何かしら慢性の症状を持ってる人の良くなってくパターンって結構似たような経過をたどることが多いと感じてますが、
今日はちょっとそんな話を書いてみようかな。
慢性の症状を持ってる人って、大抵感覚がおかしくなってる人が多いです。
それは本人が自覚してる場合もあるし、してない場合もありますが、まずは皮膚感覚がおかしいあるいは鈍ってる人が多いです。
ガチガチに凝ってても、なんとも無いという人や、
逆に力がなくぐにゃぐにゃな筋肉になってる人や、
感覚が麻痺してる人や、
くすぐったがる人や、
単に痛みを感じれなくなってる人。
まあ、そんな感じで感覚がおかしくなってる人が多いです。
ですが、早ければ1回、そうでなくても数回の施術でだんだんと普通の感覚に戻ってくる人が多いです。
そして、面白い事に、最初は何処を触っても痛みもなんも感じなかったような鈍ってた人が、一旦それが普通の感覚が戻ってくれば、
半年や1年位こなくってもその感覚って結構維持されてるって事。
そんなに簡単には悪い状態には戻らないんですね~。
痛みって、カラダが発する警報なので、痛みをちゃんと痛みとして感じれるようにならないと、自分のカラダがおかしいよってことにすらカラダ自身が気が付かない。
そしておかしいと気づいたら、勝手にカラダって変わろうとするって考えたらイメージしやすいかな?
まずは痛いところは痛い、かゆい所はかゆいと、普通に感じれる感覚を取り戻すのがまず第一歩だと思います。
ちゃんと感じることが出来る様になれば、カラダって常に良くなろうとしてるんだから。
あとは方向さえ示してあげれば勝手に良くなってく事が多いです。
だからまずは普通にありのままに感じれる感受性を取り戻すってのが大事なんですね。
Tenの普段やってる方法って、楽な状態を一旦作って、それをカラダに覚えさせるというか、
「ほら、こうしたほうが楽でしょ~!」
ってカラダに(っていうかそれをコントロールしてる脳に)提案してるだけみたいなもんです。
だから、その提案をカラダが受け入れてくれれば、本人の力で勝手に変わってくるし、受け入れてくれなかったら何も変化が置きないと。
(もちろんそんな時には違うことしますけどね。)
カラダは常に、色んな状態の中からどれが一番いまのこのカラダにとって最適なんだろう?って選択しながら、一番良い状態を保とうとしてるんだけど、
その選択肢が少なくって、どっちを選んでもツライよね~って状態に「はまっちゃってる状態」ってのが慢性の症状。
そこに、他の選択肢、
こんな方法もあるよ!あんな方法もあるよ!
って選択肢を増やしてあげれば、その中から一番いい状態を勝手に選んで良くなって行くんだと思います。