こんにちは!
GP法のTenです。
今日は、「現代人は熱中症になりやすい」というテーマで、話をしていきたいと思います。
ある程度以上の年齢の人だと、昔を思い出してみてほしいんですが、
昔って、そんなに熱中症熱中症って言ってなかったし、
実際にそんなに熱中症になる人って多くなかったって思うんじゃないかなと思うんですが、
実査に、熱中症になる人の人数って、年々増えてるんですよね。
このグラフは、毎年の熱中症の救急搬送者数と、その年の気温を一つのグラフに入れたものなんですが、
このグラフを見てもらうと、
気温が一番高かった2010年は猛暑だったので多いのはわかるんですが、
この2010年を境に、熱中症の救急搬送者数ってグンと増えてるんですよね。
2004年の比較的暑かったときと、むしろそれより涼しかった2011年以降を比べてほしいんだけど、
メチャメチャ増えてますよね。
まあ、これは救急搬送者の数なので、これだけでは、熱中症に対する認識が2010年を境に変わって、それで搬送者数が増えたのかな?っていう見方もできるので、これだけでは、熱中症がほんとに増えてるのかってのはわからないって思うかもしれませんが、
次のグラフ、
このグラフは、毎年の熱中症での死亡者数のグラフです。
これを見ると、さっき、2010年が猛暑でって話でしたから、たしかにこの年が死亡者数が多いのはわかりますが、
その後、2011年以降と、さっきと同じように、これより暑かった2004年を比べてみてほしいんですよね。
メチャメチャ増えてますよね。
しかも、その年々の気温によって多少の変動はありますが、
もう右肩上がりに増えてます。
これ、単純に、温暖化とかそういう問題だけでは説明できないと思うんですよね。
ヒートアイランド現象とかもありますが、それって別に最近始まったことではなくって、もう何十年も前からあったことですしね。
で、僕達が子供の頃とかって、そんなに熱中症になったりしなかったのにな?そんな風に思いませんか?
今は学校に行くと教室ごとにエアコン付いてたり、
体育館で運動しようと思ったら、どこに行ってもエアコン完備で、
でも、子供の熱中症とか死亡者数も実は増えてるんですよね。
ホント、現代人は熱中症になりやすいんです。
じゃあそれは何故なのか?
そして、熱中症になりにくい体を作るにはどうしたら良いのか?
今日はそんな話をしてみたいと思います
まずは、そもそも熱中症ってどうしてなるの?って話から行くと、
文字通り、暑さによって起きるわけですが、
暑さや高すぎる湿度によって、
体の中の水分や電解質のバランスが崩れたり、
体温調節や血液の循環の調節がうまくいかなくなることで起きる症状で、
めまいとか頭痛とかだるさとか、吐き気とか、けいれんとか、筋肉の硬直とか、
更にひどくなると、意識障害や失神などになることもありますし、最悪死亡することもあるのが熱中症ですよね。
初期の熱中症は、
カラダの深部体温、カラダの奥の方の体温が上がりすぎると、それを下げようとして、
血液を循環させて冷やそうと、
血管を広げて血流量を増やそうとするんですよね。
そうすると、血液の量を増やそうにも、急には増えないですから、その分、脳に行く血液が減っちゃって、
それによって、めまいとか立ちくらみとかあくびとか、
そういう症状が出るのが初期の症状です。
さらに、汗をかくことで、体温を下げようとして、
それによって体の中の水分と塩分が出ていって、
脱水したり、電解質のバランスが崩れたりすることで、
筋肉が上手く働けなくなって、けいれんが起きたり、ツッたり、
これも、熱中症の初期の症状ですね。
まずは、こういう状態になったなとか、なりそうだなって思ったら、早め早めに体温を下げて、水と塩分を取るってことをする必要があります。
ですが、その前に、やっぱり最近どんどん熱中症になる人が増えているのって、理由があるので、
その理由をちゃんと理解して、熱中症になりにくいカラダを作っていくってことがものすごく大事なので、
これから、熱中症になりにくいカラダについての解説をしていきますね。
熱中症の原因は、カラダの深部体温が上がりすぎることにありますが、
体温が上がりすぎることによって、水分が不足したり、電解質のバランスが崩れることで、脱水症の症状が出るんですよね。
っていうことは、電解質のバランスが崩れにくく、さらに、カラダが十分に水分を蓄える力があれば、
熱中症にはなりにくいわけです。
じゃあ、電解質のバランスを崩れにくくして、体の中の、特に細胞の保水率を上げるにはどうしたら良いのか?
