こんにちは!
GP法のTenです。
今日は肋骨の出っ張りの原因とその改善方法についてです。
肋のこの辺りの出っ張りが気になる人は、まずは、ちょっとやってみてほしいんですが、
まず、今の状態で、姿勢を真っ直ぐにした状態で、思いっきり深呼吸をしてみて下さい。
そして、今度は、
胸を張らないで、軽くすぼませたような状態で、この辺りを手でグイッと内側斜め下方向に、肋骨を締めるように押してもらって、
押した状態で深呼吸をしてみて下さい。
肋骨が出っ張って広がりすぎてる人は、こうしてみると息が多少入りやすくなるんじゃないかなと思います。
これは、肋が上から引っ張られて、めくれ上がっちゃう用になることで、肋骨の動きを邪魔しちゃってるんですね。
肋骨って、バケツのハンドルのように動くってよく言うんですが、
息を吸ったり吐いたりする時に・・・
この肋の動きが自由にできてるのが一番良い状態なんですが、
広がっちゃってると、この動きを邪魔しちゃいます。
呼吸もしにくくなって、横隔膜の動きも邪魔しちゃうんですね。
そうなると、横隔膜の下には、右側だと肝臓だし、左側だと脾臓とかがありますが、
肝臓や脾臓の血流も実は邪魔しちゃうんですね。
そうなると、肝臓といえば、解毒の働きですし、
脾臓は免疫系の働きですよね。
ってことは、肋がしっかり動けてないと、そういう解毒とか免疫系の働きまで低下しかねないってことです。
なので、出来ればこの肋骨の出っ張りは無くして、肋をしっかりと動けるようにしてやりたいですよね。
じゃあ、なんで、この肋の下のほうが出っ張っちゃうのか?
これ、男性だと、重いものを持つ仕事の人とか、後は柔道とかをやってる、あるいは、やってた人とか、
あとは、筋トレとかでマシンとかでガシガシやってた人とか、
そういう人って、ここが出っ張っちゃってる人って非常に多いんですが、
一つは、大胸筋を使いすぎてる人ですね。
大胸筋っていうのは、こんな風に付いてるので、
これが張ってると、肋の下の方を上方向と外方向にひっぱっちゃって、
めくり上がるようになっちゃうんですね。
男性の場合はこういう原因から来ているものが多いと思います。
そして、女性に多いのは、大胸筋が硬いというのもありますが、
それよりも、胸を張りすぎていることで、大胸筋とかが緊張して、上から引っ張っちゃって、同じ用に肋骨の下の方が、上外側方向に引っ張られて、
めくれ上がるようになっちゃうって人が多いです。
っていうことは、どうしたら良いのかというと、
対策としては2つですね。
一つは大胸筋を緩める。
そしてもう一つは、胸を張りすぎない、バランスの取れた姿勢をする、
この2つをやれば良いことになります。
では一つ目の、大胸筋を緩める方法から行きますね。
まずは、大胸筋の硬さと圧痛を確認しておいて、
こんな風にやります。
そして、これが終わったら、もう一度大胸筋の硬さと圧痛を確かめてみて下さい。
さっきよりだいぶ痛みも減って柔らかくなってると思います。
コレをやったら、今度は、胸を張りすぎない姿勢を作る方法ですね。
これは、壁を使ってやります。
大胸筋を緩めた上で、この体操をやると、
呼吸はだいぶ入りやすくなってますよね。
そして、肋骨の下の方のめくれ上がってた部分を触ってみて下さい。
さっきは広がってるだけじゃなくて、広がった状態で硬い感じもしたと思うんですが、
さっきよりも柔らかくなってると思います。
コレを続けていくと、段々と、ここが広がっている理由がなくなっていくので、ちょうどよいところまで勝手に戻ってきます。
そして、この体操のメリットは、横隔膜も楽になって、お腹も楽になるので、お腹、内臓の血流も改善して、冷えとか内臓の下垂とか、そういうのにも効果があるので、
ぜひ、これを試してみてほしいなと思います。