こんにちは!
GP法のTenです。

今日は、睡眠の質が悪い人、

例えば、
夜ねれないとか、
夜中に目が覚めるとか、
寝汗がヒドいとか、
歯ぎしりとか、
イヤな夢を見るとか、
眠りが浅くて寝ても疲れが取れないとか、
朝、体がだるくて目が覚めるとか、
朝、腰が痛くて目が覚めるとか、
朝、頭痛が出るとか、
朝起きたときに気分が落ち込む事が多いとか、

そんな問題を抱えている人が結構うちの整体院にも来ます。

そんな人の問題の一つとして考えられるのが、実は夜間低血糖、

夜寝てる間に血糖値が下がっちゃうことによって、

今言ったような色んな問題が起きることがあります。

今日は、そんな夜間低血糖について話をしてみようと思います

夜間低血糖っていうのは、文字通り、夜間の寝ている間に低血糖になることで、

糖尿病の人じゃなくても、普通の健康な人にもありがちな問題です。

最初にも言いましたが、この夜間低血糖があると、色んな問題がおきますが、

寝ているときだけじゃなくて、夜間低血糖があると、昼間もダルいとか、なんだか疲れちゃってやる気が出ないとか、そういう問題にも影響します。

さらに、この夜間低血糖が重症化していくと、

寝ている間に、交感神経が活性化されて、迷走神経の興奮から、不整脈を引き起こして突然死にいたる、デッド・イン・ベッド症候群なんていうものを引き起こす原因にもなるって言われたりします。

怖いですよね。

夜寝ているときに、血糖値が下がりすぎると、それを回復させようと、

アドレナリンとかコルチゾールとかのホルモンが分泌されて、

糖新生っていって、肝臓で糖分を作って血糖値をあげようとします。

アドレナリンとかコルチゾールとかって、いわゆるFF反応、

闘争逃走反応のときにでるホルモンで、

そういうホルモンが出るってことは、戦うか逃げるか、そんな状況の準備をカラダがしようとしちゃうんですね。

そして、交感神経が緊張して、カラダが興奮状態になります。

寝てるときに、興奮状態になることで、睡眠の質が悪くなって、

例えば悪夢を見たりとか、

全身の筋肉が緊張して、歯ぎしりしたり、
腰が痛くなったり、
寝てるのに筋肉が緊張しちゃうから、寝てるのにかえって疲れちゃってだるくなったり、

そんなことが起きちゃうんですね。

これは昔、僕が自分で血糖値をリアルタイムで測れる装置を使って人体実験をしたときの、血糖値のグラフですが、

通常は、こんな感じで、夜寝てる間も血糖値は安定してますが、

わざと寝る前に、糖質の多いもの、この時は南部せんべいを寝る前に5枚食べてみたんですが、

そうしたら、こんな感じで、寝てる間に低血糖になってるんですね。

寝る前に糖質を食べて血糖値が上がり過ぎちゃうと、

それを下げようと、インスリンが出て、血糖値を下げちゃいます。

すると、下がり過ぎちゃうから、

インスリンとかの興奮性のホルモンが出て、下がりすぎた血糖値をあげようとするんですね。

そのときに、例えば闘争逃走反応だから、戦うような夢とか逃げなきゃいけないような夢とか、そういう変な夢を見て目が覚めたり、

カラダが緊張して、腰痛とかの痛みで目が覚めたり、

あるいは低血糖から回復できずにダルさで目が覚めたり、

そんなことが起きちゃうんですね。

こういう時の対策は比較的簡単で、

寝る前に血糖値が上がるようなことはしないのが一つです。

寝る前に甘いもの、糖質を取らないで、

もしも小腹がすいたら、糖質ではなく、タンパク質を取るようにするとか、

そうやって寝る前の血糖値を上げないようにすることがまず大事です。

でも、それでも良くならない、そんな場合は、

もしかしたら副腎とか膵臓とか肝臓がくたびれてて、

必要なときに必要なホルモンが出せなかったり、
必要なときに、必要なインスリンが出せなかったり、
必要なときに、糖新生がスムーズに出来てなかったり、

そんなこともあるかもしれません。

そのなかでありがちなのは、副腎がくたびれてて、必要なときに必要なホルモンが出せずに、上手く血糖値をコントロール出来てない、

そんなことがあるかもしれないですね。

そんなときに、何をしたら良いのか?

整体的には、内臓を調整するのと、自律神経の調整をするのと、
あとは、ストレスとかトラウマとか、そういうのを調整するのと、

必要に応じて、これらのすべてを一番いい順番でやっていくっていうのが大事になりますが、

それ以上にというか、その前にして欲しいことがあります。

それは何かというと、栄養です。

夜間低血糖がある人っていうのは、そもそも、昼間も血糖値が上がったり下がったりしていることが多くて、

その延長で、夜間にも問題が出ているので、普段の食事を変えて、血糖値の乱高下をしないようにしていくことがとっても大事です。

それが出来てくると、夜間の低血糖も無くなっていくだけじゃなくて、

昼間に、気分の上がり下がりが激しかったり、
気分が落ち込んだり、
そういう問題も解消されます。

血糖値の乱高下を防ぐには、

まずは、糖質を控えて、タンパク質を増やす食事にするっていうのが一つ、

もう一つは、食べる順番です。

いきなり最初にご飯とか麺類とかの糖質を食べるのではなく、
野菜やタンパク質を最初に食べて、その後に、ご飯とかの糖質を取るようにするとか、
順番を変えるだけでも、血糖値の急上昇を緩和することが出来ます。

イメージとしては、宴会とかで、和食のコースを頼んだときって、

最初に突き出しとして、ちょっとした前菜が出て、
お刺身が出て、
焼き魚が出て、
ちょっとした煮物が出て、
揚げ物が出て、
最後のシメにご飯と漬物が出て

みたいな順番が多いですようね。

これ、最初に糖質を取らないから血糖値は上がりにくいですし凄く良い順番ですよね、

こんな感じで、糖質を最後にするようにするだけでも、血糖値の乱高下を防ぐことが出来ます。

そういうことを心がけると良いですね。

あとは、副腎疲労があるかな?って人は

それに加えて、必要なビタミンを取るのも大事になます。

まずは、ビタミンB群をしっかり取るのが大事で、

その中でもナイアシン、ビタミンB3を多めに取る必要があるのと、

ビタミンCも、普通よりも多めに取る必要があります。

あとは、ビタミンAとかEとかDとか、全部必要なので、

これはサプリでとるのが一番良いですね。

ということで、今日の話を聞いて、夜間低血糖があるかも?
そう思った人は、普段の食事を見直していくことで、
そういう問題も解消していけると思います。

重症化しないように、食事を変えていきましょうね。

また、整体とかをしている人も、こういうこともあるんだということを知ってもらって、

食事の指導とかも出来ると良いですよね。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。