こんにちは!
GP法のTenです。

今日は、整体やマッサージ等でよく言われる、好転反応について話してみようと思います。

好転反応って、結構便利な言葉で、

僕の話でいうと、僕って今はあまり目立たないですが、アトピーがあって、

その昔、とある漢方薬局やさんにススメられて玄米の粉みたいな健康食品を買って飲んでみたことがあるんですが、

これがまた、飲んだ瞬間くらいからそこら中かゆくなって、大変だったんだけど、

それを紹介してくれた薬局に行って話をしてみると、

これは好転反応で、カラダの毒素を出してるんだから、我慢してください

みたいなことを言われて、

しばらく我慢しながら飲んでたんですが、

あれ、後で知ったんですが、全然好転反応なんかじゃなくて、タダのアレルギー反応だったんですよね。

そんな感じで、健康食品なんかでも、好転反応って便利に使われたりします。

リラクゼーションなんかでも、強く揉まれて、揉み返しみたいになったのに対して、

これは好転反応です

なんていい方をしたりとかっていうのもありますよね。

これもまた、全然好転反応なんかじゃなくて、

強すぎる刺激によって、ただ、毛細血管が切れたり、細かい筋繊維が切れたり、そういった損傷による痛みですよね。

じゃあ、ホントの好転反応ってどんなものなのか?

そして、その好転反応の時期にはどんなふうに過ごしたら良いのか?

今日はそんな話をしてみたいと思います

野口整体とかでよく言われる話ですが、

人が不調から回復していくには、3つの反応があって、

それはどんなのかというと、

・弛緩反応
・過敏反応
・排泄反応

の3つの反応が起きる時期があると言っているんですね。

コレを好転反応っていってるんですが、

弛緩反応っていうのは、

カラダがだるくなったり、眠くて眠くて起きてられないみたいな感じになったり、

そういう反応ですね。

この時期は、できるだけゆったりのんびりとしてもらうと良い時期です。

そして、それがすぎると、過敏反応の時期がきて、

これは、痛みが今までよりもよりはっきりとしてきたり、
そういえば昔ここ痛かったよなってところの痛みが出てきたり、
これは、ホントは悪いところなんだけど、麻痺してて感じてなかったのが感じるようになるような反応ですね。

