こんにちは!
GP法のTenです。

前回、松原皎月の霊術大講座から、洗心流心霊術と、そのなかの洗心流修霊法についての解説をさせていただきました。

松原皎月っていうのは、明治末期から昭和初期にかけて全国で大流行した霊術のなかの、
当時3万人はいたと言われる霊術家の中のトップと言われたような人ですが、
その人のやっていた霊術ですが、

興味のある人は前回までの動画も是非見てくださいね。

超マニアックな内容だったので、どのくらいの人が興味を持ってくれたのかな?ってちょっと心配ですが、

僕みたいなマニアックな人にはきっと喜んでもらえたんじゃないかななんて勝手に思ってます。

洗心流心霊術の修行法である、洗心流修霊法には色んな方法がありますが、その中の一番のベースになる方法に、
「霊気吐納法」っていうのがあります。

随分前に一度、その霊気吐納法の中の、観念式吐納法の簡易版のやり方を解説したことがありますが、
今回はそのさらにベースになる方法と、その意味や効能を解説してみようと思います

霊気吐納法っていうのは、

自然界にある霊気を、特殊な呼吸法を使って、体に取り込んで、体の中の霊気を充実させる、
そんな方法なんですが、

そもそも霊気って何って言うのが説明が難しいのと、あまり詳しく説明しようとすると長くなるので、いわゆるオーラだったり、気だったり、そういうエネルギーって言うふうに単純に思ってもらうと良いですが、

その霊気を体に取り込む呼吸法のことです。

コレを行うことで、精力も充実して、体の色んな器官も元気になって、病気がある人は、自然と良くなっていって、
虚弱な人は強くなって、

さらに、霊気の放射が旺盛になって、他人を治療する基本的な脳力を要請することが出来る、
そんな方法でもあり、

さらに、精神修養や人格改造法としても有効で、

コレを真面目に続けることで、
精神が平和になって、
頭脳が明晰になりますし、

雑念を消して、精神集中が出来るようになるし、

お腹が充実してきて、胆力の養成にもなって、腹が座って、判断力も増して、

さらに、諸芸の上達、色んな芸能だったりの技の習得や上達にも役に立つんだそうです。

この本の中で紹介されてるのは、
ツヅミを打つのだったり、書道だったり、茶道とかのお作法だったり、乗馬だったり弓道だったりが、この霊気吐納法を行うことで上達するって紹介されてます。

そして、体への作用としては、

・血液を浄化して、
・血液の循環を良くして、
・内臓の諸器官や神経系に適度な刺激を与えて強壮にする
という作用があります。

ということで、これから霊気吐納法を紹介していこうと思いますが、

いくつか方法があって、
まずは、基本となる正座法があって、

1)胸式吐納法
2)丹田式吐納法、
3)観念式吐納法、
4)体力増進法
5)陽気吸集法
6)気合法

っていうのがあります。

まあ、4つめの体力増進法と、最後の気合法がなんで呼吸法の中に入ってるのかよくわかりませんが、この6つが一番の基本になるってことですね。

今回は、この中の一番の基本になる、胸式吐納法と丹田式吐納法と観念式吐納法を紹介します。

この胸式吐納法と丹田式吐納法は2つでセットで、

まず、胸式吐納法を20回やって、それから、丹田式吐納法を10分から初めて、2-30分出来るようにするっていうのが基本みたいですね。

ということで、まずは準備の正座法から行きますが、

こんな風に正座をして、
膝の間は、拳を2個分くらいあけて、
足は親指が重なるくらいにして、

両方のカカトの間にお尻をおろして、

体は前後左右に傾かないようにして、
軽くアゴを引いて、
ミゾオチはちょっと凹ますような感じにして、

手は、親指を中に入れてこんな風に握って、ヒザの上に置きます。

そして、目を閉じ丸。

これがまず、準備としての正座法ですね。

ここから、1)の胸式吐納法ですが、

まず、鼻から息を吸いながら、両手を、丁度左右の乳首くらいの高さに、こんな風に持ってきます。

この時、手を挙げる速さと、息を吸う速さを一致させるのがポイントで、

さらに、胸に吸う方法なので、お腹は膨らませず、むしろちょっと凹ましたままの意識を持って、胸に息を吸い込みます。

吸えるところまで吸ったら、息を止めずに、口を開いて息を吐きながら、
手を元の位置に戻しながら、体を屈めて、吐き切ります。

そうしたら、また、最初と同じように、手を挙げる速さに合わせて、胸に息を吸い込んで、

吸えるところまで吸ったら、また、手をおろして、前にかがみながら吐き切ります。

これを、だいたい20回やります。

胸式吐納法を20回やったらそのまま引き続き、
2)丹田式吐納法に移りますが、

ココでのポイントは、胸式吐納法では、鼻から吸って、口から吐きましたが、
丹田式吐納法では、鼻から吸って、鼻から吐きます。

ゆっくり静かに、
鼻から息を吸って、下腹に吸い込みます。
この時、お腹の上の方は動かないように注意しながら、下腹だけに吸い込むのがポイントです。

そして、8分目くらいまで吸い込んだら、今度はまた、
ゆっくりと静かに、下腹部を凹ませながら、鼻から吐いていきます。

そして、これを、数を数えながら行うんですが、

息を吸って、吐いてで、1、
次に吸って、吐いてで、2、
って言う感じで、呼吸をするたびに数えていって、
100まで数えたら、また1に戻って、数えていくっていうのを続けます。

途中で、数がわからなくなったら、また1から再スタートで、また数を数えていきます。

コレを、なが~く、なが~く、200回とか300回とか続けていくと、

だんだんと、息が静かに、ゆっくり、浅くなっていって、
息をしてるんだかしてないんだかわからないくらいになっていって、
無念無想の境地に入っていけるようになる
これが、胎息法なんですが、

胎息法ができるまでには、相当コレをやり続けないと難しいと思いますが、

瞑想法としてもかなり良い方法だと思います。

そして、3つめの観念式吐納法っていうのは、この丹田式吐納法をやりながら、数を数えるのではなく、
息を吸うときと、吐く時に、それぞれアファメーションをしながら呼吸をするっていうのが、丹田式吐納法になります。

たとえば、病気がある人だと、
息を吸いながら、
「宇宙に充満する霊気が丹田に集中して、全身の各神経に分布して、血管筋肉臓器等を刺激して、機能が旺盛となる」って心のなかで唱えて、

息を吐く時に、
「病弱の原因である邪気は、呼気とともにすっかり抜けていく」
みたいなのを、また心のなかで唱える、
っていうのを何回も繰り返すって方法で、

呼吸に乗せてアファメーションを繰り返すことで、意識にそれを刷り込んでいく的な方法ですね。

アファメーションは何でも良いので、自分に合ったものを唱えればよいですが、
その時に、否定的な言葉を使わないで、肯定的な言葉を使う、

例えば、「病気が悪化しない」って唱えちゃうと、病気が悪化って所に無意識がフォーカスしちゃうので、そうではなくて、
「もはや治癒しつつある」とか、肯定的な言葉を使うっていうのがポイントです。

体力のある人は、胸式吐納法をやってから、丹田式吐納法をやるのが基本で、

病気とかがある人とか体力のない人は、胸式吐納法を省いて、丹田式吐納法をやるか、観念式吐納法をやるのが基本になります。

どれも簡単な方法ですが、続けるってことが重要なので、
興味のある人は是非試してみてくださいね。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。