こんにちは!
GP法のTenです。

さて、今日は、 甲状腺機能亢進症と整体的対処法というテーマで、話をしていきたいと思います。

実はちょっと前に、うちの副院長のお客さんに、甲状腺機能亢進症と、甲状腺機能低下症のお客さんが立て続けに来たことがあったんですね。

で、そのときに、こういう人の施術のポイントってあるの?って話を聞かれて、色々話をしたんですが、

そのどちらのお客さんも、その後結構良い感じになってきてるみたいなんですね。

で、これは多分同じようにどうしたら良いかな?って思ってる整体師の先生もきっといるかな?

ちょうどこのyoutubeのネタに良いなと思ったので、今回紹介したいと思います。

今回は、甲状腺機能の亢進症と低下症のうち、亢進症の方の話をしてみたいと思います

甲状腺っていうのは、ノドのこの辺りにある組織ですが、

甲状腺機能亢進症っていのは、この甲状腺の機能が亢進、働きすぎちゃう病気です。

甲状腺機能亢進症の原因としては、

バセドウ病が一番多く、これは自己免疫疾患の一つですが、

他にも甲状腺機能亢進症には、甲状腺に腫瘍が出来ることのよる亢進性とか、甲状腺の炎症によるものとかもありますし、

あとは、薬の副作用として出る場合もあれば、
これはよっぽど少ないと思いますが、海外とかの変な痩せ薬とかのサプリが原因な場合もあるので、詳しくは病院でしっかり検査をして貰う必要があります。

ですが、その多くはバセドウ病が多いとされてますね。

バセドウ病の場合は、自己免疫疾患ですから、自分の免疫系のアンバランスから、自分の抗体が自分自信を傷つけちゃって、

それによって、甲状腺を刺激して、甲状腺ホルモンが過剰に作られちゃいます。

甲状腺ホルモンっていうのは、主に3つの働きがあって、

一つは、脂肪や糖分を燃焼させてエネルギーを作らせて、全身の細胞の新陳代謝を活発にして、
体温を調節したり、心臓や胃腸の働きを活性化させたり、脳の働きを活性化させたりします。

もう1つは、交感神経を刺激することで、交感神経の緊張を高めます。

もう1つは、成長や発達を促すことで、お母さんのお腹の中の赤ちゃんが成長するときとか、子供が成長するときに欠かせないホルモンでもあります。

そして、そんなホルモンなので、多すぎても少なすぎてもダメで、

甲状腺ホルモンが多すぎると、全身の代謝が高まって、交感神経も緊張して、

落ち着きがなくなったり、
疲れやすくなったり、
カラダがだるくなったり、
汗をよく書くようになったり、
脈拍が多くなって動悸がしたり、
手とか足に力が入りにくくなったり、
指先が震えたり、
すぐ息切れしたり、
食欲が出すぎたり、
食べても食べても食欲が止まらなかったり、
のどが渇いたり、
神経が過敏になることで、イライラしちゃったり、眠れなくなったり、不安感が出たり、
髪の毛が抜けやすくなったり、
カラダがかゆくなったり、
微熱が出たり、
眼球が大きくなって目つきが悪くなったり、
光に過敏になったり

ホントにいろんな症状が出るんですね。

なので、カラダにはこの甲状腺ホルモンを常にちょうどよい量にコントロールする仕組みがあるわけですが、

どうなってるかって言うと、

甲状腺ホルモンが甲状腺から出るには、まず、

脳の視床下部から、TRH、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンが出て、
それを受けて、下垂体から、TSH、甲状腺刺激ホルモンが出て、
それを受けて、甲状腺から甲状腺ホルモンが出るんですね。

そして、血液中の甲状腺ホルモンの量が多くなると、
それが視床下部と下垂体に伝えられて、

このTRHとTSHが抑制されることで、甲状腺ホルモンの分泌が押さえられます。

こういうフィードバックがあることで、常に甲状腺ホルモンは一定の範囲内になるように調節されてるんですが、

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このバランスが、何らかの原因で崩れてうまくコントロール出来なくなることで起きるんですね。

もうちょっと具体的に言うと、TSHは抑制されてるのに、TSH受容体抗体っていうのができちゃって、
それが、TSHの代わりに甲状腺を刺激することで、甲状腺ホルモンが出ちゃう、そんなことが起きちゃうんですね。

で、こういう症状への整体的な対処についてですが、

整体だけでなんとかしようって考えないで、病院での治療も合わせて行うってことは大事になりますが、

整体で結構こういう問題を良くしていくことは可能だと考えています。

基本的には病院での治療っていうと、薬での治療がメインになると思うので、

それと合わせて、その原因を探して整体や栄養などでケアしていくことが大事になります。

まずは、よくみておきたいのは、
内分泌臓器ですね。

下垂体から出るホルモンは、他の内分泌臓器に色んな司令を出すわけですが、
他の内分泌臓器の機能が低下していたりすると、その影響が出るからですよね。

例えば、副腎とか、膵臓とか、男性だと精巣、女性だと卵巣とか、

その辺りの状態はよく見る必要があります。

特に副腎と膵臓ですよね。

そして、頭蓋仙骨系や、自律神経系、

この辺りのバランスをしっかりみて、必要な施術をしていく事が大事になります。

具体的には、みぞおちの、いわゆる太陽神経叢とか、
あとは呼吸筋ですよね。

そして、骨盤内臓器、

仙骨や尾骨、腰仙部も大事ですし、

頭蓋でいうと、SBJ、蝶形後頭底結合とか、
前頭骨、蝶形骨、側頭骨、
大脳鎌と小脳テント、
第3脳室や第4脳室、
後頭環椎、
も大事ですし、

頚椎や舌骨周りも大事ですし、

胸郭出口も大事です。

こういう関連しそうなところを考慮して、

それぞれの動きとつながりっていうか、関連性を考えて、
必要なところを必要な順番でやっていくってことが大事になります。

さらに、甲状腺の問題って、結構メンタルとも関わりが深いので、

メンタルの調整も必要に応じてやる必要がある場合が多いです。

GP法的には、まずはPRのチェックをして、必要があればそれを解除すること、

そして、この問題に関わるストレスやトラウマを見つけて、それを、必要に応じて開放していくってことも、すごく大事です。

こういうことを総合的にみていくことで、結構変わっていくので、参考にしてもらえたらなと思います。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。