こんにちは!
GP法のTenです。

さて、今日は、「生まれた月や季節が、かかりやすい病気や性格に影響している」というテーマで、話をしていきたいと思います。

人が生まれた月とか季節によって、

その人の体質だったり、なりやすい病気だったり、

あとは、性格だったり、その人の気質が影響受けるなんて話を聞くと、

占いの話?なんて思うかもしれませんが、

統計学的に、生まれた季節によって、その人の気質が変わるとか、

実際になりやすい病気が違うとか、そういう事があるんですね。

これは、医学的にちゃんと研究されていることで、

それが、人のDNAにまで影響を及ぼしているなんてことも分かってきています。

面白いですよね。

今日は、そんな人と季節についての話をしてみたいと思います

今日は人の生まれた月や季節と、その人の性格や病気の話です。

これって、結構世界中で研究されている話題らしく、調べるといろいろ出てくるんですが、

生まれた季節によって、神経伝達物質の出方に影響が出て、

それが大人になってからも影響を与え続けているっていうんですが、

そういう神経伝達物質の働きに違いのよって、その人の性格というか、気質に影響を与えているんじゃないかなんて研究もあって、

例えば、ハンガリーで400人以上を対象に行われた調査では、

冬に生まれた人は、夏に生まれた人に比べると、

気分の浮き沈みが激しくいとか、

春と夏に生まれた人は、陽気でポジティブな人が多いとか、

冬に生まれた人は、他の季節に生まれた人に比べて怒りっぽい人が多いとか、

秋に生まれた人は、抑うつ感情が強い傾向になるとか、

そんなふうに統計学的にも有意な特徴があるっていうんですね。

もちろん、心理テストとかで見てみると、統計学的に差があるよってことなので、全部がそうなわけではなく、他の季節の人に比べると、そういう人が多いよってことですけどね。

あとは、精神疾患になった人の生まれた季節を調べてみると、やっぱり多い季節と少ない季節があったりとか、

そういうのがあるんですね。

これは、性格とか気質についてですが、

病気についても生まれた時期との比較の研究があって、

アメリカのコロンビア大学の研究では、

170万人の病院で治療を受けた患者のデータを分析したところ、

ナント、55の病気に対して、生まれた月と病気のリスクに統計学的な関連性があるって結果だったんだそうです。

例えば、

中耳炎のリスクは、1月と2月に生まれた人で最も低くて、8月と9月に生まれた人で最も高いとか、

喘息のリスクは、7月生まれと10月生まれで一番高いとか、

ADHDのリスクは、2,3,4月生まれが少なくて、5月からだんだん増えていって、11月がピークになって、そこからまた減っていくとか、

そんなふうに違いがあるという結果がでてます。

このADHDに関しては、イギリスのグラスゴー大学で、

スコットランドに住む80万人の子供のデータを解析して、

妊娠した時期と、学習障害がある子供の率を調べたところ、1~3月に妊娠して生まれた子供、が一番高かったっていう結果で、

これは、日照時間の関係で、妊婦さんのビタミンD不足に起因するんじゃないかって考えられてますが、

もしかしたら、お母さんのお腹の中にいた時の、季節の変動による栄養状態の変化も影響しているってことかもしれませんね。

他にも、台湾で、アトピーのリスクと誕生月を、

3万人のアトピー患者と、12万人のアトピーじゃない人で調べた研究では、

12月、10月、11月の順でアトピーになるリスクが高いってデータが出てます。

ちなみに、僕も子供の頃ヒドいアトピーでしたが、12月生まれなので、

こういうの関係あるのかななんて思っちゃいますよね。

そして、これは違う研究ですが、

アレルギー性疾患のリスクと関わるエピジェネティックの発現と、生まれた季節とに関する研究があって、

エピジェネティックっていうのは、

ちょっとややこしいので簡略化して話すと、人の細胞の遺伝子には、色んなスイッチがあって、それのオンオフって後天的に切り替わったりすることがあって、

例えば、アレルギーにかかわる遺伝子のスイッチだったり、

老化をすすめる遺伝子のスイッチだったり、
逆に若返りの遺伝子のスイッチだったり、
糖尿になりやすい遺伝子のスイッチだったり、

色んなのがあるんですが、

例えば、アレルギーになりやすい遺伝子のスイッチがオンになっちゃうと、

そのスイッチのオンオフって、遺伝子をコピーする時にそのままコピーされて、ずっと維持し続けるので、

その、アレルギー性疾患に関わる遺伝子の発現に、季節が影響してるかっていうのを調べるために、

生まれた子供のDNAサンプルをとって、生まれた季節と、DNAの状態を調べたところ、

生まれた季節によってDNAのオンオフの切り替わりに特徴がみられて、

しかも、18歳になった時点でもう一度、DNAのサンプルを取って調べても、それは維持されていたなんて研究もあります。

そして、その影響から、秋に生まれた人は、春に生まれた人よりも、アトピーになるリスクが高いって言うことがわかった、そんな研究があるんですね。

ナント、生まれた時期によって、自分の遺伝子の中のDNAのスイッチのオンオフに影響が出て、

その影響が、もしかしたら一生続いて、場合によっては次の世代にまで引き継がれちゃうのかもしれない、

そんな話なんですね。

ちょっとこういうのを科学的に深く研究って、多分広すぎて追いかけたらきりがないんでしょうが、

生まれた月や季節と、そういうのが、実はDNAレベルだったり、お母さんのお腹の中にいた頃のお母さんのカラダの季節の変動による影響とか栄養状態とか、
色んな原因から、出ていそうだっていうのがなんとなく今までの話からわかるんじゃないかなと思います。

そして、

世界中に古くからある、例えば星占いとか、日本でも四柱推命とか九星気学とかいろいろありますよね、

そう言うので、その人の気質だったり、性格だったり、人との関わり方だったり、いろんな事がわかるっていうのも、

もしかしたら、将来こういうことから説明ができる時が来たら面白いんじゃないかなと思います。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。