こんにちは!
GP法のTenです。

今日は、「めまいの原因と、整体的対処法」というテーマで、話をしていきたいと思います。

めまいを良くしたくて整体に来る方ってそんなに多くはないと思うんですが、

でも、色んな不調があって、色々聞いてみると、めまいがあるって人って結構いますよね。

そして、意外とそういう症状って整体で良くなったりすることって多いです。

ちょっと前にも、めまいで病院に通ってて、なかなか良くならなくていろんな病院を転々として、

結局、大学病院の先生に見てもらってなんてお客さんが来てたんですが、

そのお客さんはめまいに加えて耳鳴りも難聴もあったんですが、

めまいは最初に良くなりましたよね。

そんな感じで、ちゃんと考えて施術をすれば良くなる問題です。

今日は、そんなめまいと、その施術のポイントについて、紹介してみたいと思います。

今回も前回に引き続きちょっとマニアックな内容になるので、整体を実際にされてる方以外にはわからないかもしれませんが、
整体をされてる方には参考になると思います

最初に言っとかないとな話としては、

めまいの人が来たら、まずは病院で検査をしたのかを確認して、
してないんだったら、ちゃんと病院で検査を受けてもらうってことですよね。

もしかしたら脳内の腫瘍だったり、出血だったりって可能性もなくはないし、
病院での処置が必要な問題ってありますから、
必ずそこは注意したほうが良いですが、

ほとんどの場合が、病院にいっても原因がわからないとか、
良くならないとか、そういう人だと思います。

どちらかと言うと、そういう病院にいっても良くならないし原因もわからない、そういう人の症状が、整体の守備範囲ですよね。

なので、そういう違う原因が排除されているって前提で話をしていきますが、

耳の奥には三半規管っていうのがあって、

そこで、体の傾きだったりっていう、平衡感覚をとらえてるんですが、

そこから、内耳神経、前提蝸牛神経の前庭系の神経を通って、脳に信号が送られて、平衡感覚を保ってるわけですが、

このルートのどこか、前庭系の働きに何らかの問題が起きることで、めまいって起きます。

こう言っちゃうと、めちゃめちゃ大雑把ですが、
まずはシンプルに、神経のルートから考えたらそんな感じですよね。

で、めまいのときにまず第一に考えてほしいのは、

この三半規管の中って、リンパ液で満たされていて、

それが、頭が傾くことで動いて、

今自分が真っ直ぐなのか斜めなのかとかっていうのを認識しています。

そこに、耳石、耳の石って書いてじせきって読むんですが、

リンパ液で満たされた中に、耳石が入り込んじゃって、実際の姿勢とは違う情報が脳に伝えられちゃう、

そうすることで、目で見えてる情報と、三半規管から入ってくる情報が食い違ったりとかしちゃって、

脳が、

あれ?

今の姿勢がどうなってるか、わからんくなったぞ!

みたいな感じで混乱しちゃうんですね。

だから、眼振っていって、目が振れちゃったり、

そんな事が起きたりします。

この耳石が三半規管の中に入っちゃうのが問題だとすると、コレを上手く追い出すことができれば、その症状を良くすることが出来ます。

この耳石を追い出す方法に、エプリー法っていうのがあるんですが、

この方法は、以前の動画の中で解説してるので、そちらを見てもらえたらなと思いますが、

めまいの半分くらいは、耳石の問題って言ってる人もいるくらいなので、

これが結構効果がある人が多いです。

最初に話をした、最近きためまいのお客さんの場合は、病院でもされたけど良くならなかったって言ってたので、これだけじゃダメだったってことだと思いますが、

ある程度ほかを整えてから、多分3回位このエプリー法をやったと思いますが、それでめまい無くなったので、
これだけじゃだめな場合もあると思いますが、

人によってはこれだけで良くなっちゃう人もいますので、まずはこれをやってみるっていうのが一つですね。

あとは、前庭系の問題なので、前庭系といえば、結構大事な反射がありますよね。

前庭動眼反射と、
前庭自律神経反射と、
前庭脊髄反射
の3つの反射です。

この3つの反射が上手く働いていないと、

例えば前庭動眼反射だと、眼振、動くと目が震えちゃって、強いめまいが出ますし、

前庭自律神経反射だと、吐き気とか、実際に吐いちゃったりとか、動悸とか、血圧のコントロールが上手く行かなくて、起立性低血、いわゆる立ちくらみですよね、そういうのが起きたりとか、そういうのが出ちゃうし、

