こんにちは!
慢性的なカラダの痛みや自律神経のバランスから来る不調にお悩みの方のための、
武術の技と脳の反射システムを利用したソフトで痛くない当院オリジナルの整体GP法で、ココロとカラダのバランスを整える、Ten整体院院長のTenです。
当院の整体で、子供の頃のような元気いっぱいの本来のあなたを取り戻してみませんか?
さて、
人のカラダやココロの問題の多くが関係してるんじゃ無いかと最近考えているものに、
リーキーガットがあります。
多くの人は、リーキーガットがあるおかげで、
- カラダの中で炎症が起きたり、
- カラダの中にウイルスや菌が入り込んだり、
- アレルギーになったり、
- 自己免疫疾患になったり・・・、
そして、それが遠因となって様々な症状が引き起こされます。
どんな症状?
例えば、
- アトピー
- 花粉症などのアレルギー性疾患
- ウツ
- 不妊
- 更年期障害
- アルツハイマー病(認知症)
- 糖尿病
- 偏頭痛
- 不眠
- ADHD
- 自閉症
- 肥満
- 自律神経失調症
- 副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)
- 肝機能障害
- ガン
- 肥満
- 線維筋痛症
- 筋肉の痙攣
- 高コレステロール血症
- 原因不明の体の痛み
などなど・・・、
それこそほとんどの症状に、リーキーガットが関係してたりします。
もちろんそれだけが原因では無いですが、大きな要因の一つという事ですね。
そもそも、リーキーガットってなんでしょう?
リーキーガットとは?
単純に言っちゃうと、腸に穴が空いた状態ってことです。
本来、腸の内面は密に結合していて、食べたもの、例えばタンパク質は消化酵素や腸内細菌によってアミノ酸のレベルまで分解されないと吸収されないような構造になっていますが、
それが、この密であるはずの腸の内面に隙間(穴)があいちゃうおかげで、本来吸収できないはずの大きな粒子が腸の中から血管やリンパに流れ出て、
カラダの中に入っちゃうというものです。
本来入ってこないはずの分解されてないタンパク質だったり、農薬などの有害物質や食品添加物だったり、ウイルスだったり細菌だったり・・・、
いろんな物質がカラダの中に入っちゃうわけです。
つまり、腸は免疫の第一の関門、外界とのバリアの役割をしているはずなのに、これがうまく働かないってことですね。
このために、あらゆる病気にかかりやすくなっちゃうというわけです。
そんなリーキーガット、あなたにもあるかどうかちょっと心配になりませんか?
ということで、簡単なチェック法をこれから紹介しましょう。
リーキーガットの簡易的なチェック法
リーキーガットがあるかどうかの検査法というのは、実はまだ確立されたものは無いんだそうです。
何故かというと、様々な原因が重なってリーキーガットという症候群になるので、単一の検査だけではわからないからなんですね。
ある程度確定的な診断をするためには、様々な検査を組み合わせる必要があるんだそうです。
ですが、そんなことをしてくれる病院を探すのも大変、見つけても検査だけで結構膨大なお金がかかっちゃいます。
それならということで、簡易的なリーキーガットがあるかどうかのチェックリストを見つけたので、これを紹介したいと思います。
以下の項目で、
0点:症状が全くないか、まれにある程度
1点:軽度・時々ある
2点:中程度・よくある
3点:重度・ほとんどいつもある
としてチェックしてみて下さい。
- 便秘や下痢がある。
- 腹痛または腹部膨満感がある。
- 便に粘液や血が混じる
- 関節痛または腫れがある。
- 慢性的な疲労感がある。
- 食物アレルギー、過敏症や不耐症がある。
- 鼻づまりがある。
- アトピー、皮膚発疹やじんましんがある。
- 喘息、花粉症、空中浮遊物アレルギーがある。
- 混乱、乏しい記憶力、気分のムラがある。
- 非ステロイド系抗炎症薬を使用する。(アスピリン、バファリン、ロキソニン等)
- 抗生物質の使用歴がある。
- アルコールを飲む
- 潰瘍性大腸炎、クローン病、セリアック病のどれかである。
チェックしてみましたか?
では、その合計を計算して何点になったでしょうか?
以下の表と比べてみましょう。
0~5 リーキーガットの可能性は低い。
6~10 リーキーガットの可能性がある。
11~19 おそらくリーキーガットである。
20以上 ほぼ確実にリーキーガットである。
どうでしたか?
ちなみにTenも自分でやってみましたが・・・、
ナント!
16点もありました。orz
まあ、子供の頃からアトピー持ちで、喘息もあったりなので、そうだよねって結果なんですけどね~。
リーキーガットの原因は?
