こんにちは!
GP法のTenです。
今日は、肩こりや首コリの話をしていきたいと思うんですが、
肩こりとか首コリとかでつらい思いをしている人って多いですよね。
うちの整体院に来る人でも、やっぱり多くって、
特に女性ですよね。
これは、厚労省でやってる、国民生活基礎調査の結果なんですが、
女性の体の悩みのトップは肩こりで、2位が腰痛なんですよね。
男性は1位が腰痛で、2位が肩こりなんですが、
女性のほうが肩こりがある人って多いんですね。
これ、平成28年って結構最近のでデータなんですが、昔はもっと女性の肩こりの比率が高くって、腰痛って少なかったんですが、時代とともに傾向が変わってるみたいですね。
女性の方が多いですが、女性も男性も、肩こりって多いんです。
で、この肩こりをなんとかしようと、肩をもんだり首を揉んだり、そんな事をしちゃう人って多いと思うんですよね。
整体とか治療院とかに行っても、肩こりだからって肩を揉まれたりとか、そんなこともあると思うんですよね。
でも、それで良くなることってあります?
その時は、揉まれた刺激で紛らわされて良くなったような気になるかも知れませんが、良くなんないですよね。
なんでかって言うと、肩こりも首コリも、他の場所に問題があることから来てる犠牲者だからなんですね。
今日は、そんな肩こり首コリの話をしてみたいと思います
肩こりだからって、肩をもんでも良くならないし、
首コリだからって、首を揉んでも良くならない、
まあ、施術家にとっては多分当たり前の話だと思うんですが、
一般の人って多分、そういう認識じゃないと思います。
まあ、勉強してない施術家だったら同じように、肩こりだから肩揉まなきゃなんて思ってる人もいるかも知れませんが、
原因は他にあるんですね。
僕がよく話す、AさんBさんの話っていうのがあるんですが、
一応説明しておくと、
こういう体の痛みとかコリとかって、会社の部署で考えるとイメージが湧きやすいんですね。
肩こりっていうのは、他に働いてない人がいるから、その分まで文字通り肩代わりして、何人分もの仕事をやってる所なんですよ。
だから、疲れちゃって、ツラくなるんですね。
そこで、肩をもんで、
「お前はもっと働けるんだから、もっと頑張って働け!」
なんて言っても、それ、会社だったら超ブラック企業ですよね?
だから、肩をもんだって、良くならないんですよ。
じゃあどうしたら良いかって言うと、
その原因になってる働いてない人に、ちゃんと働いてもらえるようにすればいいんですね。
じゃあ、誰が働いてないの?っていっても、それって実は人によって違うので、なんとも言えないんですが、
でも、多いパターンってあるので、そこをまずは整えて、働けるようにしていくことで、
肩こりや首こりになる原因を良くしていくことが出来るんですね。
じゃあ、その中で、多いのはどこかって言うと、一つは腰です。
腰が固まっちゃって働けてないことで、そのしわ寄せが肩に来てることって非常に多いです。
じゃあ、腰を調整すればよいの?ってなるかも知れませんが、
実は、腰が固まっちゃうのも、その更に元になる原因があって、
それの一番多いのが、お腹が硬いことなんですね。
お腹、内臓って、例えば胃とか小腸とか大腸とか、あとは、胆嚢とか子宮とかもそうですが、筋肉なんですよね。
だから、色んな理由から緊張しちゃうんです。
だから、この内臓を緩めて、ちゃんと働けるようにすれば、腰の負担も減って、肩の負担も減ります。
なので、まずはお腹を整えるっていうのがまず大事なんですね。
そしてもう一つ、よくあるのは、胸郭、この肋ですね。
ここが固まっちゃってて、前に引っ張られてる状態だと、
やっぱり肩や首に普段がかかります。
これは、胸が詰まって、こんなふうに圧縮されちゃってると、頭も前に引っ張られちゃうんですね。
そうなるとどうなるかって言うと、頭が前に引っ張られちゃうんです。
頭って、だいたい5キロ位あるので、それが、真上に乗ってれば良いんですが、
常に前に引っ張られてると、この首と肩の筋肉で、常に引っ張り続けなきゃいけないんですね。
でも、肩も首も、そんなふうにずっと支えてられるだけの力って無いんですよ。
だから、疲れ切っちゃって、首コリとか肩こりになるんですね。
だから、その場合は、この前側、胸が硬いのが問題なので、それを整えて、ちゃんと動けるようにしてやれば良いんですね。
そして、もう一つ、よくある原因っていうのは、姿勢です。
腰をそらして、胸を張って、肩を後ろに引っ張って、
そういう「きをつけ」の姿勢がいい姿勢だと、子供の頃から洗脳されてるので、一生懸命その不自然な姿勢を取ろうとしちゃってる人が非常に多いんですね、
でもこの気をつけの姿勢って、体にとっては全然良い姿勢じゃなくって、むしろ悪い姿勢なんですよ。
腰を反ることで、腰に負担がかかりますし、それによって、お腹も固くなって、お腹の血流は悪くなりますし、
胸を張ることで、肋は潰れて、呼吸は入りにくくなる、
細胞って、酸素がないと生きてけないですよね?
