歩き方ってとっても大事なので結構来られた人に説明することがあるんですが、
最近も来たお客さんに、
歩行の話をひとしきり説明してたら、
「プールでウォーキングしてるんです~。」
って・・・、
そっか、
水中でのウォーキングについては今まで考えたことなかったな~。
地上での歩行って、
八卦掌などで言う所の「平起平落」が基本で、あとはそれに重心の移動をどうスムーズに乗せるかだけなんだと認識してます。
最近色々流行ってるウオーキングの色んなの見ても、基本的に一緒なんですよね。
まあ、良くある、胸はって肘曲げて腕をいっぱい振って元気よく歩きましょう!
みたいな、運動不足解消以外には弊害しか無いだろうってのは論外として置いといて、
それ以外のホントに良いと言われてるのって結局一緒なんだよね。
その伝え方だったり方法論が違ってるだけで目的としてる所はほとんど一緒だと認識してます。
まっとうな伝統的な武術だったり伝統的な所作の中にある歩行もやっぱりこれと一緒。
平起平落で重心の移動で歩を進めるので、とっさの動きにも対応できるし、
予備動作無しに色のない動きが出来たりとか、節のない動きの元になるんですね。
まあ、伝統的なものってそれを伝えるのに見て覚えろ的なのがあったり、ホントの所は形が教えてくれるって言うことで自分で体得するしか無かったり。
で、出来るけど教えれないってことも多かったりするので、最近の色んな人の話はとても参考になるんですが。
で、水中での歩行なんですが、
水中だと浮力がかかるから、重力を上手く味方につけるのって出来るのかな?と思ってしまった。
どうなんだろ?
実際にはやってみないとわからないけど、やっぱり蹴り出さないと難しいような気が。
もしそうだとすると、プールなどでの歩行って原理的に地上での歩行と違うものになるような気がするんだよね。
ってことは、それを歩行のためのリハビリとしてやっちゃうと、変な癖がつくのかもって。
う~ん、どうなんだろ?
普通の人が日常生活を送る上ではそんなの全然問題にはならないんだろうけど、カラダを使う人がそういうリハビリとかしたら、もしかしたらパフォーマンスに影響出るのかもしれませんね?