こんにちは!

慢性的なカラダの痛みや自律神経のバランスから来る不調にお悩みの方のための、

武術の技と脳の反射システムを利用したソフトで痛くない当院オリジナルの整体GP法で、ココロとカラダのバランスを整える、Ten整体院院長のTenです。

当院の整体で、子供の頃のような元気いっぱいの本来のあなたを取り戻してみませんか?

さて、

ちょっと間があいちゃいましたが、原始反射についてのまとめシリーズです。

前回は恐怖マヒ反射について紹介しましたが、

2つ目の反射は、モロー反射です。

モロー反射

この反射は、頭部に急な後方に傾けるような動きがあったり、大きな音や外部からの刺激などがあったときに、両手を広げて抱きつくような脳幹レベルの反射です。

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だいたい妊娠9~28週頃に出現して(諸説あり)、生後2~6ヶ月で統合されるとされています。

また、この反射は、最初に持つFF反応(闘争逃走反応)とも考えられています。

この反射は、

①誕生時の初めての肺呼吸への切り替えを促し、窒息の危険があるときには気管を開く
②危険(大きな音や明るい光や突然の身体的刺激)を察知したときに自己防衛を行う

ための反射と考えられていて、

まだ脳が危険かどうかの判断が出来ない出産すぐの時期に、このモロー反射が警報のような働きをして、(例えそれが危険でないとしても)危険に対する準備をします。

このモロー反射が残存していると?

モロー反射が残存していると、

上位脳(意思決定や欲求の抑制を行っている脳)の働きを制限してしまったり、
・逆に、自分の意思では制御しきれない様々な過剰反応としてあらわれます。

そんなモロー反射が残っている人が持つ特徴としては、

・光・音・皮膚の刺激や痛みへの感覚過敏
・集団行動が苦手
・愛情を受け入れるのが苦手(本当は好きなのに「嫌い」と言ってしまう)
・からかうような態度をとってしまう

などがあります。

また、感覚過敏状態であるので、

・驚異や危険に対して敏感
・必要のないところでFF反応(すぐ攻撃的になる、過剰に反応する、感情が高ぶるなど)を起こしてしまう
・静かに休むのが苦手
・リラックスできない(筋肉の過度の緊張)

などの特徴もあります。

そして、FF反応が起きやすいために副腎も過剰に働いてしまい、いわゆるアドレナル・ファティーグ(副腎疲労)にもなりやすく

副腎機能の低下から、糖尿病などの慢性疾患や喘息や花粉症などのアレルギー疾患などにもかかりやすくなると考えられています。

さらに、視覚・聴覚・触覚の発達にも関連するため、

・光に対して瞳孔が上手く反応出来ない
・視野に入ってくる不必要な視覚情報を無視できない
・周囲の雑音が気になる(フィルター出来ない)
・触られる刺激に敏感

などの特徴もあります。

モロー反射を統合していくために出来ることは?

原始反射というのは、本来は必要な時期に必要なだけその反射が繰り返し起きることで発達し、十分に発達したことによって統合されていくものです。

ですから、その必要なだけの回数、つまり「回数券」を使い切る事ができればだんだんと統合していくわけで、

単純に言ってしまうと、モロー反射的な動きを沢山すれば良いわけですね。

そう思って色んな気功や体操などを見てみると・・・、

モロー反射の回数券を使うような動きって山のようにあったりします。(^^)

モロー反射の解消のための運動としては、ヒトデの体操があります。


まあ、Tenが真っ先に思い出したのは、昔懐かしい新体道ジャンプですけどね。

これ

(音がおっきいのでびっくりしてモロー反射起こさないでね。(^_^;))


新体道の栄光だって使えますよね~。

八段錦にも良さそうなのあるし。

ただ、
前回も書いたように、一つの反射が発達・統合していくことで、新たな反射が生まれ、それが発達・統合することで次の反射へと、ドミノ倒しのように発達していくわけですから、

順番としては恐怖マヒ反射が統合していないとモロー反射は残存するので、もし恐怖マヒ反射が残っている場合はそっちを先に統合していかないと統合しにくいです。

順番も大事なんですね~。