こんにちは!
GP法のTenです。

今回のお話は、

天然の魚と養殖の魚の油の違いという話を紹介したいと思います。

カラダに必要な油として、オメガ3が大事ですよ

という話は何度かしていますが、

その中でも、さなかの油、DHAやEPAをとるのがとっても大事なんですが、

このDHAやEPA、

養殖の魚と天然の魚とでは、差があるのか、ないのか?

また、どんな魚に差があるのか?

そんな話をしていきたいと思います。

オメガ3

α–リノレン酸や、魚の油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)などの総称です

細胞膜の柔軟性
赤血球も細胞なので、柔軟性が上がると、血栓にもなりにくい、
脳梗塞や心筋梗塞にもなりにくい、
血液がサラサラ

炎症を鎮める
アレルギーの予防

アマニオイルやエゴマオイルでも摂れるが、
カラダの中でDHAやEPAに変換する必要がある。

日本人は、この変換効率が悪いという話もある。

だから、出来れば、直接DHAやEPAの形で摂りたい。

なので、魚を食べましょう!

という話になるんだけど、

ちょっと気になって調べてみた。

そしたら、

天然の魚と、養殖の魚の、脂肪の組成を比べた研究があった。

これは、養殖の魚と、天然の魚を、油の組成から判別できないか?という研究なんですが、

食品の偽装を見破るための研究みたい。

養殖魚としてよく市場に出回っているものとして、

ブリ、ヒラメ、とらふぐ、クロマグロの4つを比較。

例えばブリだと、

オメガ6のリノール酸が、ナント7.75倍!

ヒラメだと、2.7倍

トラフグだと、4.25倍

クロマグロでは、1.23倍

それに対して、DHAやEPAは、

一番少ないブリで、0.53倍

クロマグロでは、EPAが多い分DHAが少なくて、平均するとそんなに大差無いですが、

全体的にやっぱり少ないんですね。

結局、これは、エサとなる配合飼料の問題で、

クロマグロがそんなに差がないのは、まだ配合飼料化が進んでいないためみたいです。

そして、配合飼料では、本来海にいない、大豆カスなどをタンパク源としているから。

こんなこと、今まで、考えたことなかったんですが、実際にこういうことを研究した論文というのがあるんです。

そもそも、この研究がされた理由は、

食品偽装を、魚の油から見分けることが出来ないか?

ということで始まった研究

魚の種類によっては、魚の油の組成を調べることで、それが天然なのか、養殖なのか?が分かるようになったんだそうです。

ついつい、安い養殖の魚を選んじゃうこともあるかもしれませんが、

オメガ3をしっかり摂りたいんだったら、

せっかく、健康のためにとか、栄養のバランスを考えて、魚を食べるなら、

どうせなら、養殖ではなくって、ちゃんと天然の魚を食べた方が良いってことですね。

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詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。