こんにちは!
GP法のTenです。
今日は、前回に引き続き、おねしょ、夜尿症の治し方について話をしてみたいと思います。
おねしょがなかなか治らない大きな原因は、4つ有るんですが、
この、
①ストレス
②栄養
③体の歪み
④原始反射
この4つが主な原因です。
この1から3の、ストレスと栄養と体の歪みについては前回解説させていただいたので、まだ見てない方はそちらも合わせてみてもらえたらと思いますが、
多くのおねしょは、この最初の3つを意識して整えていくことで改善していきますが、
それでもなかなか改善しない、
整体に行ったり、鍼灸に行ったりしても、漢方薬とかを飲んでもなかなか、おねしょが良くならない、
そんな場合に隠れてるかもしれないのが、
4つ目の原始反射なんですね。
特に原始反射のなかのガラント反射とペレーズ反射って言う反射が残ってると、おねしょって起きやすくいんですが、
このガラント反射とペレーズ反射っていうのがどういうものなのか?
なぜ、ガラント反射が残ってるとおねしょをしちゃうのか?
そして、その改善の為に家庭でも出来る方法はどんなものなのか?
今回はそんな話をしてみたいと思います
原始反射っていうのは、
赤ちゃんが、特定の刺激に対して起こす、反射のことで、
成長していくに連れて、統合されて無くなっていくものなんですが、
実は、大人になっても結構残ってることって多いんですね。
そして、残ってることで、反射なので、意思とは関係なく、勝手に反応しちゃう、そういうものです。
原始反射には、色んな反射があって、そのそれぞれが、子供の発達に必要なものですが、
その中に、
ガラント反射っていうのと、ペレーズ反射っていうのがあります。
だいたい妊娠20週に出現して、生後3-9ヶ月位に統合されるって言われてますが、
この2つの反射は、
赤ちゃんが、お母さんのおなかの中から出てくる時に、
この反射の刺激によって、体をくねらせて生まれてくる、そういう反射なんですが、
それ以外にも、おなかの中にいる時に赤ちゃんがいるときって、羊水の中にプカプカ浮いてる状態ですが、
この羊水に響く外の音を、振動として感じる時の助けをしたり、
あとは、腎臓とか泌尿器系の発達にも影響を与えてるって言われてます。
そして、
ガラント反射は、背骨の左右のキワをさすると、カラダが擦った側に曲がるような反射を起こして、
ペレーズ反射は、首の後ろのあたりをさすると、首をすくめたり、
腰の後ろあたりをさすると、腰をすらせるような反射を起こします。
なので、ガラント反射が残ってると、例えば椅子の背もたれに持たれると居心地が悪かったり、
ペレーズ反射が残ってると、襟の付いた服を着ると、なんだか落ち着かないとか、
ネックレスとか、マフラーとか、首に何かを巻き付けるようなものをしてると、気持ち悪いとか落ち着かないとか、
寝てるときも、布団とか毛布とかが背中で擦れるのが気になって、なかなか落ち着かないとか寝付けないとか、深く眠れないとか、
そういうのがあったり、
背中や首や腰の刺激によって、この2つの反射が起きると、それによって、膀胱反射も引き起こして、排尿が促される、つまり、おしっこをしたくなったりするんですね。
これが、寝てる時に起きると、
深く眠れないので、おしっこを作るのも抑制されにくいので、膀胱におしっこが溜まりやすくなるし、
ちょっとした刺激で、膀胱反射が起きて、おしっこをしたくなっちゃう。
でも、浅い眠りでも寝てるので、そのままおねしょしちゃう、
そういうことが起きちゃうんですね。
これ、神経の反射なので、意志の力でどうこうできるものでもないんです。
だから、気合と根性でこれをなんとかしようって思って頑張っても無理なんですね。
そして、この2つの反射が残ってる人の、他の特徴としては、
例えば、
仰向けに寝るのが苦手なので、横向きに寝てるとか、
椅子にじっと座ってるのが苦手とか、
服が背中や腰に触ってるのを感じるだけで落ち着かないので、いつも、ソワソワしてたり、
集中力がなかったり、
ものをなかなか覚えられなかったり、
あとは、女の子だと、成長期にブラを付けだすと、その背中への刺激でカラダが勝手に側屈しちゃって側弯症になったりとか、
背中が刺激されるのが苦手なので、ゆるい服を着たがったり、
そういう特徴もあります。
おねしょがなかなか治らないお子さんが、そういう特徴があったら、もしかしたらこの反射が残ってるかもしれないので、この後のテスト法を試してみて欲しいんですが、
ということで、このガラント反射とペレーズ反射が残ってるかどうかの簡単なテストのやり方を説明しますね。
まず、ガラント反射ですが、
立ってる状態か、四つん這いになってる状態で、
背骨のキワを、ペンの先っちょとか、ちょっと硬めの細いもので、なぞります。
そうすると、残ってると、くすぐったがったり、体を擦った側に反らせるような動きが出たら、反射が残ってるかもしれないってことですね。
そして、ペレーズ反射は、同じく立ってる状態か四つん這いになってる状態で、
首の後ろ、C3辺りなので、だいたい首の真ん中あたり、を横に擦ってみるのと、
腰のあたり、だいたいL34辺りなので、腰骨のちょっと上あたりを横に擦ってみます。
これで、
くすぐったがったり、
首をさすった時に首をすくめる用な動きが出たり、
腰をさすった時に腰を反らせるような動きが出たら、
反射が残ってるかもしれないってことですね。
ポイントは、
ガラント反射を見るときは、背骨のキワを片方ずつさすりますが、
ペレーズ反射を見るときは、背骨の両側を横にさするってことと、
1度に試せるのは3回くらいまでで、
それ以上やっちゃうと、さする刺激に慣れちゃって、
反射の動きじゃなくなるので、
手短にスッとさするくらいで、反応を見てくださいね。
そして、反射が残ってるなって感じたら、
整体で原始反射の統合をすることも出来ますが、
今回は家庭で出来る方法なので、
家庭でする場合は、
背骨を良く擦ってあげるっていうのが一つと、
上半身と下半身の働きが統合されてないので、
上半身と下半身の働きを統合させる動きをするのが良くて、
そのためには、体を捻る動きをいっぱいするのが良いので、
例えばスワイショウみたいな、体を捻る動きや、
クロスクロールをいっぱいやってもらうと良いですね。
スワイショウっていうのは、でんでん太鼓みたいに、体を左右に捻る動きで
クロスクロールっていうのは、こうやって、
手と足をクロスさせるように交互に触る方法で、
これを、例えば前でやると、こんな感じで、
後ろでやると、こんな感じの動きになります。
こういうのをいっぱいやってもらうっていうのも良いですね。
あとは、
バランスボールに乗らせたり、
トランポリンとかで遊んだり、
あとは、体を側屈させたり、回旋させたりする動きを良くするような、ダンスとかをするのも、良いですよね。
ということで、おねしょがなかなか治らないって思ったら、
前回紹介した3つの原因へのアプローチもしながら、
この原始反射のチェックをしてもらって、
残ってるようだったら、それを解消することをしていくっていうのがすごく助けになります。
是非試してみてくださいね。
詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。
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