こんにちは!
GP法のTenです。

さて、今日は、「末梢性顔面神経麻痺」について、
どんな症状で、どんな理由から、そんな症状が起きるのか、
そして、病院ではどんな治療がされているのか?

さらに、いわゆる後遺症ですよね、
2割位の人に後遺症が残るなんてことも言われていますが、そんな場合には、どんなことに注意をして、
整体的にはどんな対応をすると良いのか?

また、そもそも顔面神経麻痺にならないための予防として必要なことは何なのか?

そんな話をしてみたいと思います

顔面神経麻痺って、中枢性と末梢性があります。

中枢性って言うと、脳の問題、例えば脳卒中とか、脳の腫瘍とか、そういうこともありうるので、まずは病院に行って検査をするのが一番大事ですよね。

ですが、多くの場合が中枢性ではなくて、末梢性です。

と入っても、これもできるだけ早く病院にいって、ちゃんとした診断を受けて、ちゃんとした処置を受けることが大事です。

末梢性の顔面神経麻痺っていうのは、

多くは、ヘルペスウイルスの感染によってなります。

水疱瘡とかのウイルスで、
帯状疱疹とかになるのとも同じウイルスですよね。

水疱瘡にかかったことがある人っていうのは、神経の奥の方にウイルスが隠れてて、

それが、正常な状態だったら、免疫によって抑え込まれてて外に出てくることはないんですが、

それが、過労だったり、不規則な生活だったりストレスだったりっていう色んな理由から、免疫力が低下すると、

その隠れていたウイルスを抑え込むことができなくなって、ウイルスが、活動を始めて、外に出てきちゃうんですね。

それによって、顔面神経の通る顔面神経管の中の顔面神経に感染することによって神経に炎症が起きて麻痺が起きちゃうんですね。

いわゆるベル麻痺と言われるものなんですが、

軽症の場合は、7割位の人は無治療でも治るとされています。

ですが、逆に言うと、3割の人は病院での治療が必要ってことです。

病院での一般的な治療法としては、抗ウイルス剤とステロイドによって、ウイルスの増殖を抑えながら、顔面神経のむくみをとっていくという治療がされると思います。

これによって、8割以上の方が、ほぼ元の状態に戻ると言われています。

これも、逆に言うと、2割弱の人が、後遺症が残るってことですね。

ちなみに、こういう後遺症が疑われるときには、
少しでも早く対処することが大事で、

それは、なぜかというと、顔面神経麻痺になったまま、長期間放置していると、
麻痺している、使われない筋肉っていうのは、動かしてないからだんだんと萎縮しちゃうからです。

だから、仮に神経が再生してきても、筋肉が萎縮してしまってたら、回復しにくいんですよね。

だから、病院での治療をしながら、
免疫を上げて、少しでも早く治るカラダを作っていきながら、
筋肉や神経が回復しやすい環境を作っていくっていう事がすごく大事です。

ただ、ここで注意が必要なのは、無理に顔の筋肉を動かそうとしたりしないってことですよね。
動かないのに無理に動かそうとして、神経の回路が違うところにつながっちゃうと、
例えばほっぺたをあげようとしたのに、違う筋肉が動いて、例えばこの辺がピクッと動いちゃうとか、そういうことが起きることもあるので、そこは注意が必要です。

まあ、無理はしないってことですね。

ところでさっき、末梢性顔面神経麻痺は、免疫が落ちることで、神経の奥の方に隠れていたウイルスが、免疫で抑え込めなくなって外に出てきちゃって発症するって言いましたが、

そもそもの原因が、免疫が落ちちゃうことなんですね。

なので、予防としても、免疫を落とさないことっていうのが大事ですが、

早く良くするためにも、やっぱり免疫をしっかり働けるようにしていくってことが大事になります。

そして、病院での治療をしていても予後が悪い、後遺症が残る場合っていうのも、
やっぱり、病院での治療っていうのは症状を抑え込む治療なので、原因には対処してないですよね。

