こんにちは!
GP法のTenです。

先日、このyoutubeのコメントで質問いただいていた、

ヘバーデン結節についての話を今日はしてみたいと思います。

ヘバーデン結節とブシャール結節っていうのがありますが、

これは、手の指の骨が変形していって、良く指のこの辺りがぷくっと太くなってる人いると思いますが、そういう症状のことを言って、

指の第一関節に出来るのがヘバーデン結節、第二関節に出来るのがブシャール結節、

出来る場所が違うだけで、同じものだと考えられています。

原因は色々あるんですが、その原因と、対処法をこれから紹介していこうと思います

手の指の骨が変形していって、

痛みが出る人も多いですが、変形していっても痛みを伴わない人もいるみたいですね。

35才以上の女性に多いと言われていて

男性でも、50代を越えると、出る人が増えてくるそうです。

この原因の一つに、エストロゲンの減少があると言われていますが、

更年期に向かうにつれて、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減っていくことが影響していると考えられています。

エストロゲンは女性ホルモンですが、抗炎症や抗浮腫の働き、要するに、炎症を押さえたり、むくみをおさえたりする働きもあって、

それが少なくなる影響などから、骨粗鬆症にもなりやすくなって、

骨からカルシウムが流出してくときに、関節部分で微細な炎症が起きることで、そこが石灰化して、症状が出るんですね。

病院などでも、年のせいとか、しょうがないとか言われる事が多いようで、

あまりにひどい場合は、手術などもあるみたいですが、基本的には保存療法として、痛み止めなどで対処することがほとんどなようです。

ただ、エストロゲンの減少というのは、あくまでいくつかある原因の一つであるので、その他の問題を解消していくことで、もう変形しちゃったものは戻りませんが、痛みを緩和したり、なくしたり、変形の進行を止めることが出来ます。

ではどんな事をしたら良いのか?

これから3つの対策について話をしていきますが、

まずは1つ目、一番のベースとなるのが栄養です。

原因の一つがエストロゲンの減少だとさきほど言いましたが、

カラダの免疫システムのアンバランスに寄って生じるのが大元の原因で、

なぜそうなるのかと言うと、そのさらに原因になるのが、

栄養不足だったり重金属や化学物質などの影響、さらに慢性的な炎症など、

これらのいくつかの原因が重なって起こる症状なので、

まずは、足りない栄養を補充するというのがスタートになります。

栄養といえば、いつも言う話ですが、

まずは、十分なタンパク質、そして、ビタミン・ミネラル類をしっかり取るということですね。

その中でも大事なのが、骨粗鬆症が原因のひとつなわけですから、カルシウムとマグネシウムが必要です。

ストレスによってカルシウムとマグネシウムは尿中に排出されやすくなるということもあり、
炎症や痛みがある場合には、足りなくなっている場合が多いと言われています。

痛みなどもストレスですからね。

これは食事だけでとるのが難しければサプリなどで摂るのが良いですが、

薬局などでもカルシウムとマグネシウムがセットになったサプリとかも売ってるので、そういうのを摂るのも良いですし、

あとは小魚なんてのも良いですよね。

そして、体内の炎症も原因のひとつなので、

炎症を抑えるために、炎症を抑える働きがあるオメガ3系の油を十分にとって、

炎症を促進する働きのあるオメガ6系の油を減らすことも大事になります。

具体的には、

オメガ3は、アマニオイルとかエゴマオイルとか、魚の油であるDHAとかEPAですね。

細かい話ですが、養殖の魚と天然の魚では、油の組成が違うので、なるだけ天然の魚を選んで多く食べるというのも大事です。

そして、サラダオイルなどのオメガ6系の油をなるだけ控えて、

オメガ9系のオリーブオイル、できればエキストラバージンオイルの本物のオリーブオイルを探して使うと良いです。

これも細かい話を言うと、スーパーとかで売ってる安売りの油はほとんど偽物だと言われていますので、ちょっと高いですが、ネットとかで本物と認められたものを買うとベストですね。

ちなみに、うちで使ってるオリーブオイルは、オリーブオイルコンテストとかで入賞した本物を選んで使ってます。

もう一度いうと、オメガ3系の油をしっかりとって、

痛め物や揚げ物などは、なるだけオリーブオイル等に置き換えて、オメガ6系の油を控えるようにすると良いです。

また、炎症によって被害が大きくなるのは、活性酸素の影響もありますから、抗酸化も大事で、そのためにビタミンCなども、多めに摂るというのも必要かもしれません。

あとは、重金属や化学物質などの影響もあると言われていますから、食品添加物等をできるだけ避けるのも意識すると良いかもしれませんし、

水銀やヒ素等の重金属のことを考えると、これは難しい問題なんですが、例えば玄米とか、先程魚の油が良いって話をしましたが、水銀などの重金属のことを考えると、魚には結構はいってるんですよね。
生物濃縮って言って、小さな微生物や小さな魚をちょっと大きな魚が食べて、それをさらに大きな魚が食べてみたいな感じで、大きな魚ほど、そういうのが濃縮されちゃうので、大きな魚のとりすぎもちょっと心配だったりもします。

あとは、炎症のことを考えると、腸内環境も影響しますから、腸内環境を良くするためにも、発酵食品もしっかり摂るようにすると良いですよね。

まとめると、

1)十分なタンパク質とビタミン・ミネラル類をしっかり摂る。

2)そのなかでも、カルシウムとマグネシウム、をしっかりとって、

3)オメガ3系の油をしっかりとって、

逆に、オメガ6系の油を極力避ける

4)食品添加物などを極力避ける

5)発酵食品も積極的に摂る

っていうことですね。

これが1つ目の対策の栄養で、

2つ目が、

骨粗鬆症が問題なわけですから、骨を元気にするってことも大事で、

これには、ビタミンDですよね。

ビタミンDは、太陽の光を浴びることで生成されるので、

太陽の光を、できれば1日に30分以上浴びるようにするってのも大事です。

そのときに日焼け止めなどを塗ってたら、ビタミンDが生成されないので、日焼け止め等無しで、できれば30分くらいは、散歩でも何でも良いので日に当たる習慣をつけるってのも大事です。

そして、3つ目の対策として

整体などでカラダをととのえることで、痛みを更に緩和したり、
内臓やホルモンなどのバランスを取っていく、
そうすることで、症状の進行をおさえたりすることが出来ます。

ただ、施術だけでというのは、人によってはそれだけでよくなる人もいるかも知れませんが、多くの場合は、これまで話してきた栄養なども合わせて行う必要があると僕は、思っています。

施術的には、内臓と、頭蓋、頭ですよね、あとは背骨、このどれかがメインになると思いますが、

まあ結局全身の必要なところを必要なバランスで施術をすると一番良いですよね。

あとは、直接的に痛い指にアプローチしたいなら、間接法的な方法、例えばオステオパシーの誇張法みたいな方法でやると、痛みはある程度おさまるので、これも試してみると良いかもしれません。

最後に今までの話をまとめると、

1,栄養で、

・タンパク質とビタミン・ミネラル類をしっかりとる。
・そのなかでも、カルシウムとマグネシウム、をしっかりとって、
・オメガ3系の油をしっかりとって、
逆に、オメガ6系の油を極力避ける
・食品添加物などを極力避ける
・発酵食品も積極的に摂る

2,で太陽の光をできれば1日に30分くらい浴びる

3,整体の施術で体全体のバランスをととのえる

こういうことをしていくことで、痛みも治まるし、進行も止めることが出来るので、是非参考にしていただきたいなと思います。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。