さて、脳のリソースを増やす方法を理解するというテーマで今まで色々と解説してきました。
今回も「ビリーフ」について、「ベキ」の続きです。
人は誰でも「○○するべき」っていう思い込みや信念(ビリーフ)を持っています。
ですがこの「ベキ」、実は必要のないものがほとんどなんです。
今回はそのことについて書いてみようと思います。
「○○するべき」っていうのは、それをしていなかったらイラッとしたり、逆にそれにかなっていたら嬉しくなっちゃったりします。
つまり、この「ベキ」が良いことと悪いことを区別(ジャッジ)してしまっているんですね
しかも結構強烈にジャッジしてしまっているんです。
「○○するのは良いことだけど、△△するのは絶対にダメッ!!!」
って感じで、ダメ出ししてしまいたくなるのがこの「ベキ」です。
もしこの「ベキ」がなかったらどんな反応するのかというと、
「○○は良いことだね、△△も良いことだね、でも私は○○の方が好きだな」
って感じかな?
ちょっと感覚的なことなので言葉で表現が難しいですが、良い悪いで判断をする必要のない状態が「ベキ」に縛られていない状態です。
そして、この「ベキ」を自分ができなかったりしたら、
そのジャッジは自分の内面に向かっちゃいます。
「○○するべきなのに、○○出来ないのは自分が悪いんだ」
ってなっちゃうんですね。
っていうのは、このビリーフっていうのは自分の深い部分に刷り込まれているので簡単にくつがえせないからです。
そして、そうであるから無意識で「ベキ」をしないことを恐れています。
そして、「ベキ」が出来ないと自分で自分を攻撃しちゃったりということが始まります。
このように必要のない「ベキ」をいつまでも持っていたままでいると、自分をものすごく制限してしまいます。
もう一つ、この「ベキ」を持っていることによって起きる大きな問題があります。
それは・・・、
「ベキ」をしていない人があなたの周りに集まってくるようになるんです。
実際には「ベキ」をしていない人を無意識的に探して引き寄せてしまっているので集まってくるように感じるわけですが、不思議なくらい「ベキ」をしていない人が寄ってきます。
自分の中から追い出して蓋をしているから、外からそれを見せに来てくれるんですね。
じゃあ、その取り方は?
実は、これもリミッティングビリーフの時とほとんど一緒なんです。
つまり「許可」をする。
「ベキ」をしていない自分を許可するんですね。
例えば「ご飯粒を汚く食べ残しても良い」みたいな感じです。
もう一つは、実際にやってみるです。
実際にご飯粒を汚く食べ残してみる。そういうことをすることで、このビリーフが外れやすくなってきます。