ども、Tenです。
今日はこんなネタで。
Tenは19才から新陰流という剣術をやってまして、
今は自分の稽古場をもって何人かにお教えしているんですが、
この参加者のほとんどが手技療法家なんですね。
Tenが過去に参加したセミナーで会った人だったりとか、色んな所で会った人たちが興味を持って来てくれてるんですが、
剣術をやるのって、自分の手技のレベルアップにはとっても良いなとTen自身も思ってますし、他の皆さんもそれを自覚しているみたいなんです。
なぜ、手技療法家が武術をやると良いのか?
整体をする時にカラダの使い方がちゃんと出来ると、なんでもないオーソドックスな方法で施術をしても、何故だかわからないけど効いちゃうんです。
それどころか、手技を使わなくても触れるだけでも、自分のカラダがちゃんとしてれば変化しちゃう。
さらには、触れなくても変化させることまでできちゃう。
これは武術的なカラダの使い方をするだけで勝手にそうなっちゃうんです。
この辺りはTenが主催しているGP法セミナーでもお伝えしているんですが、
やっぱり頭でわかってなんとなく出来ても実際に訓練しないとその辺りは身についてこないんですね~。
その中でも剣術です。
そして、Tenがやっているのは剣術なんですが、
武術の中でも剣術は非常に良いと感じています。
この剣術が良い理由は、
やっぱり竹刀や木刀という道具を使うってこと。
手技をやる上でまず大事になるのは、まっすぐブレずに節を作らずに正確に動くってことだと思うんですが、
道具を持っていると、それに動きが制限されちゃうというか規定されちゃうので、その中で自分のカラダを自由に使うっていうのは非常に難しくって、難しいからこそ動きの精度が必要になってくる。
さらには、木刀や竹刀を扱ってると、目に見えない所で木刀や竹刀がどこにどの角度であるのか?っていうのを感覚で知らないと行けないし、それを彼我の関係の中で認識しながらなので、自然と空間把握の練習にもなるんですね。
こういう事って、竹刀や木刀を持って稽古する中で、同じカタを何千回も何万回も繰り返しやることで身についてくるんです。
人って相当訓練を積んでも、全く同じ動きってなかなか出来ないもんですからね。
だから、全く同じ動きが出来るまで、何度も何度も繰り返し練習する。
僕なんて新陰流に入門して以来、同じカタを26年間やり続けてるわけです。
それだけやってても、まだまだ満足行くまで動けない。
でも、それを目指していくことで少しずつ自分の体を操作する精度が上がっていくんです。
人は自分の体を使っている精度でしか人の体は診れない
そして、人は自分の体を使っている精度でしか人の体は診れないんです。
カダラの使い方の精度が低いと、その精度で相手の動きや状態を見るので、大雑把にしか見ることが出来ない。
でも、精度が高いと、細かな動きや細かな変化までしっかりと認識することが出来るんです。
さらに、良い武術のカタって、それをやっているとカタそのものが、自分のカラダをどう支えばよいのかを教えてくれるようになってくるんです。
明確な基準というか、座標軸が出来るんですね。
明確な座標軸があって、その中でものすごく細かい精度でものを見ることができて、さらにスゴく細かい精度で操作することができれば、
なんでもない昔からある普通の手技だって、抜群に効くものになっちゃったりするんですね。
僕も駆け出しの頃、最初についた師匠の施術を見てて、
「なんでこんな簡単なことしかしてないのに良くなっちゃうの?」
なんて思ってたもんですが、その時の師匠が僕の最初の武術(柔術)の師匠でもあったのでそういうことが自然と出来てたんでしょうね。
そんなことを思うので、皆さんにも剣術をオススメしたいんですが・・・、
今はちょっと人数増えすぎちゃって僕のキャパオーバーで、もうしばらくは人増やせないので・・・、
その代わりと言ってはなんですが、Tenが今まで剣術だけでなく柔術や中国武術や日本の礼法やら、色々と学んできたもののエッセンスから施術家がカラダを作るのに良いだろうなと思うものをピックアップしてお伝えしながら一緒に稽古する稽古会、
「施術家のためのカラダの稽古会」
なんてのをたまにやってたりします。
今はまだTenのセミナー参加者限定で不定期にやってますが、もう少し希望者が増えてきたら定期的に開催しようかな~なんて思ってたりもします。