こんにちは!
GP法のTenです。

最近、かなり暑い日が増えてきましたよね。

夏になってくると、汗もいっぱいかきますし、水分補給がとっても大事になって来ます。

特に今年は、コロナのせいでマスクをしないといけないとか、そんな中で、熱中症のリスクって多分、普通の年よりも上がるんじゃないかなと思うんですが、

そんな時に、スポーツドリンクとかで水分補給をする人って多いんじゃないかと思います。

実はこれ、結構やばいんです。

ということで今日は、「スポーツドリンクは熱中症対策にはならない」っていう話をしたいと思います

僕なんかより若い世代の人って、多分、小さい頃からスポーツドリンクっていうのが普通にあって、

水分補給にスポーツドリンクを飲むのが良いなんて洗脳を結構されてると思うんですよね。

テレビとかでも、暑い季節になると、バンバンCMとかも流れて、

炎天下のなかでの水分補給には、スポーツドリンクが良いなんて信じ込まされてますが、

ホントにそうなの?って話です。

まず、一番やばいのが糖質です。

スポーツドリンクって、砂糖の塊みたいなもんで、

ここに主要なスポーツドリンク系の飲み物の糖質の量がありますが、

■500mlペットボトルの糖質量
・カルピスウォーター(カルピス) 500ml中に55.5g
・ソルティライチ(KIRIN) 500ml中に42.0g
・ポカリスエット(大塚製薬)500ml中に31.0g
・トロピカーナ ココナッツウォーター(KIRIN) 470ml中に28.2g
・ビタミンウォーター(サントリー)500ml中に26.0g★
・アクエリアス(日本コカコーラ) 500ml中に23.5g★
・グリーン ダカラ(サントリー)600ml中に26.4g
・アミノサプリC(KIRIN)555ml中に22.2g★
・アミノバリュー(大塚製薬)500ml中に18.0g★
・スーパーH2O(アサヒ)600ml中に17.4g★
・ポカリスエット イオンウォーター(大塚製薬) 500ml中に13.5g★

角砂糖1個の重さがだいたい3~4gなので、3gで計算すると、

例えばポカリスエットだと、500mlのペットボトル1本で、
角砂糖10個分の砂糖が入ってますし、
アクエリアスでも、角砂糖8個分の砂糖が入ってます。
カルピスウォーターなんて、18個分の角砂糖ですよね。

もう、糖分の取りすぎです。

しかも、この中で星が付いてるものは、糖質に加えて人工甘味料まで入ってるんですね。

2021/02/26 「実はカロリーゼロのダイエット飲料のほうが糖類イッパイのジュースよりも糖尿病になりやすかった!?【人工甘味料と糖尿病】」

以前、↑この動画で、人工甘味料を取ると糖尿病にもなりやすくなるって話をしてますが、

人工甘味料も体に良くないことが分かってるものですよね。

それが、糖質に加えてさらに人工甘味料まで入ってる飲み物なんて、もう、どうすんの?って感じですよね。

しかも、運動してるときとか、運動した後っていうと、当然交感神経が緊張しているわけですよね?

ってことは、肝臓で糖化が起きやすくって、血糖値も上がりやすくなってるわけですよね。

そんな時に、こんな飲み物飲んだら、

一気に血糖値が上がっちゃって、色んな問題の原因を作っちゃうんですね。

ちなみに、WHOの指針では、1日に食事以外で摂取して良い糖分っていうのは、総カロリーの5%程度、

大人の1日量に換算すると、25g位になるんですが、

そうなると、スポーツドリンク1本飲んだだけで、1日量を越えちゃうんですよね。

そんなもん、水分補給だっていって、一気飲みなんてしたら、色んな問題起きるの当たり前ですよね。

ペットボトル症候群って言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、

こういう糖質いっぱいのペットボトル飲料を飲むことで、吐き気がでたり、お腹が痛くなったり、意識がもうろうとしたり、ひどい場合だと、死亡するケースもあります。

毎年夏になると、国とか自治体とか医師会とか、色んな所が、ペットボトル症候群の注意喚起をしてますが、

例えばこれは、名古屋市が出したもの、

クリックしてNo.27herusurisa-chi.pdfにアクセス

でも、テレビでは絶対こんなのやんないですよね。

テレビで、ペットボトル症候群で死亡例も出てるので、飲むのは気をつけようねなんて話を放送した後に、
CMになったら、スポーツドリンクのCMが流れて、
とかって、そんな事になったら困るもんね。

だから、テレビでは、たとえ死亡例が出ても、サラッと流すだけで絶対にそれを特集したりしないですよね。

スポーツドリンク出してるところって、強大なスポンサーですからね、

なので、自分でちゃんと知識をつけて、自分でそういうのはコントロールしないとね。

あとは、子供、子供のうちからスポーツドリンクばっかり飲んでたら、糖尿病一直線ですからね。

ほんと、気をつけたほうが良いです。

さらになんですが、水分補給のために取ってるはずのスポーツドリンク、

実は、場合によっては逆効果になることもあるってことも知っておいても良いですね。

血糖値が急激に上がって、体がパニックになると、当然、電解質のバランスも崩れますよね。

そうすると、かえって細胞内の水分って減っちゃうってこともあるんですよ。

せっせと水分を取ってるつもりなのに、かえって細胞内の水分が減っちゃう。

どういうことかと言うと、人の体って、6割位が水で出来てますが、そのなかの3分の2位が、細胞の中にある、細胞内液で、

残りの3分の1が細胞外液です。
この細胞外液の中に、血液とかリンパとか、そういうのが含まれるんですが、

その細胞内液と細胞外液の水分っていうのは、カリウムとナトリウムのバランスによって、浸透圧が変わることで、コントロールされてるんですね、

ところが、この、カリウムとナトリウムのバランスが崩れちゃうと、この浸透圧の関係から、かえって脱水しちゃう事があるってことなんです。

マラソンとかトライアスロンとか、長時間の激しい運動で、水分だけでなく塩分も大量に出ちゃうし、血糖値も下がっちゃうような超ハードなスポーツをやってる場合は別ですが、

それ以外の運動とか、通常のただ暑いとか汗かいたとか、
そういう人が飲むのには適してないってことは知っておいたほうが良いですよね。

逆に、大量に汗をかくスポーツをしたあとに、水だけを大量に取りすぎるのも問題があって

今度は、水分が大量に体の中に入ってくることによって、体の中のナトリウムが薄まりすぎちゃって、低ナトリウム血症になる事もあって、

これも、ひどい時には死亡することもあるので、

たとえ水であっても、一気に大量に飲み過ぎちゃダメってことも、念の為覚えておいてくださいね。

ということで、結論としては、

糖質の入ったドリンクは極力飲まない、
これはスポーツドリンクはもちろんですが、
それ以外のジュースなんて、もっと糖質入ってるので、なおさらです。

もしどうしても飲みたい場合も、あくまで少量にする、

そして、水や麦茶などを、こまめにとって、
その時も、大量に一気には飲まないで、こまめに取るようにする

ってことですね。

これからドンドン熱くなってきますが、この事をちょっと頭の片隅に入れておくと良いと思います。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。