こんにちは!
GP法のTenです。

いつも動画を御覧いただきありがとうございます。

さて、今日は、感情と表情についての話をしてみたいと思います。

楽しいときって、笑顔になりますよね?

そして、悲しいときって、悲しい顔になりますし、

怒ってるときって、怒った表情になります。

表情っていうのは、感情を表すって字を書きますが、

まさに、感情を表すのが表情ですよね。

普通に考えると、楽しいから笑顔になるっていう順番だと思うんじゃないかと思うんですが、

実はそうじゃなくて、

人って、笑顔になるから楽しくなるし、

泣くから悲しくなるし、って感じで、表情によって感情が生まれるっていう考えがあります。

今から100年以上前に、ウイリアム・ジェームズと、カール・ランゲって人が、同じ頃に同じことを言い出したことから、

ジェームズ・ランゲ説っていうこの考え方なんですが、

結構こっちのほうが実は正しかったってことが今ではわかってきてるんですね。

今日はこのジェームズ・ランゲ説について紹介していこうと思います。

とある心理実験で、

顔の筋肉の活動を調べる検査ですよっていって参加者を募集して、

ほっぺたを上げて、とか、口を開いて、とか、

直接笑顔を作ってとかっていうと、その言葉に反応して楽しい気分になっちゃうと調査にならないので、どこどこをこうしてくださいみたいな指示をしながら、
色んなチェックリストに回答してもらうって実験をしたんですね。

そうしたら、その参加者は、笑顔になるように筋肉を動かしたときには、楽しい気分になったり、
怒った表情になるように筋肉を動かした時は、怒った気分になったり、

自分でも気づいていないのに、その評定になるように筋肉を緊張させたら、その評定に対応する感情が生まれたんですね。

あとは、面白い実験で、

ペンを口でくわえて、字を書くトレーニングをするための研究をしますよっていって、参加者を募集して、

ペンを、唇でくわえるグループと、

歯でペンをくわえるグループとに分けて、

テストをした所、

ちなみに、唇でくわえる時っていうのが、ムズっとした不満げなときの口の形で、
歯でくわえるときは、笑顔のときの口の形に似てるってことなんですが、

その後に、同じマンガを参加者に読ませて、面白かったかどうかっていうテストをした所、

笑顔のグループの方が、そのマンガが面白いって回答したっていうんですね。

まあ、そのマンガがホントに面白かったのか、つまらなかったのかでこの実験の回答変わると思うんですが、
参加者に実験の意図がバレちゃうと実験にならないので、いろんな工夫をして確かめたんですね。

そして、そういういろんな実験から、感情っていうのは、表情によって、感情って生まれるっていうことがわかったんですね。

すべての状況でこれが正しいってわけではなくって、

逆にキャノン・バード説っていって、
外からの刺激に対して、中枢神経系である大脳が感情を感じて、それと同時に視床下部が活性化してカラダの反応が起きる、
ようは、感情と表情って同時に起きて、表情が動くほうが時間がかかるから、感情が先にきて、その後に表情が変わるよっていう説もあって、

どっちが正しいの?って話になりますが、

まだどっちが正しいかの決着はついてないみたいですが、どうやらどっちも正しい、

つまり、状況によって、どっちにもなるってことみたいですね。

まあ、あんまり難しいことは考えずに、

楽しくなりたかったら、楽しそうな表情を作れば、勝手に楽しい感情が生まれますよってことなので、

ちょっと気分が落ち込んだときとかに、

手でほっぺたを持ち上げるだけでも気分が変わりますから、

こういう体の仕組みを上手く使うと良いですよね。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。