こんにちは!
GP法のTenです。
いつも動画を御覧いただきありがとうございます。
さて、今日は、膝や股関節が痛い人に役に立つ、痛みを軽減するセルフケアについて紹介したいと思います。
それは、ジグリングという方法で、
別名貧乏ゆすり健康法なんて言われる方法ですね。
言葉の通り、貧乏ゆすりみたいな動きをする体操なんですが、
例えば変形性股関節症や変形性膝関節症で、お医者さんに手術を進められていた人が、これを毎日することで、
痛みが減ったり、軟骨が再生したり、股関節や膝関節の関節裂隙(かんせつれつげき)っていって関節のすき間が広がったり、いろんな改善例が報告されている方法です。
今回は、このジグリングについて紹介したいと思います
ジグリングは、久留米大学名誉教授の井上先生という先生がはじめた、変形性股関節症の保存療法のひとつで、
一般的には、「貧乏ゆすり健康法」という名前で健康雑誌とかでも紹介されたことがあるみたいですね。
もともとこれが出来たきっかけは、
2002年に、どうしても人工関節の手術を受けたくないっていう患者さんに対して、この井上先生がこの体操をやらせてみたのが始まりらしいんですが、
このジグリングを行うことで、変形性股関節症や変形性膝関節症の症状が改善するケースが結構あって、
変形性股関節症の痛みの軽減、軟骨の再生、股関節や膝関節の関節裂隙(かんせつれつげき)っていって関節のすき間が広がったり、いろんな改善例が報告されてるんですね。
股関節の軟骨、関節軟骨には、血管やリンパ管がなく、栄養は関節内にある関節液によって補給されていて、
この関節液の栄養補給は、関節が動くことで、それがポンプのような働きをして、栄養を補給しているんですね。
だから、関節が動きにくくなって、関節の運動が減ると、関節液が栄養をちゃんと運んでくれなくなるから、
それによって、関節軟骨の栄養が不足して、関節の問題が進行するんです。
でも、膝が痛かったり、股関節が痛かったりすると、運動って言ってもなかなか出来ないですよね。
歩くのも辛いのに、歩かないと関節に栄養が行かないから、っていわれても、痛くてなかなか出来ないですし。
そこで、歩いたりするんじゃなくて、座った状態で、膝にも股関節にも負担をかけないで、関節を運動する方法として、
貧乏ゆすりみたいに、小刻みに関節を動かす運動をすることで、
関節軟骨に栄養を補給して関節軟骨の状態をよくする、そういう体操が有効なんですね。
日本語では貧乏ゆすりって、なんだか凄く嫌な語感ですし、やっちゃいけないことみたいに思われがちですが、意外と悪くないものかもしれないですね。
まあ、自律神経崩れてたり、ストレス溜まってて無意識で貧乏ゆすりするのとかってあまり良くないとは思いますが、
あれも多分、自分の体を整えるために、カラダがやってくれてることなので、
そうじゃなくて、自分で意識的に健康のためにやるっていうのは実は結構良いことなのかもしれないですね
ちなみに、海外でも同じような貧乏ゆすりみたいな運動が良いよっていう研究もあるらしくて、
例えば、アメリカのミズーリ大学のジャーム・パディーラ助教授が2016年にこんな実験をしてるんですね。
健康な学生に3時間椅子に座ってもらって、
座っている間、片方の足を1分間貧乏ゆすりをわざとして、4分間休むっていうことを繰り返して、
もう片方の足は動かさないようにして、
その前後での血管の機能を調べたっていう実験があって、
貧乏ゆすりをした方の足の血流は良くなったけど、動かさなかった足の方は逆に血流が減少して、
その実験をしたパディーラ助教授は、
「健康のためにはできるだけ座り続けないことが大事だが、それが無理な場合は、貧乏ゆすりをすることが循環器系の健康にはいい」
って結論づけてたりとか、
あとは、イギリスのロンドン大学でされた研究で、
37~78歳までの女性1万2778人を対象に、1日に座っている平均時間と貧乏ゆすりの程度を調べて、12年間にわたり追跡して、
死亡率との関連を分析したっていう研究があって、
その結果、貧乏ゆすりの程度が上がるにつれ死亡リスクが下がって、
1日に座ってる時間が長い人で、貧乏ゆすりを頻繁に行っている人と貧乏ゆすりをほとんどしない人で比べると、
死亡リスクが3割~4割違ったなんてデータもあるそうです。
ホントに貧乏ゆすりって健康に良かったんですね。
1秒間に3回
毎日コレをやるのがポイントで、軟骨を再生したり、そこまでしたかったら1日2時間やりましょうってことですが、
流石にいきなり2時間は無理だと思うので、片足5分ずつで良いので、ちょっとした隙間時間とかに、やるといいですね。
あとは、デスクワークとかで座りっぱなしが多い人は、意識的に貧乏ゆすりを、人に迷惑をかけない程度にやると良いと思います。
詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。
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