前庭脊髄反射だと、姿勢の維持が難しいので、からだがふらついたり、そういう問題が置きます。

さらに、前庭系の反射って、筋肉とか骨の代謝にも影響を与えてたり、
免疫とか体温調節にも影響を与えてるってことが最近言われているので、

その辺のバランスにも影響するし、

当然、自律神経のバランスは崩れますよね。

で、そういうめまいのある人への施術で、どんなことに気をつけるかですよね。

まずは、自律神経のバランスが崩れてるので、自律神経の調整は必要ですよね。

まずは、呼吸筋の調整も必要かもしれないし、
自律神経の集まってる場所、例えばみぞおちの辺りとか、その辺の施術も有効な場合が多いです。

あとは、結構あるのがメンタルです。

本人は気づいてないことも多いし、ストレスを感じてないっていう人もいますが、
結構、メンタルの調整で変わる人が多いです。

僕のやってるGP法では、体の構造面だけじゃなくて、メンタルや経絡や栄養っていった全体のバランスをみて、全体を必要に応じて調整しますが、

このめまいの場合でも、メンタルとかトラウマとかを必要に応じて開放していくっていうのは、かなり有効です。

っていうか、そこに問題の原因があったら、他のことをいくらやってもなかなか良くならないか、
一旦良くなっても、原因が解消されてなかったらまた時間がたったら戻っちゃったり、違う問題を作っちゃうんじゃないかなと思うので、メンタルの調整は殆どの場合、必要だと思っといたほうが良いですよね。

後はやっぱり頭蓋仙骨系の調整も大事です。

特に側頭骨、耳が付いてるのは側頭骨なのでこの側頭骨と、そこに隣接する頭蓋骨ですよね。

後頭骨との間の縫合とか、鱗状縫合とか、このテリオンの部分とか、

ちなみに、テリオンってよくプテリオンって書かれてるし、日本語ではプテリオンって言うのが普通になっちゃってるみたいですけど、英語ではツヅリは最初がPのプテリオンって書くんだけど、このプって発音しないんですね。

去年、とある国際セミナーで、アメリカ人の先生に日本語で、
プテリオンのあたりについて質問したときに、

通訳さんが通訳した僕の質問に答える前に、

プテリオンって書くけどプは発音しないでテリオンだよって話をいきなりされて、

おお、そうなんだって思って、

ネッター見ると、カタカナでテリオンって書いてあって、
これ、誤植だよねって、その話を聞くまでずーっと思ってたんですが、

実はネッターが正解だったんだってその時知ったって話でした。

ちょっと話がずれたので戻しますが、

頭蓋骨を見るときに大事なのが、
側頭骨とその周りの縫合と、隣接する頭蓋骨ですね。

蝶形骨とか顎関節とか、頬骨とかもですよね。

そして、蝶形後頭底結合、SBJも大事ですし、

あとは、小脳テントですよね。これも側頭骨の内側に付着しているので、結構大事です。

まあこうやって繋がりを見ていくと、結局全部になっちゃうんだけど、その動きのないところ、おかしいところをちゃんと確認して、
全体のバランスを考えながら、調整していくっていうのが大事ですよね。

あとは、仙骨と尾骨もなにげに大事です。

その辺りを意識して、必要に応じて必要な場所に施術をしていくことで、
結構改善していくので、参考にしてもらえたらなと思います。

ちなみに、僕がお伝えしているGP法では、この必要な場所に必要に応じて施術をするっていうのを、
GPテストっていう方法で、誰でも的確に必要な場所を見つけることが出来るので、
そういう的確な施術を知りたいって人は、
ぜひGP法も学んでみてくださいね。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。