友人H氏を相手に皇法医学の施術をした。
基本的にこの手技は最近は封印していて実際の臨床では請われたとき意外は使ってないのですが、やっぱり良いものですね~。
内臓系の調子が悪いようだったので、いつも使ってる筋筋膜系の方法よりはこっちの方が手っ取り早いかなと思ってやったのですが、結構良い感じでした。
今回は初回という事もあって、オーソドックスなやり方しかしませんでしたが、最近帯状の使い方がだいぶわかってきたので、今度はこれを集中的にやってみようかとも思ったり。
(ちなみに帯状反応についてはこのページで解説しています。)
ところで、この帯状の使い方、僕がその昔習った時には、こういうものがあるんだよと言う説明があったのみで、具体的な使い方って教えてくれなかったのです。
平田氏帯って言って教科書にも載ってるくらい有名なものなのに、その具体的な使い方がその直系の療法の中に無いってのはオカシイなと思ってました。
で、その後何人かの古い先生の所を訪ねてまわっていろいろと話を聞いてみると、古い人はちゃんと知ってるみたいなんですよね。(当時の僕がアホだっただけで実は教わってたのかも?というのもありますが・・)
でも、具体的な方法論ってのはやっぱり教えてくれない。ヒントは幾つか貰いましたけどね。
それで、さらに平田内蔵吉の本を読み直して自分なりにまとめたのが、今使ってる帯状の使い方なのですが、これがまたかなり使えるんで重宝してます。
一応実用レベルまで解明できた部分に付いては今やってる整体講座でも教えていますが、まだまだ検証をしている部分もあって、もう少し解明できたらこれを元に新しい手技を組み立てても良いかなとか考えてたり・・・。
新しい療法を追いかけるのも非常に楽しい事ですが、昔の忘れ去られた療法を研究していくのもまた楽しいものですね。