ちょっと前に、ここにお邪魔した時に、インタビューゲームというのを初体験しました。

このインタビューゲーム、簡単に書くと、2人で組んで、自分と組んだ人の話をひたすらメモを取りながら聞き続けて、その聞いた内容を元に、自分が相手の人になった気になって自己紹介文を書いて発表するというゲームなのですが、結構面白かったです。

聞き役の人は発言のテーマを引き出す意外はひたすら聞き役にまわって相手の話を聞き続けるわけですが、結構話し出すと止まらなくなっちゃうもんで、いろんな事を話しちゃいました。

その後、相手になった気になって、相手の人の自己紹介を書くのですが、これも心理ゲームとしては非常に面白いですね。

宮本武蔵の五輪書の中に「敵になると云ふ事」というのがあるのですが、これを思い出しました。

「相手の身になって考える」なんて事をよく言いますが、こういう時って、どういう状況をイメージしますか?

結構ありがちなのが、「自分が相手の立場だったら」っていう思考なのではないでしょうか?

「自分があなたの立場だったらこうするよ」っていう様に。

ですが、これって実は「相手の身」になってはいないんですよね。「相手の立場」になっているだけで。

武蔵も「敵になりて思ふべし」って書いてますが、自分自身が相手になってしまうんですね。

こうやって考えると、相手になるっていうのは、3つのパターンがある事になります。

・相手の身になって、相手の立場に立って考える。

・自分のままで、相手の立場に立って考える。

・相手の身になって、自分の立場で考える。

なかなか出来ないですが、こういう事をちょっと心の片隅に置いておくとたまに役に立つ事もあります。