こんにちは!
GP法のTenです。

いきなりですが、リーキーガットとか、リーキーブレインって言葉、聞いたことありますか?

リーキーガットっていうのは、ガット、腸の壁がルーズになることで、本来吸収しないような物をカラダの中に取り込んじゃう、そんな症状のことで、

リーキーブレインっていうのは、
ブレイン、脳に行く血管には、脳血液関門っていうのがあって、
英語で、ブラッド・ブレイン・バリアー、BBBって良く略されるんですが、

脳っていうのはメチャメチャ大事なところですよね
だから、その大事な脳を守るために、変なものが脳に入らないように、バリアーがあるんですが、

リーキーブレインっていうのは、そのBBBがルーズになっちゃって、本来通さないようなものを通すようになっちゃう症状のことです。

今日は、そんなリーキーガットとリーキーブレインについての話をしてみようと思います

まずは、リーキーガットの話をすると、

腸の壁の細胞、上皮細胞っていうのは、

例えば、細菌だったりウイルスだったり、まだ十分に消化されていないタンパク質だったり、を通さないで、

必要な栄養とか水分だけを吸収するためのバリアーの役をしているんですが、

テニスのラケットを想像してもらうと良いんですが、
テニスのラケットのガットの部分、これがちゃんときれいに並んでたら、
テニスのボールを通さないですよね。

腸の壁もこんなふうになってて、

本来、この網の目よりも小さいものしか通さないように出来てるんですね。

例えば、肉や魚などのタンパク質、

これは、大きいから本来は通らないんです。

だから、消化酵素とか善玉菌とかが、コレをチョキチョキと小さく切っていって、

アミノ酸っていう一番小さい状態にして、それで初めてここを通るんですね。

糖質も一緒で、糖質も大きいから通らないんです。

それを消化酵素や善玉菌がチョキチョキと小さく切って、ブドウ糖とか果糖っていう一番小さい状態になって初めてここを通るんです。

そして、細菌類ですね、これも、ここを本来は通らない。

ところが、腸内環境が崩れていると、このガットが広がっちゃって、穴が大きくあいちゃう、

そうすると、本来通っちゃいけないタンパク質とか大きい糖質とか細菌類とかが通っちゃって、カラダの中に入っちゃう。

これがリーキーガットなんですね。

リーキーガットになると、

本来体の中に入ってきちゃいけない異物、
病原体とか有害物質が入ってきちゃって、

それが血管にのって全身を巡っちゃう、

そうすると、それを排除しようと、カラダの色んな所で小さな炎症がいっぱい起きちゃうんですね。

そうして、アレルギーだったり、色んなカラダの問題を引き起こす、大きな原因の一つになっているんですね。

そして、このリーキーガットが悪くなると、リーキーブレインっていうのも起きやすくなるんですが、

このリーキーブレインっていうのは何かって言うと、

脳ってメチャメチャ大事なところなので、腸から悪いものを取り込まないように腸の上皮細胞がバリアーを作ってるのと同じように、

脳の中に悪いものが入らないように、脳の血管には、脳血液関門っていうのがあるんですね。

脳血液関門ってざっくりいってるけど、脳や脊髄に栄養を供給しているのって、4つあって、

血液脳関門(ブラッド・ブレイン・バリアー)っていうのと、
血液くも膜関門、
血液脊髄関門
血液脳脊髄液関門ってあって、

それぞれに、バリアーがあって、必要なものだけを通過させて、必要のないものを通過させないことによって、大事な脳や脊髄を守ってるんですね。

腸と一緒で、こんな感じのラケットのガットみたいなのを想像してもらうと良いんですが、

これが、ルーズになっちゃって、本来通さないものを通すようになっちゃう。

それが、リーキーブレインなんですね。

そして、リーキーガットによって、カラダの中に異物が入って、血液に乗って全身をめぐることで、カラダの色んな所で細かな炎症が起きたのと同じように、

脳にも、本来通さない異物が入ることで、今度は脳内で、細かな炎症が起きちゃうんですね。