さて、あなたの現状がわかったところで改めて、このリーキーガットの原因について解説しましょう。
原因は一つではなく複数あるんですが、その中の大きな要因としては、
1)消化されない(されにくい)食べ物(タンパク質)の影響
2)抗生剤などの薬品による腸内環境の乱れ
3)食品添加物や農薬による害
4)腸内細菌のバランスの崩れ(悪玉菌の繁殖・カンジダ菌の繁殖)
等があります。
1)の消化されないタンパク質が一番大きな原因と最近では言われていますが、
この消化されにくいタンパク質の代表というのが、
・小麦に含まれる「グルテン」と
・乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズなど)に含まれる「カゼイン」
です。
タンパク質は本来は腸内で消化酵素によってアミノ酸まで分解されて初めて腸の粘膜から体内へ吸収されますが、
このタンパク質を分解する消化酵素の材料はタンパク質なので、
タンパク質が体内で不足していたり、胃酸などの影響から酵素活性が低下していたりすると、分解されずに腸内にとどまることになります。
さらに、この中で特に小麦に含まれる「グルテン」は、
腸の粘膜にある隙間を開けてしまう「ゾヌリン」というタンパク質を増やして、粘膜細胞に隙間が出来やすくなってしまうという困った作用があります。
つまり、体内のタンパク質の貯金が少ない状態で、なおかつ小麦を摂ると、十分な消化酵素も出ず、グルテンが腸内で悪さをしちゃうということですね。
もちろんグルテン以外のタンパク質も、消化されない状態だったら悪さをしちゃいます。
消化されないタンパク質は悪玉菌の餌にもなって、悪玉菌が増殖することで腸内環境の悪化の原因にもなっちゃいます。
良くなるためには何をすれば良い?
これまでの話でなんとなく対策は想像ついたかもしれませんが、リーキーガットに良い方法としては、
1)小麦や乳製品を控える
2)安全な方法で体内のタンパク質の貯金を増やす
3)腸内環境を整える(乳酸菌や発酵食品)
4)食物繊維をしっかり摂る
5)砂糖や糖質を減らす
6)オメガ3の摂取(EPA・DHA)
等が大きな対策になります。
ただし、
2)の体内のタンパク質の貯金を増やすためには、
ただやみくもにタンパク質をたくさん摂ってしまったら、消化されないタンパク質が腸内で悪さをしてしまうので、ちょっと工夫が必要になります。
一つの対策としては、
・タンパク質を摂取するときに、一緒にタンパク質の消化酵素のサプリも合わせて摂る。
・極力、消化しやすいアミノ酸のレベルまで分解された状態のタンパク質を摂る。
ということがとっても大事です。
アミノ酸にまで分解されたタンパク質というと、
最近一部で流行っている「ボーンブロス」が最適ですし、
他にも、
肉や魚を塩麹や味噌などに漬けたり、天日干しの干物にしたり、
煮こごりの状態になるまで煮込んだり、
そうすることで、タンパク質からアミノ酸に分解されていくので、旨味になるだけでなく、吸収も良くなります。
また、良く噛んで食べると言うことも、腸内に入るまでにできるだけ小さく分解するという意味ではとっても有効です。
さらに、食事と一緒に水分を取りすぎないということもちょっと意識していると良いですね。
(水分で胃酸が薄まって、消化を妨げるため)
手っ取り早く簡単な方法としては、ちょっとお高いですが、アミノ酸やそれに近いレベルまで加工されているプロテインを飲むっていうのも一つの手です。
3)の腸内環境を整えるための乳酸菌は、
ヨーグルトなどの乳製品からできた乳酸菌は避けて、
漬物やザワークラウトやキムチなどの植物性の乳酸菌や発酵野菜を摂ることが助けになります。
ただ、市販の多くの漬物やキムチは、なんとなく漬物風の味がする添加物漬けであったり、なんとなくキムチみたいな味がする添加物漬けであったりするので、ちゃんと成分表示を見て買う必要がありますけどね~。
ちなみにTenの近所のスーパーの漬物は全滅でした。
自分で漬けれるならぬか漬けとかを自分でやると良いんですけどね。
ちなみに、サプリなどで摂取しようと思った場合は、菌の種類でいうと、
例えば、植物性の乳酸菌のラクトバチルス・プランタルムは、腸内炎症の減少に役立ち、
同じく植物性の乳酸菌のラクトバチルス・ブレビスは、免疫機能の改善に役立ち、
同じく植物性の乳酸菌のビフィドバクテリウム・ロングムは病原菌の減少に役立ちます。
これらの乳酸菌が入ったサプリなどを探して摂取することも、腸内環境の改善に寄与します。
まあ、最初は特に量と種類が必要なので、あまり深く考えずに乳酸菌の量が多いサプリ(出来れば300億以上のもの)を探して飲んで見るというのが良いかもしれません。
相性もあるので、いろいろと試してみて、自分の体にあったものを見つけると良いですね。
そして、5)の糖質を控えるということでは、
小麦から出来た食品、パンや麺類を控えることも大事ですし、
砂糖を控えることもとっても大事です。
やっぱり日本人はお米や雑穀ですから、こういう日本人が古くから取っていたものを、量を取りすぎないように摂るのが大事ですね。