食事でとった糖分やタンパク質をカラダの中で有効に使うのに必要でとっても大事な栄養であるビタミンB群について今回は書いてみようと思います。

食事で得た糖分や脂肪、アミノ酸などはカラダの中で様々に変化しながら細胞のエネルギーになって行きますが、その為に必要となる材料がビタミンB群です。

エネルギーになるものを食事から十分にとっているはずなのに、なぜか

「やる気が出ない」
「疲れやすい」
「気分が落ち込む」
「仕事に集中出来ない」
「物忘れがひどい」

などという状態になるのはもしかしたらビタミンB群が不足していて必要なエネルギーが体内で有効に活用されていないせいなのかも知れません。

そして、例えば口内炎などが出来るのも同じくビタミンB群の不足からもおきます。

B6が不足すると糖分の分解が進まないからブドウ糖が不足し、
B1やナイアシン(B3)が不足すれば例え脳内にブドウ糖があってもエネルギーになりません。

この為、B1・B3・B6が不足したら脳の働きは鈍り、気分が落ち込んだり、イライラや情緒不安定、カラダがだるくなるなどの症状が出てしまいます。

また、脂肪をエネルギーに変えるにはB2が必要です。

またB12は脳内では記憶に関わる反応に必要です。

そして葉酸やパントテン酸、ビオチンなどもこれらの反応に必要なビタミンBなのでそれらをバランスよく取ることで、カラダだけでなく脳の働きにも良い影響を与えます。

参考までに代表的な食材をあげておきますので参考にして下さい。

ちなみに全て水溶性なので煮物等にした時にはその汁もしっかり飲みましょうね!

B1が豊富な食材は、豚肉、玄米、ノリ、サバ、等
B2が豊富な食材は、肉、牛乳、緑黄色野菜、等
B3が豊富な食材は、ゴマ、玄米、アーモンド、ピーナッツ、いわし、カツオ、等
B6が豊富な食材は、肉類、魚類、キャベツ、バナナ、豆類、等
B12が豊富な食材は、肉類(特にレバー)、魚介類、シジミ、乳製品

とはいえ、なかなか普段の食事で十分なビタミンを取ることは難しい人も多いと思います。

それにストレスや飲酒・喫煙など様々な事で簡単に消費されてしまう栄養素ですので普段の食事だけで取ることは難しいという事もあります。

そのような時にはまずはマルチビタミンやビタミンBコンプレックスなどの総合ビタミン剤でとって様子を見てみるということも現代では必要かもしれません。