「明確な問題が生じている場合には、いきなり直接その場所にはアプローチをしない。」

これは、僕が最初に学んだ療術、皇法医学の考え方です。

オステをメインにするようになっても、この考え方は僕のベースの中にあります。

例えば、手を捻挫したものに対しての施術だとかは、いきなりその患部にはアプローチし無い場合が多いです。

(確認の為にその場所は必ず触りますが、)背骨から肩甲骨を調整することが多いです。

或いは皇法医学の帯状反応を使ったりもします。

大概はそれで痛みも殆ど取れてしまうし、その後の経過も良いです。

これは骨折でも同じです。(もちろん整形で処置を受けたあとの予後の話です。)

直接患部に手を加えるのはその後というのが、このような症状には一番良いと思っています。

この様に、全身をトータルで見た中で、直接その人が感じている患部以外の場所を調整することによって結果的に症状を良くする。

これが実は近道だと思っています。

なので、自分の主訴と違う場所ばかり触るからといって文句言わないで下さいね。

って、言いたくなる気持ちもわからなくも無いですが、まあ最初は様子を見てください。