こんにちは!
愛知県豊田市のTen整体院の院長で、
古武術から生まれた整体GP法の開発者のTenです。

今日は、久しぶりに、整体院で教えるセルフケアとして、

整体院に来られる慢性的な症状を持っている多くの人にある問題、副腎疲労、アドレナル・ファティーグを自分で改善するために出来るセルフケアについての話をしてみたいと思います。

うちの整体院には色んな症状の人が来るので、その人に合わせて家でもできる簡単なセルフケアっていうのを結構色々お伝えしていて、

過去にも、こんな感じでいっぱいセルフケアを紹介してますので、自分に合いそうなのがあるかな?って思った方は、
それぞれの動画を見てもらえたらなって思いますが、

久しぶりに新しいのを紹介しちゃおうと思います。

副腎疲労、アドレナル・ファティーグっていうのは最近の僕のマイブームで、

色々とアドレナル・ファティーグを改善するために出来ることを研究してるんですが、

ちょっと前に、3段階ある副腎疲労の特徴とその調べ方とか整体的な対処法とか、

副腎疲労がある人に、ひとりひとり違う、その人にあった栄養を調べる方法っていうのをこの動画でも紹介してますので、合わせてみてもらうと良いと思いますが、

今回は、整体院とかで施術をしたときに、家でもできるケアとして、
軽いものだったらこれで改善するよねっていうセルフケアの方法を紹介したいと思いますので、

ぜひ最後まで動画を見てもらえればなと思います。

まずは簡単に、副腎と副腎の働きについて説明すると、

副腎っていうのは、左右に2つある腎臓の上にあって、
副腎皮質と副腎髄質からできている、
内分泌、ホルモンを出す臓器ですよね。

副腎皮質は、コルチゾールとアルドステロンっていうホルモンを出して、
副腎髄質は、アドレナリンとノルアドレナリンっていうホルモンを出してて、

アルドステロンは、腎臓でナトリウムの再吸収をさせることで、ナトリウムとカリウムと水分のバランスをとる働きをしてますが、

それ以外のホルモン、コルチゾールとアドレナリンとノルアドレナリンっていうのは、
ストレスに対処するために働くホルモンです。

ストレスに直面したときに、
いつでも戦ったり逃げたり出来るように、
血中の血糖値を上げるために肝臓での糖新生を活発にしたり、
脂肪の分解を促進したり、
怪我をしても少しでも生き残る確率を上げるために、抗炎症だったり免疫を抑制したりっていう働きだったり、

全身に血液を巡らせるために、血圧を上げたり、心拍数を上げたり、

遠くを見渡せるように瞳孔を開いたり、
体表の骨格筋の血管を拡張したり、
気管支を拡張したり、

動物が危機に直面したときに少しでも生き延びることが出来るように、そういう働きをするようになってるんですが、

現代では、怪我とか病気とか、仕事や対人関係、その他ありとあらゆるストレスに対処するために、一生懸命働いてるんですね。

ところが、ストレスが蓄積したり、強いストレスに長時間さらされたり、
小さなストレスであっても、継続的にず~っと続いてたりすると、
副腎が疲れちゃって、
その疲れがあるレベルを超えちゃうと、いろ~んな症状が出て来ちゃうんですね。

例えば、
全身の、なんだかわからないような疲労感とか倦怠感とか、
精神的な不安定さとか、消化器系の問題とか、
血糖値のコントロールがうまくいかずに、低血糖になりやすくなったりとか、
逆に高血糖になりやすくなったりとか、
足がツリやすくなったりとか、
刺激物、塩分とか辛いものとか甘いものとかカフェインとかの刺激物が無性に欲しくなったりとか、

動悸とか、過呼吸とか、頻脈とか、立ちくらみとか、ウツっぽい症状とか、不眠とか、
花粉症とかのアレルギーの悪化とか、皮膚の炎症とか、
急に明るいところに出ると、眩しくて目を開けていられなったりとか、
女性だとPMSが悪化したり、生理痛がひどくなったり、生理不順になったり

いろ~んな症状が出てきちゃうんですね。

こういうのを副腎疲労って言いますが、あまり一般のお医者さんの間では知られてない問題で、

だから、病院に行って調べてもらっても、
当然、血液を検査しても、レントゲンとったりMRI取ったりしても、胃カメラ飲んだりしても、
問題ないですねって言われちゃって、

それで、心療内科とかに行ったらウツと勘違いされて抗うつ薬を出されちゃったりして、

更に悪化して、なんていう悪循環になる人も非常に多い問題ですが、

症状が、うつ病に似ているので、うつ病と勘違いされちゃって、大量の薬を飲まされてるって人も、ホントにメチャメチャいっぱいいます。

当然、うつ病じゃないので薬は効くわけないんですが、効かないもんだからどんどん薬の量を増やされちゃってっていう最悪のパターンにはまっちゃってる人も、結構、多いです。