っていうと、
人の体って、年齢にもよりますが、だいたい6割位が水ですよね。
こも年令によって変わってきて、
子供とか赤ちゃんだと、70%くらいあったり、
お年寄りだと50%代にまで下がってたりするわけですが、
この体の中の水分の、だいたい3分の2が、細胞の中にある、細胞内液で、
残りの3分の1が細胞の外にある、細胞外液です。
血液とかリンパとかは細胞外液ですよね。
そして、この細胞内液と細胞外液の水分っていうのは、
電解質のバランス、つまり、カリウムとナトリウムのバランスによって、
細胞の中と外の浸透圧が変わることで、コントロールされてるんですよね。
ところが、このカリウムとナトリウムのバランスが崩れちゃうと、この浸透圧の関係から、かえって脱水しちゃう事があるってことなんです。
そして、この電解質のバランスを崩すのは何かっていうと、
取りすぎた糖質です。
早い話が、急激な糖質のとりすぎによって、血糖値が上昇して、
そしてそれによって、電解質のバランスが崩れてしまう。
その一番の原因は、糖質の多い食べ物もありますが、
実は、スポーツドリンクなどの甘いペットボトル飲料です。
テレビでも、水分補給にっていって盛んにスポーツドリンクの宣伝とかいっぱいやってますが、
あれ、実は全くの逆効果で、かえって脱水します。
■500mlペットボトルの糖質量
・カルピスウォーター(カルピス) 500ml中に55.5g
・ソルティライチ(KIRIN) 500ml中に42.0g
・ポカリスエット(大塚製薬)500ml中に31.0g
・トロピカーナ ココナッツウォーター(KIRIN) 470ml中に28.2g
・ビタミンウォーター(サントリー)500ml中に26.0g★
・アクエリアス(日本コカコーラ) 500ml中に23.5g★
・グリーン ダカラ(サントリー)600ml中に26.4g
・アミノサプリC(KIRIN)555ml中に22.2g★
・アミノバリュー(大塚製薬)500ml中に18.0g★
・スーパーH2O(アサヒ)600ml中に17.4g★
・ポカリスエット イオンウォーター(大塚製薬) 500ml中に13.5g★
スポーツドリンクって、もうアホみたいに糖質入ってて、
これを見てもらうとわかりますが、
角砂糖1個の重さがだいたい3~4gなので、3gで計算すると、
例えばポカリスエットだと、500mlのペットボトル1本で、
角砂糖10個分の砂糖が入ってますし、
アクエリアスでも、角砂糖8個分の砂糖が入ってます。
カルピスウォーターなんて、18個分の角砂糖ですよね。
もう、糖分の取りすぎです。
しかも、この中で星が付いてるものは、糖質に加えて人工甘味料まで入ってるんですね。
こんなのをゴクゴク飲んだ日には、もう、血糖値は瀑上がりで、
しかも人工甘味料も体に良くないことが分かってるものですよね。
それが、糖質に加えてさらに人工甘味料まで入ってる飲み物もありますよね。
しかも、運動してるときとか、運動した後っていうと、当然交感神経が緊張しているわけですよね?
ってことは、肝臓で糖新生が起きやすくって、血糖値も上がりやすくなってるわけですよね。
そんな時に、こんな飲み物飲んだら、
一気に血糖値が上がっちゃって、色んな問題の原因を作っちゃうんですね。
良かれと思って水分補給のために、スポーツドリンクを飲んで、それでかえって逆効果で、カラダの電解質のバランスが崩れて、そして、脱水しやすくなって、
結果として熱中症になりやすくなるんですね。
ペットボトル症候群って言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、
こういう糖質いっぱいのペットボトル飲料を飲むことで、吐き気がでたり、お腹が痛くなったり、意識がもうろうとしたり、ひどい場合だと、死亡するケースもあります。
しかもそれだけじゃなくって、熱中症にならないために飲んでるつもりなのに、かえってなりやすくなっちゃうなんて、
ひどいと思いません?
しかも、こういう飲料を出してるメーカーって、強大なスポンサーですから、テレビじゃこんなのやらないですよね。
なのでまずは、ペットボトル飲料を飲まないようにする。
これだけでも、熱中症のリスクを下げることは出来ます。
ということで、熱中症になりにくい体を作るための、第一にすることは、スポーツドリンクなどのペットボトル飲料を飲まないで、水分補給は、早め早めに水か麦茶とかから取るようにしましょうね。
そして、2つ目の熱中症になりにくいカラダにするために必要なことは、
カラダの細胞の保水率を上げることです。
カラダの保水率を上げるにはどうしたら良いのか?というと、
血液空のアルブミンをしっかりと保つことが大事になるんですが、
じゃあ、そのアルブミンってなに?ってういと、血液の血しょう蛋白の60%を占めると言われているタンパク質で、
血液や体の中の水分の量を調節する働きがあって、
このアルブミンが低下することで、血管内の血液量が少なくなったり、
血管内の水分が外に漏れ出して、むくみとか腹水とか、
さらにひどくなると、心筋梗塞や脳梗塞などの血管の病気が起こりやすくなったりとか、
免疫も低下したりとか、
いろんな問題を引き起こす原因の一つになります。
そして、アルブミンってタンパク質ですから、
そのためには、体の中のタンパク質の貯金をしっかり増やしておくってことが必要なんですね。
タンパク質の貯金をしっかり増やしておくことで、必要なときに必要なだけのタンパク質をカラダの中で作って、活用できますが、
貯金が少ないと、
つまり、例えば麺類とかパン類とか、そういうのばっかり食べて、タンパク質を十分に取らない、そんな生活を続けていると、
必要なときに必要なだけのアルブミンを作ることも出来なくて、
血管内の血液量を十分に保持することが出来なくなるんですね。
熱中症の初期症状は、体温を下げようとして、血管を広げて、それによって脳に行く血液が不足してっていうのが、スタートですよって話をしましたが、
そもそも、アルブミンが足りなくて、血液量を十分に保持できてなかったら、熱中症にはなりやすいってことですよね。
ということで、第2の熱中症になりにくい体を作るための方法は、
十分なタンパク質をしっかり取ることです。
また、添加物の多い食事でも、それを処理するためにタンパクもビタミン・ミネラルも消費しちゃうので、
添加物の多い食事を避けるというのもあると、更に良いですね。
ということで、
熱中症になりにくい体を作るために必要なことは、
スポーツドリンクなどのペットボトル飲料や、血糖値を一気に上げるような糖質を取らないことが一つ、
そして、タンパク質をしっかり摂って、タンパク質の貯金を増やして、
さらに、出来れば添加物などを避ける食生活をする、
こういうことをすることで、熱中症になりにくいカラダを作っていくことが出来ますので、
是非これを参考に、食事を見直してもらうと良いかなと思います。
詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。
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