こんにちは!
GP法のTenです。
前回まで3回、松本道別の霊学講座の中から順番に紹介してきました。
前回、8つある行氣法、
①合掌行氣法
②丹田行氣法
③内観的大行氣法
④延髄行氣法
⑤脊髄行氣法
⑥中心管行氣法
⑦胎息行氣法
⑧自己治病行氣法
の、2つ目まで紹介しましたが、
今回は、残りの行氣法の中から、内観的大行氣法と、延髄行氣法と脊髄行氣法を紹介させていただきます
3つ目の行氣法は、内観的大行氣法です。
これは、全身の色んな所で順番に息を吸ったり吐いたりする方法で、
仰向けに寝た状態で行います。
仰向けに寝たら、
まずは、足、足の先端、カカトの裏のあたりからで良いと思いますが、ここから息をすって、足の骨の骨髄を通り抜けて、大腿骨の上まで息を吸って、
吐くときは逆に大腿骨の上の方から下に向かって出ていって、足の裏から抜けていく、
そういうイメージで呼吸を3回して、
次に、腕も同じように、指の先から前腕の骨、上腕の骨の骨髄を通り抜けて肩まで吸って、また逆に肩から上腕、前腕、そして指から抜けていくっていうイメージで呼吸を3回して、
次に、頭の前側、脳に息を吸い込んで、脳から息が出ていくのを3回、
頭の後ろ側の脳に息を吸い込んで、脳からまた出ていくのを3回、
次に、脊髄に息を吸い込んで、また逆に出ていく呼吸を3回、
次に、肺に息を吸い込んで、肺から息を吐くのを3回、
次に、心臓に息を吸い込んで、心臓から息を吐くのを3回、
次に、胃に息を吸い込んで、胃から息を吐くのを3回
次に、腸に息を吸い込んで、腸から吐くのを3回、
次に、上丹田、いわゆる第3の目の辺りですね、ここに吸い込んで、吐くのを3回、
次に、中丹田、これは胸の真ん中あたり、ここに吸い込んで、吐くのを3回、
次に、下丹田、臍下3寸のこの辺りですね、ここに吸い込んで、吐くのを3回、
ここまでやったら、最後に、口をすぼめて、強く息を1回吹き出して終了
っていう感じで、全身に順番に息を入れていく方法です。
そして、4つ目の方法の、延髄行氣法ですが、
延髄って、脳幹部ですよね。
脳がこんな風にあると、この辺、
いわゆる爬虫類脳って言われてる、中脳橋延髄ってある、延髄ですね、
延髄っていうのは、心臓中枢、血管運動中枢、呼吸中枢、嚥下中枢など生命維持に重要な中枢がある場所ですよね。
なので、健康増進とか、活力を上げたりとか、そういう効果があるって言ってますね。
やり方はこれまでの行氣法と一緒で、この延髄の部分に息をすって、吐くっていうのを繰り返すだけです。
そして、5つ目の方法が、脊髄行氣法ですね。
脊髄っていうのは、今説明した延髄の下、背骨の中にある神経の束ですが、
ここに息を吸って、吐き出す方法ですが、
この部分、めちゃめちゃ衝撃的なことが書かれてて僕びっくりしたんですが、
特に腰椎の辺りで行氣法を行うのが最も有効で、
それがなぜかと言うと、
この腰椎部には、第5脳室とも言う「終末とう」っていうのがあって、そこが生殖器の働きから、分娩や排尿、排便とかの中枢なので、
そこに行氣して、氣を貯めることで、
生殖力が旺盛になって、いつまでも健康を保って不老長寿が実現されうる場所なんて説明があるんですが
マジか!って感じですよね。
ちょっと前に、脳脊髄液の流れの話をしたときに、
脳脊髄液の出口で、中山の孔っていうのがあって、
そこから脳脊髄液が出て上に登っていくって話をしましたが、
これ、ここ10何年かの研究のはずで、それ以前は、380年前から変わってなくてって話をしたんですが、
まさか、この時代、この本でたのが昭和2年なので、そんな昔にこんな話してるのってもうビックリですよね。
ということで、脊髄行氣法は、脊髄に息を吸って、吐く方法ですが、
特に腰の辺りを意識して、そこに息を吸い込むようにすると、いつまでも元気でいられるので、
40才以上の人はやると良いよねってことも書かれてます。
さて、次回は中心管行氣法っていうのを紹介しますが、
これもかなり刺激的な方法で、
この時代に、脳脊髄液に注目して、
しかも、第3脳室から中山の孔、第5脳室の間で、息を吸ったり吐いたりするっていう、
クラニオとかをやったことある人ならビックリな方法なので、これも楽しみにしていてくださいね。
詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。
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