それによって、例えば痴呆だったり、ウツだったり、統合失調症だったり、色んな精神疾患の大きな原因の一つにもなっちゃうんですね。

だから、もしかしたら、なんだか最近疲れが取れないなとか、メンタル弱ってるなとか、気分が落ち込んじゃうなとか、

ウツっぽいなとか、ちょっと物忘れひどいなとか、
なんだか、頭の中にモヤが掛かった感じがするなとか、

そんなのがあるときも、もしかしたらそれって、メンタルの問題じゃなくって、この、リーキーガットとリーキーブレインがあるせいなのかもしれないんですね。

そして、リーキーブレインって、リーキーガットから引き起こされるので、まずは、リーキーガットを良くしていくってことがとっても大事になってきます。

じゃあ、リーキーガットを良くするにはどうしたら良いのか?

それは、腸内環境を整えるってことです。

じゃあ、腸内環境を整えるにはどうしたら良いのか?

まず第1にしたいことっていうのは、腸内環境を悪くする物を、極力取らないようにするってことです。

じゃあ、腸内環境を悪くするものって何かって言うと、

①乳製品などに含まれるカゼイン
②小麦製品などに含まれるグルテン
③抗生物質

です。

1つ目の乳製品ですが、
日本人は、ほとんどの人が乳糖不耐症っていって、乳製品に入ってる乳糖を分解できないので、それが下痢の原因にもなりますし、

乳製品に含まれるタンパク質の約80%はカゼインって言われてますが、

このカゼインも多くが人間には消化できなくて、

消化されないカゼインが腸壁にくっつくことで、腸の炎症を引き起こして、リーキーガットを促進しちゃうので、出来るだけ取らないようにしたほうが良いんですね。

ちなみに、乳酸菌とかは体に良いので、ヨーグルトを一生懸命食べてる人もいますが、
ヨーグルトも乳製品なので、ヨーグルトの中の乳酸菌は体に良いんですが、人によってはプラスマイナスでマイナスの効果になっちゃう人もいるので、それは覚えておくと良いかもしれないですね。

そして、2つ目の小麦製品も、

小麦に含まれるグルテンが、腸の壁を広げて、リーキーガットを促進しちゃうので、出来るだけ避けるようにしたほうが良いです。

乳製品も、小麦製品も、完全に避けることってかなり難しいですが、あまり神経質にならずに、極力避けるようにするっていうことがとっても大事になります。

そして、3つ目の抗生物質は、
腸内の乳酸菌などの有用な細菌も殺しちゃうので、
カンジダ菌などの抗生物質では死なない菌が繁殖して、
かえって腸内環境を悪くしちゃいます。

なので、本当に必要があるとき以外は、抗生物質は使わないっていうのも大事ですよね。

以前は風邪を引いただけで、風邪には全く効果のない抗生物質をどこの病院でも出してましたが、
そのおかげで抗生物質の効かない耐性菌がどんどん出来てきて問題になっているので、国の指導でだんだん出さない方向になってきてはいますが、
でも未だに平気で出している病院もあるので、
出された場合は、その必要性をしっかりと確認して、しょうがないときにだけ飲むようにしましょう。

そして、飲んだ場合は、腸内環境は必ず悪くなるので、その対策をする必要があります。

そのためには、乳酸菌とか酪酸菌とかの良い菌を外から取り入れることと、
乳酸菌などの餌になる、繊維とか難消化性のオリゴ糖を取るのも大事になってきます。

さっきも言いましたが、ヨーグルトは人によってはかえってマイナスの働きをすることもあるので、
出来ればサプリで取るのが良いですね。

乳酸菌とか酪酸菌も、相性があるので、色んなサプリを試して、自分にあうものを見つけると良いと思います。

そうやって、腸内環境を悪くしている原因を少しでも減らして、

腸内環境を良くすることをしっかりやっていくと、リーキーガットも修復されていって、

その結果として、リーキーブレインも良くなっていくので、食事の見直しをして、元気な腸と元気な脳を取り戻していくと良いですよね。

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詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。