当然、ウツじゃないので良くならないの当たり前なんですが、結構平気でそういうことをしてる病院って多いので、まずは注意が必要ですよね。

まあ、そういうのは置いといて、

副腎疲労を良くするには、
やっぱり根っこには、ストレスとかトラウマとかがあったり、
あとは物事の捉え方とか、そういうのも関わってくるので、

根っこから良くしていこうとしたら、その辺のアプローチも必要になりますが、

まず出来ることを今回は3つ紹介しますね。

1つ目は、副腎疲労を和らげるために必要な栄養のとり方、
2つ目は、ベースになってるストレスを緩和する方法、
3つ目は、副腎疲労で低下した副腎を元気にする方法
です。

1つ目は、個別にその人ごとにほんとに必要な栄養っていうのは変わってくるので、
そういうのの調べ方は、この動画で解説してるので、興味のある人はそちらも見てもらうと良いですが、

まず副腎疲労の人、ほとんどの人にある栄養的な問題から言うと、

まず、
タンパク質と、ビタミンB群と、ビタミンC、亜鉛が全然足りてない人が圧倒的に多いです。
あとは、女性の場合は鉄ですね。

っていうか、副腎から抗ストレスホルモンを出すときに、ビタミンCやビタミンB群や亜鉛が消費されちゃいますし、

ホルモンの材料はタンパク質なので、

そもそも足りないところに、更に足りなくって、副腎が頑張ろうにも頑張れなくなってるって人が非常に多いので、

タンパク質とビタミンB群とビタミンCは意識的に取る必要があります。

すでに副腎疲労になってる人は、普段の食事だけで必要なビタミンを取るのはほぼ不可能なので、基本、容量の多いサプリを飲むのが必須になります。

タンパクも、食事だけで補えないときは、プロテインとかで必要量を補う事も大事になります。

タンパクの量としては、体重グラム位のタンパク質が基本になるので、
例えば、体重が50キロの人だったら、50g位の量を毎日取れるように心がけると良いですよね。

あとは、栄養のテストをすると、結構ナトリウムやカリウムが足りないって言われる人がいますが、

これは、副腎がコルチゾールをいつも出してるお陰で、

本来なら腎臓でアルドステロンによって、ナトリウムとカリウムのバランスを取るようになってるのに、
腎臓のアルドステロンの受容体って、コルチゾールもくっつけちゃうので、
コルチゾールに邪魔されてアルドステロンがしっかり働けなくって、

ナトリウムとカリウムのバランスが上手く取れずに、結果として塩分不足になってるって人も多いです。

だからって塩を取ればよいか?っていうとそういうわけではないんですが、一応その事も知っておくと良いですよね。

塩分を取るなら、精製塩ではなく、ぬちまーすみたいな、ミネラルが豊富で海水の成分に近いものっていうのがベストなので、
もしも、ナトリウム不足で塩分を補給するなら、ぬちまーすとかの良い塩を取るようにしましょうね。

精製塩ばっかり取ってると、体の中のミネラルバランスは崩れて、余計に問題を大きくするので注意が必要です。

ほとんどの、外食とかスーパーのお惣菜とかコンビニ弁当とか、そういうのには基本的に安い精製塩が使われてるのがほとんどなので、そういう食事を取ることが多い人は、
基本的にミネラルバランスが取れてなくて、副腎疲労を更に悪化させてますよ、ってことですね。

あとは、腸内環境が悪い人も多いので、腸内環境をよくするために必要なもの、ビフィズス菌とか酪酸菌とか乳酸菌とか、
繊維とかオリゴ糖とかの、善玉菌の餌になるものをしっかり取ることも大事ですし、

あとは、体の中の炎症を鎮めるために、オメガ3系の油、魚の脂であるDHAやEPA、あとは、エゴマオイルとかアマニオイルとか、そういうのを取るようにするのも有効ですし、

腸内環境がわるくて、カンジダとかが悪さをしてる人も多いので、
そういう人には、オリーブリーフのサプリとか、MCTオイルとかも必要に応じて取る必要があるかもしれません。

カンジダ菌が悪さをしている可能性があるかどうかをOリングテストを使って確かめる方法は、コチラの動画で解説してるので、こちらも合わせてみてもらうと良いと思います。

ということでまとめると、
1つ目は、タンパク質を、食事だけで足りなければプロテインの助けを借りて、体重グラム位の量を取る
2つ目は、ビタミンB群やビタミンCや亜鉛や、女性の場合はヘム鉄などを、サプリで取る
3つ目は、腸内環境をよくするために、ビフィズス菌や酪酸菌や乳酸菌などのプロバイオティクスと、繊維やオリゴ糖などのプレバイオティクスのサプリを取る
4つ目は、カンジダとかの影響がある場合は、オリーブリーフのサプリとか、MCTオイルとか、カンジダの除菌に有効なものを取る

っていうことをすると良いですね。

これが1つ目の栄養でできることですが、

2つ目は、
そもそものベースになっているストレスを緩和する方法です。

ストレスの大元に対処したり、そもそもの捉え方を変えたりとかって言うことをしようと思ったら、
例えば過去のトラウマやメンタルブロックかを取っていくようなワークをしていくとか、
カウンセリング的なものを利用するとか、そういう必要があるかもしれませんが、

