと腸と腸内細菌について細かく説明すると、

腸内細菌って、だいたい100兆個位が住んでいて、

それが、善玉菌と、悪玉菌と、日和見菌っていうのに分かれて、

だいたい、比率として、
2:1:7
位の比率で、善玉菌が優位でいれば、健康でいられると考えられていて、

これが、普段の食生活だったり、不摂生だったり、あとは加齢によっても変わってきて、
悪玉菌が増えると、免疫は下がって病気にかかりやすくなります。

善玉菌は、腸の中で糖を分解して、乳酸とか酢酸とかの短鎖脂肪酸を作って、
それによって腸内を酸性状態に保って、
酸性環境に弱い病原菌の増殖を防いだり、
悪玉菌の増殖を押さえたりっていう働きをしますが、

逆に悪玉菌は、発ガン性物質とか体に悪い物質を作って、カラダに悪さをするんですね。

そして、腸内環境が乱れると、
それによって、例えば高血圧だったり、糖尿病だったり、高脂血症だったり、色んな原因の一つになりますし、

あとは、最初に言いましたが、腸内と皮膚ってひと繫がりでつながってるので、
腸内環境が悪いと、肌荒れとか吹き出物とかの皮膚の問題も起きますし、
あとは腸脳相関なんて話もありますが、
腸内環境が悪いことで脳にも悪い影響を与えて、

例えばウツとか不安症とか、認知症とかの原因の一つにもなります。

そして、腸の内壁にはパイエル板っていうのがあって、
ここで、色んな腸内細菌とか病原菌を取り込んで、免疫細胞によって抗体を作ったり、免疫細胞によって悪い菌を攻撃したりってことをしてますが、

腸内環境が悪いと、このパイエル板の働きも低下して、
病原菌をやっつけることも、
あとは、がん細胞を破壊する力も低下して、癌になりやすくなるなんてことも言われてますよね。

そして、抗体が作られにくくなったら当然、いろんな病気、インフルエンザとかコロナとかもそうですが、そういうのにかかりやすくなります。

腸内環境ってほんとに大事なんですよね。

そして、この腸内環境を良くするのに最近注目されているのが、先ほど説明したバイオジェニックスで、

その中でも、EF2001菌っていう乳酸菌の死菌、死んだ菌がものすごく有効だってことで研究が進んでいます。

このEF2001を殺菌して死菌の状態にした、その細胞壁に、免疫を高める作用があるってことがわかったんですね。

ちなみにこのEF2001って言う乳酸菌は、ものすごく小さい菌で、
パイエル場に入りやすくて、他の菌よりもより、抗体の産生能力を上げたり、免疫力を高める効果が高いってこともわかっていて、

さらに、善玉菌を増やして、悪玉菌を減らす、そんな作用もあります。

そして、この菌の有効性が、動物実験だったり、人での臨床テストとかでも確認されていて、

便通の改善効果、これはまあ当たり前っちゃあ当たり前ですが、便秘の改善に良いっていうのとか、

あとは、ASTやALTを減少させて、肝機能の改善効果が確認されてたり、

抗腫瘍作用としては、
実験室レベルですが、抗腫瘍作用も確認されてますし、

実際の臨床テストでは、温熱療法で治療しているがん患者さんに、
EF2001を摂取させてるっていうテストでは、
治療の中断率の低下、白血球の減少抑制、ガンの病巣の縮小などが見られたって結果だったり、

放射線治療中の患者の、食欲不振とか排尿困難などの副作用の軽減も確認されていたり、

抗糖尿病作用としては、
これはマウスでの実験ですが、コントロール群にたいして優位な血糖値低下作用があって、

これが面白いのは、血糖値が正常なマウスの血糖値は下げずに、異常なマウスの血糖値だけを低下させるということも確認されたってことですね。

あとは、アレルギー抑制作用としては、
これもマウスですが、EF2001を摂取させた群では、コントロール群にたいして、IgE抗体、の濃度が低下して、アレルギーも抑制されるってことが確認されてたり、

潰瘍性大腸炎にかんしては、これもマウスですが、
潰瘍性大腸炎モデルマウスを作って、3週間、EF2001を摂取させたら、
大腸の粘膜組織が成長に戻って、
炎症性サイトカインの産生も正常レベルまで抑制されたとか、

かなり色んなことに効果があることがわかっていて、
これ、かなり良さそうなんですよね。

サプリって、なんとなく良さそうかも?レベルのものが多いと思ってますが、
ちゃんと研究されて、ホントに効果あるよねっていうものを取るっていうのも大事だと思うので、

腸内環境を気にされてる人は、
プロバイオティクスやプレバイオテイクスも大事ですが、

バイオジェニックスとして、このEF2001菌を試してみるのも良いかもしれませんね。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。