ども、Tenです。

今日は施術を受ける人(お客さん)の状態というか、良くなっていくステップみたいなものをまとめてみました。

最初これはGP法をメインに使ってる特定の人向けに書いてたものなんですが、

せっかくなので皆さんにもシェアしますね。

さて、整体を受けに来る人の状態って、どんな感じでしょうか?

もちろん色んな状態の人がいますが、ちょっと分類してみると面白いです。

何らかの慢性症状がある人ということで考えると、

1)全身の筋肉が硬直しているが、筋肉を押しても痛みを感じれない状態の人

2)全身の筋肉が硬直していて、筋肉を押すと痛みを感じることが出来る人

3)部分的に筋肉が硬直している人で、痛みを感じることが出来る人

4)部分的にコリや痛みがある人

5)部分的に違和感がある人

すごくザクッと分類するとこんな感じかな?

もちろんこんなに単純じゃないことも多いですが、シンプルに考えるとこんな感じ。

痛みを指標にして考えると、

慢性的に痛みが長く続いて、我慢してきた人というのは、

痛みそのものに慣れてしまって、段々鈍くなってきている

つまり、固くなった筋肉を押しても痛みを感じないようない状態になっている。

そんな人が多いですよね?

これが、上の

1)全身の筋肉が硬直しているが、筋肉を押しても痛みを感じれない状態の人

です。

まずは、そういう人には、

痛みを感じる所まで行ってもらうことが大事です。

痛みというのは、脳がカラダの異常を伝えるメッセージなので、それが正しく伝わっていないと、

カラダは修復しようという働きが上手く働きませんからね。

だから、まずは、鈍ってしまった感覚が戻るように、

痛みを感じれるように調整していく事が大事です。

そういう人には、あまり細かな所の調整というよりも、

全体的な緊張のレベルを下げることから入るのがスムーズだし無駄がないですよね。

具体的には、GP法のエキスパートコースの最後にお伝えしている、

全身の緊張レベルを一度に下げる方法をいくつか組み合わせることをメインにすると良いです。

こうしていくことで、上の

2)全身の筋肉が硬直していて、筋肉を押すと痛みを感じることが出来る人

の状態に持っていくことが出来ますよね。

この段階でも、全体的な緊張のレベルを下げながら、全体的な大きな痛み(圧痛)を取っていくということを意識するとスムーズに無駄なく次に移行していけます。

これも、具体的には、1)と同様に、

全身の緊張レベルを一度に下げる方法と、全身の圧痛を取る方法を組み合わせることをメインにしつつ、

緊張の原因を細かく見ながら、一番の大元の問題(よりプライマリーに近い場所)を見つけて対処していくと、さらに良いですね。

こうしていくことで、次の、

3)部分的に筋肉が硬直している人で、痛みを感じることが出来る人

に移行していけます。

この辺りから、大雑把な施術から段々と細かな施術に入ってくと良いですよね。

具体的には、いきなり大元の問題(よりプライマリーに近い場所)を探して、それについて施術をしていきます。

場所が間違っていなければ、それだけで大抵は8割位の全身の圧痛は変化します。

ここで再度チェックして、今のプライマリーにより近いものを探して、それについて施術をして・・・、

これを3回位繰り返して、

あとは全体を整えれば、勝手に変化していきます。

こうして、次の、

4)部分的にコリや痛みがある人

5)部分的に違和感がある人

へとスムーズに移行していくことが出来ます。

GP法の基本的な考え方ですが、

人には、「常に良くなろうとする働き」があるので、

それを邪魔しているものを取り除いて、

さらに、より良い状態を相手のシステムに提案することを丁寧にしていけば、

相手のシステムがその提案を受け入れれば、それを含めた状態で全てを再統合していくので、

あとは本人の力で勝手に良くなっていきます。

その働きの邪魔をせずに、最大限に利用する事をすれば、

どんどん良い状態に勝手に変わっていっちゃうんですね。