こんにちは!
愛知県豊田市のTen整体院の院長で、
古武術から生まれた整体GP法の開発者のTenです。

今日は、かなりマニアックな話になりますが、
興味のある人はすごく興味がある話なんじゃないかな?って思うような話で、

ストレスとかトラウマとかをリリースする方法で、タッピングってありますよね。

そのルーツになる話っていうのをしてみたいと思います。

タッピングっていうのは、例えばストレスとかトラウマとか、そういうのを思い出した状態で、特定の順番で、顔とか体とか手の指にあるツボをトントンとタッピングすることで、
解消していくってものですが、

TFTとかEFTとか、そこから更に派生した色んなタッピングがいま世の中にいっぱいあって、

最初の頃のタッピングって、
そのストレスとかトラウマの内容によって、
メチャメチャいっぱい、このタッピングする場所と順番のパターンがあって、

それを、その人にあったものを選んで、タッピングをするっていうものだったんですが、

だんだんそれがシンプル化されていって、

最近よくあるものでは、1つのパターンだけで、これさえやればストレスもトラウマも取れますよとかって言ってやってる方法とかもありますが、

あれ、多分、ハマる人にはメチャメチャ効果があるけど、
ハマってない人にはあまり効果がないとか、そういう事があると思うんですね。

そういう簡略化されすぎたものじゃなくても、

タッピングって、ハマるとメチャメチャ効果ありますし、使い方がちゃんと分かってる人がやればもう、何にでも効果あるよねって方法ではあるんですが、

ちゃんと使えて無くて、効果を感じれてない人とかも結構いるんじゃないかな?って思います。

っていうのは、その元になる理屈っていうか、
「なんでそんなので効果があるの?」っていうのが表に出てないからっていうのも、あるんじゃないかな?って思ってて、

あとは、大元の原理原則がわかれば、自分でいくらでも応用出来るし、さらに効果を高めることも出来るんじゃないかなって思ってて、

そのためには、この辺りの大元の話を知っておくと、多分、すでに使えてるひとも、さらに自信をもって使えるようになると思うし、

なんか上手く使えてないなって人も、もしかしたら使えるようになるかもしれない、そんなタッピングの元ネタの1つを紹介しようかなと思います

タッピングっていうのは、元々はキネシオロジーから派生したものなんですが、

東洋医学の考えでは、
人のカラダには、経絡っていう気が流れるルートがあって、
そのルート上に、色んな働きを持ったツボがあるって、考えられてますよね。

経絡には、六臓六腑に対応した12の経絡があって、
その、最初のツボと最後のツボっていうのが、実は特別な働きがあるんじゃないか?
っていうのを見つけたのが、グッドハート博士です。

グッドハート博士っていうのは、
アプライドキネシオロジー、略してAKっていいますが、
このAKを始めた人ですね。

英語だと、経絡の始まるところにある最初のツボを、ビギニングポイント、
最後にあるツボを、エンドポイントって言うんですが、

コレに当てはまる日本語って、もしかしたら僕が知らないだけかもしれないんですが、無いんですよね。

なのでしょうがないから以前は、起始と停止って言ってましたが、筋肉と勘違いされるので、これも適切じゃないしなってことで、

面倒なので、ここではね、
頭文字をとってBポイントとEポイント、
両方合わせて言う時はBEポイントって言うことにしますが、

グッドハート博士は、ある時、
経絡の陽経のBEポイントのツボを叩くと、
3分以内に、体温とか口の中のPHだったりとか、
体の生理的な色んなことが変化するっていうことを見つけて、
これが、体のバランスを整えるのに有効なんじゃないか?って考えて、いろんな研究をしたんですね。

そして、その後にも色んな人がその研究を進めて、

実は、それぞれの経絡のBEポイントが、色んな神経伝達物質の不足だったり、過剰だったりを調整できるポイントだってことが分かって、

適切なポイントをタッピングすることで、色んな神経伝達物質の量を適切に調整できるってことを見つけたんですね。

そして、それを応用した方法っていうのがいっぱい考え出されたんですが、その1つが、タッピングってことなんですね。

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ちょっとそれぞれの経絡のBEポイントと、神経伝達物質の関係を表にしてみたんですが、

陽経のツボが、神経伝達物質が欠乏してる時に、それを増やす働きで、
陰経のツボが、逆に過剰な時にそれを抑制する働きで、

これの組み合わせで、色んなバランスを整える、そういう働きがあるんですね。

例えばこの表の中のアスパラギン酸なんて、
旨味成分のアミノ酸だし、疲れを取ったりとか、そういう体に対する働きのほうが有名で、神経伝達物質だっていう認識って、あまりないと思いますが、
そういうのも神経伝達物質として実は働いてて、経絡とも関わってるっていうのも面白いですよね。

そして、
幸せホルモンって言われるセロトニンは、膀胱経のツボ、実際には目頭の睛明ってツボですが、ココはタッピングしにくいので、
その1つ隣の攅竹って言うツボが使われることが多いですが、

目の上で、眉毛のちょっと下の内側の、この辺の、ぐりぐりするとちょっと痛い所があると思うんですが、そこをタッピングすると、セロトニンを増やす事ができるとか、

神経の興奮を鎮める働きがあるGABAを増やしたかったら、大腸経のツボ、
これは、鼻のちょっと横の、ぐりぐりすると凹んでる所があるんですが、この辺りをタッピングすると増やすことが出来るよとか、

逆に、興奮系の神経伝達物質であるノルアドレナリンを抑制したかったら、心経、心臓の経絡のツボ、
小指の爪の付け根の、薬指側ですが、ココをタッピングすると抑制出来ますよとか、

勉強する時とか、頭の働きを良くしたいなって時には、
三焦系のツボ、眉毛の外側、丁度このあたりがツボになるので、この辺りをタッピングすることで、頭をしゃきっとさせたりとか、

そんな感じでも使えるってことですね。

実際には、神経伝達物質って、多すぎても、少なすぎてもダメで、
適切なバランスがメチャメチャ大事なので、
必要なところに必要なだけ刺激をするって言うふうにしないと、
かえって調子を崩す可能性があるので、

例えば、セロトニン増やしたいからって、この攅竹ばっかりトントンしすぎるっていうのもダメなんですけどね。

適切にやりたかったら、やっぱり、筋反射とかを使って、
今のその人のその状態に一番適切なツボを見つけて、
そこを、必要な回数タッピングするっていうふうにすると、

その状態に一番最適なタッピングが出来ちゃうよってことになります。

タッピングをするときとかも、なんでこの症状で、この順番でタッピングをするんだろう?
なんてのも、こういう関係から分かることもあると思いますし、

その症状や状態によって、タッピングする場所を足したり引いたりして、より最適な方法にするってことも出来るんじゃないかなと思うと、
これはね、すごく面白いんじゃないかなと思います。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。