こんにちは!
GP法のTenです。
さて、今日は、血液をサラサラにする油の話をしたいと思います。
油って色んな油がありますよね。
バターとか肉の油とかの、飽和脂肪酸とか、
不飽和脂肪酸には、オリーブオイルなどのオメガ9系や
サラダオイルなどのオメガ6系や、
DHEやEPAなどの魚の油や、エゴマオイルとかアマニオイルなどのオメガ3系、
色んな油がありますが、
現代人が一番少ないのがこの中のオメガ3の油です。
このオメガ3、血液をサラサラにしたり、体の中の炎症を抑制したりという働きがあって、
そのおかげで。例えば、
色んなアレルギー反応をおさえたり、
知能がアップしたり、
ボケ防止だったり、
血流改善だったり、
脳梗塞や心筋梗塞の予防になったり、
もう言い切れないくらい色んな良い効能があります。
逆に言えば、現代の食生活ではこのオメガ3が少なすぎるおかげで、今言った効能の逆の問題、
例えば、アレルギー反応が起きやすくなったり、
知能が低下したり、ボケが進行しやすかったり、
血流が悪くなったり、
脳梗塞や心筋梗塞になりやすくなったり、
そうなってきているってことですよね。
今日はそんな色んな効能があるオメガ3の油が何故そんなに良いのか?
というのと、どうやって、どの位とったら良いのか?
そんな話をしてみたいと思います
人が体の中で作ることが出来なくて、外から取り入れないといけない油、
必須脂肪酸には、オメガ3とオメガ6があるんですが、
このオメガ6とオメガ3っていうのは、
お互いに対になって働く関係があります。
どういうことかというと、
オメガ6系の油っていうのは、血液を固まりやすくしたり、体の中の炎症を促進する働きがあって、
逆に、オメガ3の油っていうのは、血液を固まりにくくしたり、体の中の炎症をおさえたりする働きがあります。
これ、実はどっちも大事で、
カラダの中に外敵が入ってきた時は、炎症を起こして、そこに免疫細胞を集めて、外敵をやっつけたりするんですが、
その時にオメガ6は必要なんですね。
だから、オメガ3とオメガ6っていうのは、両方必要なんですが、
現代人の食生活では、オメガ6がとにかく多すぎる、それが問題なんですね。
今の日本人のオメガ6とオメガ3の比率は、だいたい平均すると、
5:1位だろうって言われてますが、
平均だから、多分もっと比率の大きい人は多くて、
外食とか出来あいのお惣菜とか弁当とかそういうのばっかり食べてる人はもっと比率は大きいと思います。
これが、理想は2:1位って言われてます。
逆に、オメガ3が多すぎるとどうなるかというと、
今度は脳溢血とかの時に、血が止まらなくて、死亡率が上がったりとかそういうことがあります。
1972年に、カナダのイヌイット
北緯71度位に住んでいて、普段、アザラシとかクジラとか魚とかを食べて生活しているので、オメガ3ばっかり食べてて、当然血中のオメガ3の割合も高い人達と、
同程度の緯度のデンマーク人とで、
血液中の脂質を調べて、その病気の罹患率を調べたって研究がありますが、
心筋梗塞、糖尿病、肺炎、ガン、消化器系の腫瘍、全てが、イヌイットの人の罹患率が低くて、
唯一、脳卒中だけが多かったっていうデータがあります。
脳卒中だけは高いですが、総合的にみて、オメガ3をいっぱいとっていたら、それ以外の殆どの疾患の罹患率が下がるってことですよね。
それだけじゃなくて、
軽度から中程度のアルツハイマー病患者204人を対象にして、
オメガ3を6ヶ月間摂取して、プラセボ群と比較して、
この後全員にさらに6ヶ月間オメガ3をとってもらうっていう研究があるんですが、
軽度のアルツハイマーの認知機能低下が抑制されたっていう結果が出ていて、軽度のアルツハイマーにはオメガ3が有効だという事がわかった、そんな研究もあります。
じゃあなんでそういう事が起きるかっていうのをこれから説明させてもらいますね。
人のカラダって、細胞からできてますが、
この細胞の膜、細胞膜は、実は脂肪でできてます。
リン脂質っていって、・・・
ω3、6、9、トランス脂肪酸
トランス型、シス型
血流・神経細胞、
さて、オメガ3の比率が高まって、
オメガ6との比率が理想的な状態に近づいていくとどんな事が起きてくるかというと、
例えば、
高脂血症の改善
抗アレルギー作用
抗炎症作用
記憶学習能力の向上
視力の向上
さらに、
記憶と学習に影響を与えるアセチルコリンを増やしたり
脳内のセロトニンを増やしたりという働きもあります。
セロトニンって、幸せホルモンとかって言われたりもしますが、コレが低下すると、脳の機能が低下したり、うつになったりしますよね。
最近主に使われている抗うつ薬でセロトニンの再吸収を阻害して、
セロトニンレベルを上げることで抑うつ状態を改善させるSSRIが有名ですが、
オメガ3を摂取することで、副作用も無くこのSSRIを飲んだのと同じくらいのうつ病の発症を押さえる効果があるなんて話もあります。
じゃあ、
オメガ3とオメガ6のカラダの中での比率を理想的な状態に近づけていくにはどうしたらよいかというと、
まずは、オメガ6を極力へらすというのが一つですね。
揚げ物とか炒めもの、基本的にはこういうのにはオメガ6系の油が使われますが、
これを、オメガ9系の油、オリーブオイルに置き換えて、オメガ6を取る量を少しでも減らすというのが一つ、
もう一つは、スーパーのお惣菜とか、外食とか、そういうところで使われている油は、基本的にオメガ6系の油ばかりなので、
極力そういうのを減らすというのが一つ、
そして、魚を沢山食べるというのが一つ、
それに加えて、
アマニオイルですね。
これを、毎日だいたい大さじ1杯位ずつ、そのまま飲んでも良いですし、
料理とかに入れて一緒に食べちゃうというのでも良いので、
取るようにすると良いですね。
ただし、アマニオイルは、熱に弱いので、加熱調理は出来ないので、
例えば、サラダとかにかけるとか、
結構僕は何にでもかけて食べてます。
そんなふうにすると、少しずつカラダの中の細胞の油が入れ替わって、だんだんと、
血液もサラサラになって、血流も良くなって、
さらに、記憶力とか知能とかにも良い影響が出て、
さらにボケ防止にもなって、
気分の落ち込み、うつっぽい状態とかがある人も、だんだんと減っていって、
っていうふうになっていくと思います。
もう一つおまけで言っておくと、このアマニオイル、エゴマオイルでも一緒ですが、
カラダの中で、EPAに変換されて働くので、その変換に必要なビタミン・ミネラルも一緒に取ると、さらに効率よくなると思うので、
マルチビタミンとかも一緒に取ると良いですね。
詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。
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