それなのに、酸素を取り込む量が減ったら、そりゃあ細胞から弱っちゃいますよね。
しかも、常に背中側の筋肉で引っ張り続けてるので、肩とか背中、肩甲骨の間とかですよね、その辺りの筋肉が常に緊張しっぱなしになるし、
さらに、気をつけの姿勢って、いわゆる居付いた姿勢なので、とっさに動けないんですよね。
一旦、腰とか胸とかを緩めてからじゃないと動けない、
そうするとどうなるかって言うと、
なにかがあった時には、とっさに動けないので、本能的に服従しちゃうんですね。
FF反応、闘争逃走反応ってありますが、居付いちゃってると、戦うことも逃げることも出来ないので、
3つ目のFである、フリーズが出ちゃうんですね。
この場合、フリーズってどうなるかっていうと、
反抗することも逃げることもとっさに出来ないから、つい服従しちゃう、そんな姿勢だってことです。
だから、気をつけって、服従の姿勢なんて言われたりもするんです。
そして、これは元々軍隊の姿勢なんですね。
近代以降の軍隊って、個人技能ではなくて、集団の力なので、
兵隊さんは、上官に絶対服従する必要があるから、そういう姿勢を取らせてたら、コントロールしやすいから、
そういう姿勢をさせてたんですが、
それが何を勘違いしたか、日本は、学校教育に取り入れちゃったんですよね。
だから、先生の言うことを良く聞く、従順な生徒ができちゃう、
だから、優等生って姿勢がいいでしょ?
そして、どちらかというとヤンキーっていうか、不良みたいな人は、姿勢が悪いんですよね
ホントは姿勢が悪いんじゃなくて、ソッチのほうが生き物の姿勢としてはいい姿勢だったりするんですけどね。
だから、とっさに戦うことも逃げることも出来るから、従順ではなくなってる、それだけのことなんですね。
もう、気をつけのしせいって、良いところなんて一つもないですよね。
だから、こういう気をつけの姿勢をやめて、ニュートラルな姿勢にすると良いんですね。
ニュートラルな姿勢の目安としては、呼吸が一番入る姿勢です。
試しにやってみるとわかりますが、気をつけの姿勢をして、思いっきり深呼吸をしてみてください。
そうすると、呼吸、あんまり入んないですよね?
ところが、胸をちょっと丸めて、肩をちょっと前に出して、
腰をそらすのをやめて、むしろちょっと丸める感じにしてってやって、
もう一度深呼吸をしてみると、ぜんぜん違うのが分かると思います。
なので、普段の姿勢を、こういう、ホントの意味での良い姿勢、
呼吸が一番入る姿勢にしていくことで、
呼吸がいっぱい入って、しかも、胸が動くようになるので、リンパの流れとか、血流とかも良くなりますし、
酸素もいっぱい取り込めるので、細胞にも良いですし、
リンパや血液の循環が良くなれば、お腹の内臓にもよいですし、
お腹が硬いのが原因だった腰痛も良くなるし、
腰が悪いことが原因だった首や肩の痛みだって、これで解消していけます。
ただ、体が歪んでる人って、ちゃんとしたニュートラルな姿勢って、色んな所がお互いに引っ張り合っちゃって、
取れないので、
普段でも、そういうニュートラルな姿勢が取れるように体を整えて、
そして、ホントの意味での良い姿勢ってこういうのだよっていう、意識を変えていくことで、肩こりとか首コリとかって無くなっていきます。
そういう事をしながら、さらに、くたびれた肩とか首とかを緩めるんだったら良いですが、
ただ、肩こりだから肩を揉むとか、首コリだから首を揉むとか、そういう事をしても、絶対に良くはならないってことを知って、
ちゃんと、その原因から良くしていくってことをしていけるといいですね。
詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。
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