少しでも早く症状そのものを抑え込むってことも、とっても大事なので、だから病院ではそれを重点に治療を行うわけですが、

それに加えて、そもそもの原因にも対処することも大事です。

だから、そもそもの原因である免疫を高めていくってことを一緒にしていくことが必要です。

予後が悪い人の特徴としては、いくつかあるんですが、

例えば、
①交感神経の過緊張
②肩とか首の過緊張
③呼吸が浅い
④内臓、特に消化器系の機能低下
がある人が多いですよね。

あとは
⑤栄養的にも足りてない人も多いです。

すごく単純に言うと、糖質のとりすぎとか、タンパクが不足してるとか、ビタミン・ミネラルの不足とかです。

そして、副腎の働きも低下してますよね。

病院での処置として、ステロイド剤を使うっていうのは、
ステロイドホルモン、副腎のホルモンがちゃんと適切に働けてないってことでもありますからね。

なので、例えばチャップマン反射の右側の副腎の圧痛なんかを押さえたら、そういう人って痛い人も多いと思います。

ちなみに、チャップマンの副腎の場所って言うと、へそから横に指2本、上に指2本が腎臓のポイントで、そこからさらに指2本上の場所です。

なので、整体的に対処することとしては、

先程言った5つに対処することですよね、

①つめの、交感神経の過緊張をしずめることは、

これは例えばみぞおち、この辺りは交感神経がいっぱい集まってるところなので、ここを緩めるっていうのも有効です。

②つめは、肩とか首とかの過緊張、肩とか首への施術ですよね。

③つめは、呼吸筋を調整して、呼吸がしっかり出来るようにする、

これは、肋間筋とか前鋸筋とか大胸筋とか腹斜筋とか広背筋とか、そういう呼吸に関わる筋肉の動きを出していく施術が必要ですよね。

そして、④つめは、内臓の施術、胃とか腸とかは筋肉ですし、自律神経で動いてますから、胃とか腸を整えることで、自律神経の調整にもなりますよね。

こういうことを、必要に応じでやることと、

あと一つは、
⑤栄養についても大事で、
糖質のとりすぎ、
タンパクの不足、
そしてビタミン・ミネラルの不足もあるはずなので、
それについても必要に応じて指導していくことが必要です。

さらに、病院での薬によって胃腸は荒れるので、
プロバイオティクスとプレバイオティクス、
乳酸菌とか酪酸菌とか、オリゴ糖とか繊維とか、
そういうのもしっかりとってもらうってことも合わせてしてもらうと更に良いですよね。

さらに、交感神経の過緊張をセルフで緩める簡単な方法としては、

やっぱり邪気払いですよね。

これについては、以前この動画の中でも紹介しているので、そちらも合わせてみてもらって、家でできる方法として指導してもらうっていうのもすごく有効です。

ということでまとめると、

まずは、顔面神経麻痺になったら、あるいは顔面神経麻痺の患者さん・お客さんが来たら、どうするかと言うと、

まずは病院に行ってなければすぐに行ってもらうですね。
ちなみに、行くのは耳鼻科です。
出来れば大きめの病院の方が良いですね。
これは、末梢性なのか中枢性なのかっていうのは、だいたい症状から分かるんだけど、それをちゃんと判断するためには、脳の画像診断もしたほうが良いので、
そういう設備があるような大きな病院の方が良いです。
そして、病院でちゃんと検査をして、必要な処置をちゃんと受けてもらうっていうのが第一ですが、

それに加えて、そういう症状が出る人、さらに後遺症が残りやすい人っていうのは、

①交感神経の過緊張
②肩とか首の過緊張
③呼吸が浅い
④内臓、主に消化器系の機能低下
がある人が多いので、
それに対して必要な施術を行うことと、

栄養についても、
糖質のとりすぎ、
タンパクの不足、
ビタミン・ミネラルの不足
もある場合がほとんどなので、それについても指導することと、

さらに、プレバイオティクスとプロバイオティクスも合わせて行ってもらう、

って言うことをするのが大事になります。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。