今日は昼からちょっと万博に行ってきます。

と言っても、あるイベントを見に行くだけ。

混んでるかな~?

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さて、今日は呼吸法に付いて。

呼吸法というと、腹式呼吸が良いと一般的には言われているようです。

ですが、伝統的な武術などをされている人は知っていると思いますが、伝統的な(中国)武術では、腹式呼吸よりもむしろ、逆腹式呼吸を行う場合が多いです。

また、腹式呼吸を細かな説明を受けずに一生懸命行うと、健康を損ねる事がありますので、気をつける必要があります。
(普通の人はそれほど一生懸命やら無いので偏差も出にくい?)

一番問題になるのは、みぞおちを硬くしてしまう場合があると言う事です。

こうなってしまうと、内臓の健康状態にも影響を与えますし、精神状態にも非常に悪い影響を与えます。

正しい指導者につかないで安易に呼吸法を行うと、肉体や精神に異常をきたす事がありますが、多くはこの様な間違った方法によるものが多いと思います。

実は、最近流行ってきているヨガでも(逆複式という言葉は使っていませんが)同じで、一般に思われているような腹式呼吸とは違うそうです。

スワミ・クヴァラヤーナンダの「ヨーガ・セラピー」と言う本には、こんな事が書かれています。

「欧米の体育指導者の中には、息を吸うと気は腹部を膨らませるように、と生徒に指示する人がいますが、

これは深呼吸の生理学をまちがってとらえているものと思われます。

彼らは、腹部をふくらませると新鮮な空気をたくさん吸えて、その結果、酸素もたくさん取り入れられると思っているようです。

しかし、私達の研究所で集めた資料によると、これは間違いです。

実際は、腹部をコントロールした時の方が、腹部をふくらませたときよりも一度により多くの酸素を吸うことができます。」

日本では、(資料がすぐに出てこないので引用は出来ませんが)日本で明治から昭和にかけて流行った呼吸法でも、(現在一般的に言われている)腹式呼吸は不完全な呼吸法で、正しい呼吸法は完全呼吸法などと名前をつけて、胸郭を拡張させて後に意識的に横隔膜を引き下げるという事を行う事もあります。

つまり、日本にも伝統的にはこの様な呼吸法があったという事だと思います。

前期のヨーガ・セラピーに書かれている調気法もほぼ同じ事が解説されています。

また、逆腹式呼吸も、正しく教わると、上記と非常に近いものになります。

間違った腹式呼吸を行っている人が多いのは、日本に西洋経由で色んなものが入って来ることが多い、というか、アメリカやヨーロッパから来たものをありがたがる風潮があるのもこれを助長している原因なのかもしれませんね。

今のヨガブームなんて、アメリカでブームになったのが日本に飛び火した形ですからね。

東洋の伝統的なものを西洋体育理論に無理やり当てはめること自体に無理があるのですが・・・


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