ども、Tenです。

今日は、痛みについてちょっと書いてみようかな。

この話、大昔に違う所でブログやってた頃に書いたことあるんですが、もうどこに書いたのやらわからないくらい昔なのでまた書いちゃおうかと。

当院に来院される方には結構話す内容なんですが、

普通のイメージだと、どこかが痛い時って、

例えば

「腰が痛い!!」

って時、

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その痛いところ、腰に何か問題があるんじゃないかって思ってませんか?

ですが、実はそうじゃない場合のほうが多いんですね。

むしろ、痛いところって、犠牲者なんです。

これ、会社なんかと一緒なんですよ~ってお話をすると結構理解してくれる人が多いんですが、

例えば、会社のAさんという人が、自分の仕事を余りしないでサボってばかり。

しょうがないなって事で、同僚のBさんがその仕事を肩代わりして、自分の仕事にプラスしてAさんの仕事もしちゃう。

ただでさえ忙しいBさんが、毎日残業しまくって、Aさんの仕事までこなして、もう疲れきっちゃって、

そんな時に、今度はCさんがインフルエンザにかかって会社を1週間休んじゃったりして、

もう限界いっぱいに仕事がたまってるのに、AさんだけでなくCさんの仕事までしなくちゃいけなくなったBさん、

ついに過労で倒れちゃう・・・、

みたいな?

Bさんは別に悪くないんですよね~。

しいて悪いといえば、AさんやCさんの仕事をキャパを越えて引き受けちゃったってこと位。

問題は、AさんやCさんなのです。

実はカラダの中で起こってるのもこれと一緒なんですね~。

そう、痛みはあくまで結果なんです!

そして、腰が痛いのも、腰が悪いわけじゃないんです!

腰に負担をかけるような、仕事をしていない部分(Aさん)がカラダの他の場所にあるんですね。

そんな状態が続いている時に、何でもない荷物を持とうとした拍子(Cさん)にグキッと来ちゃったり、

よくギックリなんかで、この荷物をもった事(Cさん)が原因だと勘違いする人多いですが、

それも違うんです。

悪いのはAさんなんです。

でも・・・、

よくよく考えると、なんでAさんって仕事しないの?

なんでだろうね?

これにも実は探していくと原因があることが多かったりして。

そんな感じで、ドミノ倒し的に順番にしわ寄せがカラダの色んなところに出てきて、

その中の弱い場所だったり、感受性の高い部分が痛みとして現れてるんですね。

そして、その大元の原因になるものって、必ずしも肉体とは限らない。

筋骨格系の問題かも知れないし、神経学的な問題かもしれないし、精神的な問題かも知れないし、栄養学的な問題かもしれないし・・・、

さらに、原因が1つとは限らないんです。

そんな複雑なものが複雑にからみ合って、痛みって出てきますから、

常に全体を観て、全体のバランスを取りながら、調整していく必要があるんです。

腰がいたいから腰を揉んで、肩がこるから肩を揉んでなんてしてたって、

その時には一瞬軽くなったような気にはなりますが、原因には手を付けないので良くはならないんですね。