日本は世界で一番アトピーの多い国なんだそうですね。

かのアンドルーワイルも、その本のなかで、日本でのアトピーの多さ、そして医学的な処置のお粗末さに驚いたと書いてるそうです。

たまたま見つけたサイトに書かれていたこと。とっても興味深いことが満載です。

順次紹介して行きたいと思います。

ちなみに、そのサイトはココ→アトピー解決篇

詳しくは、上のサイト内のコレを読んでください。

以下、引用です。



日本では戦前はあまり塩素を入れていませんでした。

戦後、アメリカ軍が日本を戦地と同様の野蛮な土地と考えて、占領軍の安全のために「野戦基準」の塩素投入を強制したのです。

それは浄水場で2PPMという濃度で、当時一般的だった濃度の10倍でした。

しかしその後、右の図で分かるように、河川の汚染が進むにつれて、塩素の投入量はどんどん増えてきました。

これは日本の水道法が、

「塩素は家庭の蛇口で0.1 PPM以上残っていること」

と、下限を定めるだけで上限を設けていないためです。

これは今となっては不用意な条文ですが、法の精神は、0.1 PPM以下では細菌繁殖のリスクが残りますよ、だから予算をケチらずに、蛇口で0.1PPMを確保できるようにしなさい、ということであって、0.1PPM以上ならどれだけ投入してもよいということでは、もちろんありません。

しかるに当局は、河川や湖沼の汚染が進むにつれて、「条文に従って」塩素をどんどん投入してきたのです。

この塩素投入量のデータは、東京都がうっかり公表してしまったもののようで、その後、当局は数値を出さなくなり、公的なデータは見あたりません。

塩素試薬を持って駅やビルや民家の水道水を調べるという、民間のゲリラ的な蛇口調査(学習研究社「今、水が危ない」1992)では、蛇口塩素濃度は、東京の1.5 PPMを筆頭に、全国軒並みに1 PPM以上となっていました。

これは規定の10倍から20倍で、プールの基準値(0.4 PPM以上)よりも濃く、さかのぼって浄水場では相当の塩素が投入されていることを示しています。

欧米から日本に来る筆者の友人達は、一様に、レストランなどで出される水はカルキ臭くて飲めないと言います。

欧米人には、レストランで水道水が出されること自体が奇異なのですが、これは、日本の水道水はおいしい、という前提で行われてきた日本の習慣でした。しかし、それも今は昔です。

また、シャワー浄水器のメーカーの話では、YMCAからたくさん注文が来るそうです。

外国からの留学生が日本でシャワーを浴びると、たちまち身体じゅう痒くなるからだそうです。

塩素濃度に上限なし、とは日本だけのことです。

戦後アメリカ軍が塩素投入を強制したとはいえ、そのアメリカにも塩素投入量には上限があり、州によって差はありますが、残留塩素濃度は0.1 PPM以上、0.5 PPM以下くらいが標準となっています。

先述した、本土復帰後の沖縄でのアトピー性皮ふ炎の増加という現象は、まさに沖縄が「本土化」してきた結果であり、その背景には、沖縄に日本の法令が適用され、塩素投入量のタガがはずされたことがあるでしょう。

沖縄においても、施政権返還後の20年間の経済成長にともない、水洗トイレ、家風呂、クーラー、乗用車などが普及し、水道水の需要が急増しました。

もともと離島に降る雨の量は十分ではありませんし、天然、人造ともに貯水能力は限られています。

そのような土地で水道水の需要が急増すれば、それまで利用していなかった低質の水源も利用せざるを得ず、その一方で塩素投入量の上限がはずされたのですから、何が起こったかは想像に難くありません。

わが国における「塩素の大量投入」にはたかだか50年の歴史しかなく、この間、塩素を大量に含んだ水での入浴が、万人にとって安全であると確認されたことは一度もありません。

また、塩素濃度が高くなっただけでなく、入浴回数が増え、シャワーの利用が増え、強力な合成洗剤で皮脂をこそぎ落とす、という生活様式の変化が重なり、日本人の皮ふは、ひと昔前に比べて20倍も30倍も多く塩素にさらされるようになってきています。



なんということでしょう。

最近は、塩素の害は少しずつ言われるようになって来ましたが、その原因の大本が、GHQの占領政策にあったなんてびっくりしました。

確かに、Tenも、塩素除去のシャワー等を使うようになってからだいぶ改善されたと思ってますが、あまり深刻には考えてませんでした。

色んなアトピー関連のサイトを見ると、お風呂にはビタミンCを入れてから入るのが良いだとか、合成界面活性剤を使わないなんて事が良く書かれていますが、このサイトの説明はとってもわかりやすいです。

一読をオススメします。