こんにちは!
GP法のTenです。

いつも動画を御覧いただきありがとうございます。

さて、今日は、薬を使わないで脳の炎症をしずめてうつ病を改善する方法っていうテーマで話をしたいと思います。

うつ病患者って、脳の中で炎症がおきてるってことが分かってるんですが、

これ、通常の人よりも30%位多いってことが分かってきてるんですね。

これはカナダで研究されてたものなんですが、

うつ病患者20人と、比較対象用のグループ20人で、

脳のPETを撮って、

PETって、脳の内部の断層写真をとる装置ですが、

それで、脳で炎症がどの位おきているのかっていうことを調べた研究があるんですね。

その結果、うつ病患者のグループは、脳の炎症が多くて、

しかも、うつ病の重症度合いによって、炎症の程度も違っていたっていうんですね。

脳の炎症によって、例えば食欲が無くなったり、不眠になったりっていうことがあることは分かっていたんですが、実際のうつ病患者でも、こんな感じで脳の炎症がおきてるってことが分かってきているんですね。

じゃあ、脳の炎症を鎮めることが出来れば、うつの症状を緩和出来るんじゃないか?

そんな研究も色んな所で行われています。

今日はそんな、脳の炎症をしずめて、うつ病を改善するために出来ることを紹介していきたいと思います

今日はうつ病の原因の一つになっている、脳の炎症をしずめて、うつ病を改善する方法ですね。

実は普通の人も、脳に炎症って起きるんですが、どんな時に起きるかと言うと、

頭をいっぱい使ったときとか、大きなストレスにさらされた時なんですね。

そんな時に人ってどうやってその炎症をしずめているのかと言うと、

それは睡眠です。

なので、睡眠をしっかり取るということが、一つの方法になります。

とはいっても、ウツの人って、良い睡眠って取りにくかったりするんですね。

なので、良い睡眠を取れる方法っていうのが必要になってきます。

これについては、以前、「魚をいっぱい食べて体内時計をリセットしよう」っていうテーマで話をしていますので、こちらも合わせてみてもらえたらと思います。

そして、炎症を鎮めるために出来ることですが、

やっぱり栄養なんですね。

炎症を鎮める食べ物、抗炎症作用のある食べ物をしっかり食べて、

逆に、炎症を促進する作用のある食べ物を避けるってことが大事になります。

まずは、抗炎症作用のある栄養ですが、

まず最初に取りたいのは、オメガ3系の油ですね。

植物性の油や魚の油は、不飽和脂肪酸っていって、

主にオメガ3系、オメガ6系、オメガ9系、トランス脂肪酸ってありますが、

このなかの、オメガ3系とオメガ6系の油は、カラダの中で拮抗していて、

オメガ3系が炎症を抑制して、
オメガ6系が炎症を促進する働きがあります。

なので、オメガ6系の油を減らして、オメガ3系の油を取ることで、カラダの炎症を抑制することが出来ます。

オメガ3系の油には、

DHAやEPAっていう魚の油と、アマニオイルとかエゴマオイルとかの植物性の油がありますが、

まずはこれらの油をしっかり取ることが大事になります。

この中でも特に、EPAは、抗炎症作用が強くて、実際の臨床試験でも、うつ病やうつの症状に効果があるという研究が多くあります。

なので、魚をいっぱい食べるっていうのが良いですね。

あとは、アマニオイルとかエゴマオイルなどを毎日大さじ1杯位とるというのも良いですし、

EPAのサプリを飲むというのでも良いですね。

ただし、アマニオイルやエゴマオイルに含まれるαリノレン酸は、カラダの中でDHAやEPAに変換されて使われるんですが、

日本人は、アマニオイルやエゴマオイルからDHAやEPAに変換する効率があまり高くないと言われているので、短期的に結果を出したい場合は、EPAのサプリを飲むというのが一番良いです。

そして、魚を食べる場合は、出来れば養殖ではなくて、天然の魚のほうが、オメガ3系の油が多いので、天然物を選んで多く食べるようにするというのがより良いです。

逆に炎症を促進するオメガ6系の油ですが、

これは、いわゆるサラダオイルですね、これに多く含まれているので、痛め物とか揚げ物を極力避けるというのが一つと、

自分で料理する場合には、オメガ6系のサラダオイルを使わずに、オメガ9系のオリーブオイルを使うようにすると、オメガ6の摂取量を減らすことが出来ます。

そして、炎症を増やす栄養を避けるということでいうと、

今言ったオメガ6系を極力避けるというも大事ですが、

あとは、食品添加物ですね、ハムやソーセージなどの加工食品や、インスタント食品などを極力避けることが大事になります。

また、小麦製品や乳製品は、腸の壁の穴を広げる、リーキーガットを促進しちゃうので、これを極力避けるというのも大事になります。

リーキーガットというのは、腸壁の穴が広がって、本来吸収しないはずの色んなものをカラダの中に取り込んでしまうことで、カラダの色んな所で炎症を起こす元になりますし、

これが進むと、リーキーブレインっていって、

本来脳はとっても大事なところなので、脳血液関門っていって、必要のないものを脳の血管には通さない仕組みがあるんですが、

これをこえて、必要ないものが脳に入ってしまって、それによって脳の中でも炎症が起きる原因にもなっちゃいます。

なので。腸のリーキーガットを良くして行くこともとっても大事になります。

この時に大事になるのが、腸内環境を良くするってことですね。

腸内環境を良くするためには、プロバイオティクス、

乳酸菌や酪酸菌っていう腸の中の善玉菌の助けになるものを取ることと、

プレバイオティクスっていって、腸の中の善玉菌の餌になるものを取ること、

コレをまずすることですね。

乳酸菌というと、ヨーグルトを連想する人が多いと思いますが、

ヨーグルトは乳製品なので、出来ればヨーグルトではなく、サプリや植物性の乳酸菌である、漬物などから取るのも良いです。

乳酸菌や酪酸菌は、相性もあるので、基本はサプリで取るのがおすすめで、色んなサプリを試して、自分にあったものを見つけると良いですね。

そして、プレバイオティクス、腸内の善玉菌の餌になるものですが、

これは、繊維です。

緑黄色野菜をしっかり食べるのが大事になります。

あとは、フラクトオリゴ糖とかガラクトオリゴ糖などの難消化性のオリゴ糖を取るのもすごく助けになります。

脳の炎症を鎮めるのも、やっぱり腸内環境なので、腸内環境を良くしていくことが、結果として、脳の環境を整えて炎症をしずめやすくすることに繋がります。

うつで困っている人や、うつで困っている人が身近にいる人、あるいはウツの患者さんを見ている施術家の方も、是非これを参考にして試してみてほしいなと思います。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。