まずは、今抱えているストレスを緩和する方法っていうのがあるので、それを紹介しますね。

以前も紹介したことがありますが、
ESRって言う方法があって、

英語で、エモーショナル・ストレス・リリースの略でESRって言いますが、
文字通り、感情的なストレスを開放する方法です。

方法は簡単で、

まずは、いまストレスになってる状況だったり、人だったりを思い浮かべてもらうんですが、

もうこれ以上ありえないくらいのストレスを10として、
ストレスが全くない状態を0として、
今、そのストレスになってる状況を思い浮かべて、
それが10段階のいくつか?っていうのを感じてもらって、

例えば、ストレスを思い浮かべて、ストレスの度合いが10段階の7だったとすると、

それを覚えておいてもらって、

おでこのこの辺り、ちょっとポコっと出てるところがありますが、ココに指で触れます。

出来れば、人差し指と中指の2本で触れるのが良いですが、
おでこに触れたら、そのままじっと待ちます。

段々と、ストレスを思い浮かべてるときの嫌な感じが減ってくると思うので、
それがある程度減ってくるまで、おでこに手を触れ続けます。

もういいかなと思ったら、手を離して、
改めて、さっき考えたストレスを思い浮かべてもらって、

10段階のいくつになったのか?って言うのをもう一度感じて見るんですね。

前よりも減ってると思いますが、これを、出来れば3以下くらいになるまで続けます。

結構簡単な方法ですが、ストレスを緩和するのにすご~く良い方法なので、

ああ、これストレスの原因になってるなって思い当たるものがある人は、これを時間があるときにしてみるっていうのはすごく良いです。

これが2つ目の方法ですが、

次の3つ目は、副腎の低下をカラダからよくするために出来ることです。

これはホントは、副腎が確かに低下してるよねっていうのを、Oリングテストとかの筋反射テストで確認して、
これでホントにそれが軽くなるよねっていうのを確認してからやるのが一番良いので、

整体院とかでセルフケアとして教えるときだったら、
まずは、副腎の筋反射テストをしてから、
これから紹介するポイントに触れてもらって、たしかに筋反射が強くなるよねっていうのを確認して、それに紐づけしてから、やってもらうようにした方が、より効果は高いので、
出来るならそういうふうにしたほうが良いですが、

そうでない場合も効果はあるので、試してみて欲しい方法です。

2ヶ所のポイントを紹介するので、それぞれ試してみてください。

1つ目のポイントは、副腎に関係する神経リンパポイントって言われるところですが、
場所は、頭のこの部分です。

ラムダ縫合のあるところですね。

ココに指で触れるだけです。

だいたい1~2分位ココに触れるだけでOKなので、
例えばお風呂とかに入ってリラックスしてるときとかに、
ココに触れながら、数分間ぼーっとするだけでOKです。

簡単ですよね。

そしてもう一つのポイントは、副腎の神経リンパ反射のポイントです。

場所は、ヘソから指2本位外側で、指4本位上にいった辺りを探ると、
副腎が低下してる人だと、押すと痛い場所があると思いますが、そこです。

奥の方の内臓の圧痛ではなくて、反射のポイントなので、表面の圧痛です。

わかりにくいときは、ちょっとだけ腹筋に力を入れて、腹筋の奥の内臓にまで力がかからないようにして、表層の圧痛を探してみてください。

ある人は結構痛みを感じるところが見つかると思います。

見つけたら、そこを30秒くらいで良いので、優しくグリグリします。

頭のラムダ縫合の部分は、優しく触れるだけで、
ヘソの上のポイントは、優しくグリグリする感じです。

どちらも簡単な方法なので、いつでもどこでも出来ると思います。

ということで、まとめると、

副腎疲労を改善するために家でもできるセルフケア、大きく3つありましたが、

1つ目は、副腎疲労を和らげるために必要な栄養のとり方、

タンパクと、
ビタミンB群やビタミンCや亜鉛などの、ビタミン・ミネラルと、
プロバイオティクスやプレバイオティクスのサプリと、
必要があれば、カンジダ除菌のために、オリーブリーフやMCTオイル等を
取るってことですね、

そして、2つ目は、ベースになってるストレスを緩和する方法、

今回はESRって言う方法を紹介しました。

そして、3つ目は、副腎疲労で低下した副腎を元気にする方法で、

頭のラムダ縫合の部分に触れる方法と、
ヘソの斜め上にある副腎の神経リンパポイントをグリグリする方法

ですね。

どれも効果の高い方法なので、副腎疲労があるなって人は是非試してみてほしいですし、
整体院とかをされてる方で、副腎疲労の患者さんが来られたときには、こういうことを家でのケアとして伝えてほしいなと思います。

ということで、今回の動画、いかがだったでしょうか?

次回は、高血圧で薬を飲んでるけど、辞めたい人や、
高血圧が関係している症状に困っている人に対して、
家でできるケアとして指導できるような方法っていうのを紹介しようと思います。

高血圧も、副腎の問題が絡んでるので、これを説明するために今回この副腎のセルフケアの話をしたような感じなので、

次回の高血圧の話も役に立つ内容なので、楽しみにお待ち下さいね。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。