整体をやってて来るお客さんを見ていて思うこと。

最初来た時には、ココが痛い!アソコが痛い!といってる人も、1回の施術でそれらが全部取れてしまうと、もう来なくなってしまう人が多いです。

そして、2~3ヶ月ぐらい経って、

「2ヶ月ぐらいはすごく調子が良かったけど、また元に戻ったので・・・」

なんていって来られる方が多いです。

ぎっくり腰なんかでも同じでした。

お連れの人に担がれて来たような人でも同じ。

その時は、「あれ?なんで?」なんて言って喜んでくれますが、

「痛みを取っただけで治ったわけではないので、何度か通った方が良いですよ」

と言っても、同じパターン。

ぎっくり腰になるまで身体の異変に気が付かないで何もしないような人は自分の身体に対する感覚が鈍い人が多いようで、そういう人はまた同じようなぎっくり腰になるまで来なかったりします。そこまでひどくなるにはまた数年かかるのですが・・・。

ある本を読んでいたらこんな事が書いてありました。(ちょっと文章変えてます)

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どうやって次の施術の時期を決めたら良いのだろう?
クライアントの症状が”頭打ち”の状態になった時に来てもらえば良い。
この”頭打ち”の状態というのは、クライアントの症状が悪化すると言う意味ではなく、ただ改善がストップしたと言う意味である。
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良い整体の施術というのは、それが終えた瞬間から改善のプロセスにはいります。

つまり、何もしないで普通にしていても、徐々に良い方向に向っていくのです。

この改善のプロセスが、何か別のその時点ではまだ表に表れていなかった(あるいはその後新たに生成された)機能障害が表に現れる事でストップする、その時まで身体の状態は徐々にでも改善されていきます。

これがストップした或いはその前に、次の施術を受ける事で、改善のサイクルはスパイラル状にどんどん良い状態へ向っていきます。