こんにちは!
GP法のTenです。

今回は、集中力の低下とか、体がだるいとか、疲れがなかなか取れなくていつも疲れてるとか、思考が定まらなくて考えがまとまらないとか、

そういう症状がある人の原因の一つ、低血糖について紹介したいと思います。

先日、寝ている時の睡眠の質が悪かったり、朝だるくてとか、腰が痛くて目が覚めるとか、

そういう症状についての話で、

その原因には、もしかしたら夜間低血糖、寝ている間の低血糖があるかもしれませんよって話をしましたが、

今回は、寝ている時の低血糖ではなくて、普段起きている時の低血糖です。

そして、その原因の一つである副腎疲労、アドレナル・ファティーグについて解説してみたいと思います

今日は低血糖と副腎疲労の話です。

人の筋肉とか脳とかのエネルギー源って糖ですから、

血液の中には常に、糖が流れてますよね。

それがどの位あるのか?っていうのが血糖値なんですが、

この血糖値は、常に膵臓や脳の視床下部でモニターしていて、

上がり過ぎたら、膵臓からインスリンを出して下げようとして、

逆に下がり過ぎたら、肝臓などで糖を作って血液に放出したり、

っていう感じで、常に一定の血糖値になるようにコントロールされてます。

この、血糖値が下がりすぎたときって、

副腎から、副腎髄質ホルモンのアドレナリンや副腎皮質ホルモンのコルチゾールが分泌されて、

それが肝臓や筋肉を刺激して、血糖値をあげようとするんですが、

この副腎がくたびれてると、このアドレナリンやコルチゾールが必要なときに必要なだけ出すことが出来なくて、

血糖値を上げる能力が低下しちゃいます。

血糖値が高くなったときには、下げようとインスリンが出ますが、

今度は下りすぎたときには、上げる力が十分にない、

そうなると、低血糖状態になっちゃいます。

そうかと思えば、必要のないときにアドレナリンがドバっと出ちゃって、

イライラしちゃったり、

これは、いわゆる乖離の状態ですが、

アドレナリンって、闘争逃走反応のときに出るホルモンで、

アドレナリンが出ることで、

戦うか、逃げるか、そういう必要が生じたときに、血圧を高くしたり、心臓の鼓動を早くしたり、筋肉にいく血管を広げて血流を集めたり、

すぐに筋肉で使えるように血糖値を上げたり、
酸素を沢山供給できるように、呼吸が早くなったり、気管を広げて呼吸を吸いやすくしたり、

瞳孔を開いて遠くを見渡せるようにしたり、

消化機能を低下させて、便秘状態にさせたり、
膀胱を広げて、おしっこをすぐに出ないようにしたりと、

色んなことをするんですが、

本来、怒らなきゃいけないときに、何故だか戦闘モードにならないで、

それが済んでしばらくして、なんでも無いときに、アドレナリンがドバッと出て、

イライラが収まらなくなったり、そういうのが乖離状態ですが、

そういう乖離状態になったりするのも、副腎にダメージを与えます。

そんなふうにして、必要な時に必要なホルモンが出なかったり、
必要ない時に必要ないホルモンが出たり、

そんなことが起きちゃうと、血糖値も安定しないし、

一定のレベルに血糖値を保つこともできなくなっちゃうんですね。

ちなみに、低血糖によって出る症状は、

例えば、
体のだるさとか、疲れが取れないとか、動悸とか、冷や汗が出たり、
メンタル的には不安感が出たり、

集中力が低下したり、考えがまとまらないので、話がうまく出来なかったり、

思考が定まらなかったり、

あとは、眠気とかめまいとか、
疲れちゃってもう動きたくない感じになったり、

そんな症状が出ます。

じゃあ、副腎疲労、アドレナル・ファティーグが起きる原因っていうのは何かというと、

一番大きいのは、ストレスをため込んじゃっているってことです。

ストレスと言っても、精神的なストレスだけじゃなくて、

身体的なストレスも、環境的なストレスも、睡眠不足だったり栄養不足だったりも、そういうの全部ひっくるめてストレスなので、

そういうのが、コツコツと溜まっていって、ある時それが限界に来ると、

アドレナル・ファティーグとしていろんな症状が出てきたりするんですね。

じゃあ、このアドレナル・ファティーグを解消していくためには何をしていったらよいかというと、

最終的には、メンタル的なストレスとか、過去のトラウマやビリーフからくる普段の自分のあり方だったりするので、

根本的な解消という意味ではそこを解消していかないとダメなんですが、

でも、アドレナル・ファティーグになってる人に、いきなりそこにアプローチって無理なんですね。

どういうことかというと、

このコップが、その人の余力、リソースだとすると、
このコップに、色んなストレスが溜まって溜まって、
この、隙間の部分が、使える余力なんです。

ところが、アドレナル・ファティーグの人って、ストレスが限界まで溜まって、
もういっぱいになっちゃってる状態なんです。

なので、メンタル的な部分にリソースをさくことが出来ないんですね。

だから、このリソースを作るために、

まずは、カラダと栄養からアプローチしていくっていうのが一番良いと考えています。

カラダのアプローチっていうのは、
GP法が出来る人なら、必要に応じて、自律神経の調整だったり、
メンタルの調整、なども行いますが、そういう感じで、

そういうことがちゃんと分かっていて対応出来る整体とかを受けて、

肉体的なストレスを解消していくってことですね。

そして、自分でできる方法としては、やっぱり栄養です。

栄養学的なストレスを解消していくことで、このリソースを増やしていく、これが自分でやる場合にまず最初にできることです。

具体的には、3つあって、

まず1つ目はタンパク質ですね。

アドレナリンとかコルチゾールっていうホルモンの材料はタンパク質で出来てますから、
そもそも、材料が十分にないと、ホルモン作れませんからね。

なので、タンパク質を取るというのが第一です。

そして2つ目は、血糖値が上がりすぎるのが問題なので、糖質、特にGI値が高い糖質ですね、

砂糖とかお米とかパンとか麺類とか、そういうものを極力控えて、

なおかつ、食べるなら野菜や肉類などを先に食べて、その後に食べることで、血糖値の急激な上昇を押さえる、そういう工夫が大事になります。

そして3つ目は、タンパク質から糖新生とかでタンパク質を作るのにも必要ですし、

カラダの中でいろんな反応をするのに必要になる、ビタミン・ミネラルです。

基本的には全部必要ですが、

その中でも特に、ビタミンB群とビタミンCが大事になります。

ビタミンB群のなかでもナイアシン、ビタミンB3は、特に大事になります。

これは、すでにバランスが崩れている人は、食事のみで補うのはほぼ無理なので、

サプリで摂るのが基本になりますが、

普通に日本の薬局で売ってるものって、健康な人が健康を維持するのに必要な量しか入ってないので、そういうのではなく、

ネットで、アメリカのサプリを買うのがオススメです。

ちなみに僕も飲んでて普段人にもオススメしてるのがコレです。

こういうのをまずは飲みながら、タンパク質を十分にとって、さらに糖質は極力減らして、なおかつ先に野菜類やタンパク質をとってから、最後に取るようにすると良いです。

まずはそこから初めて、少しずつリソースを増やして、アドレナル・ファティーグを解消していきましょう。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。