人って、常に今ある状態の中で良くなろうとしてますが、

感覚が麻痺しちゃって感じなくなってると、その良くなろうという力が働かないんですが、

こうやって、ちゃんと感じるようになることで、良くなろうという力が働きだす、

そのために必要な反応でもあります。

場合によっては、余計に悪くなったように感じることもありますが、そこで余計なことをしないで、ちゃんと経過させると、その前よりも良い状態になって安定していきます。

場合によっては熱が出たりすることもありますが、それも、体温を上げて、免疫を上げて、より良い状態にカラダを変えていこうという働きなので、

そこで解熱剤とかを飲んだりしないで、その状態で経過したほうが良い、そういう時期ですね。

そして、次に来るのが、排泄反応です。

排泄反応っていうのは、カラダの排泄機能が高まって、

カラダの中にため込んでいた毒素や老廃物を、体の外に出そうという働きで、

汗をいっぱい書いたり、下痢をしたり、ちょっと普段と違う色の便がでたり、

場合によっては、皮膚に反応が出て、皮膚病みたいになることもあるって言われてます。

僕自身は、皮膚に反応が出るっていうのは、自分自身でも経験はないですし、あまり身近で聞いたことはないですが、そういうこともあるかもしれないってことですね。

こうやって、3つの反応を見てみると、

これ、ホントに良くなる過程としての好転反応なのか、

そうじゃなくて、ホントは悪くなってるのに、言い訳的に好転反応だよって言ってるものなのかっていうのは、区別が難しいですよね。

最初に話した、僕が昔飲んでた玄米のサプリの話なんか、まさにそうで、

当時は知らなかったですが、玄米の成分には、アトピーを悪くする成分が入ってますから、

ホントはそんなの飲んじゃいけないんですが、

玄米は体に良いって宗教のように信じてる人って結構多くて、

結構ススメられたりするんですよね。

そして、アレルギー反応がでたら、それは好転反応の排泄反応だから、

毒素を外に出してるんだから、我慢してみたいなことを言われたりね。

でもこれ、決して良くなる過程でもなんでも無く、ただ単に悪くしてるだけですから、

こういうのはちゃんと区別しないといけませんね。

あとは、揉み返し、

これも、カラダの許容範囲を越えた強い刺激を受けることで、

組織が破壊されて、それによって痛みが出てるわけで、これも全然良くなってるわけじゃないですし、

筋肉って一度壊されて修復されると、前より強く固くなって再生しますから、

かえって揉む前よりも悪くなりますからね。

これを好転反応なんて間違っても言ってほしくないって思ってますが、

でも、世間ではこういうのが好転反応だって勘違いされてたりしますよね。

一応言っておくと、ちゃんと相手の反応を見て適切な刺激を入れることが出来る一部の人がやるマッサージとかは良いもので、

その場合は、壊されたわけじゃなくて、ホントの意味での好転反応が出ることもあります。

多分これって、僕らやってる人ならわかりますが、一般の人ってわかんないですよね。

後もう一つは、なんちゃってカイロとかで、意味もなくボキボキしたりして、

神経とかを損傷した後に、寒気が出たり熱が出たり、震えが出たり、

そういうのも、好転反応なんて言ってごまかされることもありますが、

あれも、損傷ですからね。

僕がその昔、まだ大学生の時代、東京のとある接骨院で、

もう30年以上前なので言ってもいいと思いますが、お店にはプロレスラーと一緒に撮った写真とか、陸上のベン・ジョンソンに施術しましたとか言って一緒に写ってる写真とかが飾ってあったりするようなところだったんですが、

そこで、結構無理なアジャストをされたことがあるんですね。

その次の日、朝起きようとしたら、風邪を引いたみたいな感じで寒気がして、

カラダ動かせないし、震えてくるし、でも熱があるわけでもなくみたいな経験をしたことがありますが、

あの時はホントに死ぬんじゃないかと思いました。

ちゃんと正しい勉強をした、ちゃんとしたカイロではそういうことって起きませんが、一般の人はそういうの分かりませんからね。

そして、カイロっていうと、ほとんどがそういうなんちゃってカイロですから、怖くていけませんよね。

そうそう、もう一つありました。

とある新しく出来たカイロに行ったときに、骨盤、仙腸関節の辺りを結構強い刺激で調整されて、これまた調子悪くしたことがあったんですが、

その時は、ぎっくり腰みたいな感じで余計に調子は悪くなるは、

歯並びまで変わって、歯の詰め物が取れたり、

頭痛がしたり、もうひどい目にあって、当時お世話になってた整体の先生のところに行ったら、

Tenさん、鍛えてるから動いていられるけど、多分これ、普通の人だったら寝込んで動けないレベルだよって言われて、治してもらったことありますが、

そんなことも結構あります。

そんな影響もあって、アジャストってするのもされるのも未だに苦手なんですが、

そういうのも、

これは、過敏反応って言って、好転反応の一つですよ~なんて言われたら、普通の人はわかんないですしね。

ちょっと話がずれちゃいましたが、

そんなふうに、実際には良くなって無くて壊してるだけなのに、好転反応って都合の良い言葉として結構使われちゃってるので注意が必要ですが、

実際に好転反応っていうのは確かにあって、

必ずこの順番でってわけではないですし、全てがこの順番に起きるわけじゃないですが、

・弛緩反応
・過敏反応
・排泄反応

っていう3つの反応の時期があって、それによってカラダってだんだん良くなってくるよ、

そういうのを知っておくと良いと思います。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。