姿勢について時々書いてますが、これを脳の働きとの関連からちょっと書いてみます。

学校などで教わるような良い姿勢(きをつけ)とかをするとアホになる!

これは以前から何度か書いてきた話ですが、それはなぜかと言うと、

脳は全身全ての筋肉その他の状態を常にモニターしています。

胸を張ったきをつけの姿勢っていうのは、立ち上がったばかりの赤ちゃんの姿勢と比べてみるととても良くわかりますが、全身が緊張のかたまりです。

全身の筋肉が緊張しているわけですね。

で、その筋肉を緊張させているのはなにか?

つまりその筋肉に緊張しろと言う指令を出しているのは何かと言うと、

それは脳です。

当然ですね。

脳が緊張しろと指令を出すから緊張しているわけです。

だから、全身の筋肉が緊張した状態ってのは脳も緊張した状態になってしまうわけです。

脳の負荷が上がっちゃうわけです。

そうするとどうなるか、

例えてみると、パソコンでバックグラウンドで負荷の高いプログラムを動かしながらブラウザでインターネットなんかを見ると、

「う~、重いな~、なんでこんなに遅いんだ?」

みたいになるのと一緒で、裏で動いているプログラムにリソースをとられてしまうので今やろうとしている仕事をする能力が下がってしまいます。

つまり、頭の回転がにぶくなっちゃうんですね。

そう考えると、ああいうきをつけの姿勢ばかりさせてそれが普段の習慣になってしまう人というのは、自分でものを考えることが出来ず、依存性が高く、人から言われたことをそのまま実行するだけのイエスマンという状態になってしまうと言うのも納得出来るかも知れません。

Tenの知り合いなどでも子供の頃から伝統的な武術や舞踊などをやって育った人など、そういう悪い姿勢に毒されてない人はとっても頭の回転の早い人が多いです。

そして決断も早いし行動も早い、その上感性も豊か、そういう人がとっても多い。

そういう人の姿勢を見てみると、全身の力がフワっと抜けていて、まるでカラダの中に1本の棒が通っているように地球に対して真っ直ぐに立っているような感じです。

姿勢の問題は、カラダだけでなくその人の能力、ひいてはその人の人生にまで影響をあたえかねないとっても重要なものなんですね。