当院では、来てくれたお客さんに、家でできる簡単な体操などをお教えすることが良くありますが、この中で一つ、大事な話がありました。
気が付いたときにはちゃんとそこまで説明するんですが、忘れちゃうんですよね~。
ってことで、文章にしとけば忘れないだろうと思って書いてみます。
左右に同じ動きをするようなものの場合、どちらか得意な方向・苦手な方向ってのがあると思うんです。
たとえば、単に首を左右に倒すという動きを例にすると、
①首を右に倒す
②首を左に倒す
この二つがあるわけですが、まずは両方やってみて、どっちがやりやすくって、どっちがやりにくいか?ってのを自分の身体と相談します。
仮に右に倒すのがやりにくかったとしましょう。
あるいは、右に倒す方が充実感があって、
「あぁ、やったな~!」
って気がするかもしれません。
又は、右に倒すと多少の痛みが出たりするかもしれません。
その場合、ついつい右に倒す方を一生懸命多めにやろうとしちゃいませんか?
実は、それって逆なんですね~。
やりやすい方、得意な方、充実感の無い方を沢山やった方が良いんです。
そういうときには、逆に左に倒す方を少し多めにやってみて、もう一度左右に倒して変化を確認してみてください。
以前とは変わってるはずです。
以前より苦手な方向が楽に出来るようになってることに気が付くのではないでしょうか?
これは前後でも左右でも、回転の動きでも一緒です。
そして、対象な動きではない場合もこれは同じ考えでやると良いです。
対象ではない動きとは、たとえば、バンザイをして上に伸び上がるような動きをする時とかです。
この時も、痛みが出たり、つらかったり、充実感があるところまではやらずに、その手前、一番楽に感じる所までを繰り返しましょう。
そうしてもう一度大きく伸び上がるようにして確認すると、以前とは感じが変わってきているのではないでしょうか?
どんなに複雑な体操であっても、このような事を考えながらやると、より効果が高まり、身体はよりしなやかに動くようになります。
つらくっても我慢して一所懸命にやるということは美徳のように思われていますがそれは大きな間違いで、それよりも、自然に出来るようになることを目指すと、身体ってもっと早く変わってくるんですね。
がんばるって事と、無理をするって事は違いますよ。
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カイシンさん、コメントありがとうございます。
知ってると当たり前のことなんですが、自分でも気をつけてないと、ついツライ方をやっちゃうんですよね。
子供の頃からのすり込みなんでしょうかね?
ついつい、がんばっちゃう。
最近は、気功とか練功法とかをやるときにもこれに気をつけてやってます。
基本の動作は左右対称だったりしますが、実際の身体はそうではないですからね。
動作を覚えちゃったら、後は自分の身体と相談しながら一番楽になる方法をとらなくっちゃなわけですから。
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パチパチパチ(`>ω)ノシ Ten先生、自分もすーっかり同じこと話してますよ!無理と頑張るは別物ですよねー(o≧v≦)o